ニュウから白駒池・縞枯山方面を望む。
麦草峠西駐車場746-749麦草峠753-823白駒池分岐-910高見石930-1031中山展望台1041-1046中山-1105見晴らし台1110-1204ニュウ1237-1347白駒池(白駒荘)1353-1431麦草峠-1434麦草峠西駐車場
秋雨前線が停滞している。別の方面の登山を計画していたが、天気予報が芳しくない。どうせ晴れ間が望めないのなら、樹林帯を鬱々と歩くのもいいと思い北八ヶ岳へ。麦草峠の西側にある無料駐車場に車をとめる。雨は落ちていないけれど、空を雲が覆い、風が強い。天候のせいか、駐車場は6割程度しか埋まっていない。

(左)高見石への登り道。
何回も歩いた道だけれど、白駒池から高見石・中山・ニュウと周回しようと思う。少し歩けば、笹原広がる麦草ヒュッテの前に出る。北八ツらしい針葉樹と苔の道から、園地風の白駒の奥庭を通り、白駒池が近づけば木道が整備された遊歩道へ。白駒池に出る前に右折して高見石への登りへ。白駒荘横からの登り道よりは緩やかだが、このところの雨でぬかるみが多い。
(左)高見石へ登る。(右)中山への登り。
高見石小屋の前は、この天気なのに多くの登山者が行き交っている。高見石の上からは白駒池が眼下に望めた。中山方面に向かい、少し下った鞍部は水浸しで足の踏み場がないほど。その先は針葉樹林帯に、足元の岩が滑って歩きにくいだらだらした登りが続く。登りが緩み、少し行くと中山展望台。霧が巻き、遠望は得られない。中山山頂の先では、前方に北八ツの樹林帯を見渡すことができる。左手にニュウが岩峰をもたげていた。
(左)中山展望台。(右)中山南側から樹林帯を見渡す。左端にニュウの岩峰。
大岩の急勾配を下り、樹林の中を中山峠に進む。ニュウへの分岐を過ぎて、中山峠手前の天狗岳・硫黄岳が見渡せる見晴らし台まで行くが、山頂部は雲に隠れている。分岐までもどり、ニュウへは概ね緩い下り。ぬかるみと濡れた岩と木の根に気を配りながら下れば、ニュウの岩頭が目の前にあらわれる。岩の上に登れば、縞枯山方面から白駒池、中山から天狗岳・硫黄岳へと展望が広がっていた。雲も少なくなってきたようだ。
(左)中山峠北側の見晴らし台から雲に覆われた硫黄岳・天狗岳。(右)ニュウから硫黄岳・天狗岳を望む。
ニュウに到着したときは5~6人しかいなかったが、その後、いくつも大団体が到着。山頂やその下の広場は50人以上の大混雑となった。たしかに団体山行を組みやすい山域なのだが。早々に山頂から退散する。ニュウからは相変わらずの木の根と岩の道を下り、観光客の多い白駒池に出て麦草峠に戻った。至るところ水浸しで足元は泥だらけになってしまった。
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