2018年10月21日
鉢盛山 [旧波田町・黒川林道から](松本市/朝日村/木祖村)
鉢盛山山頂付近の反射板から北アルプスの展望
登山口732-810波田町避難小屋820-840朝日村分岐-930鉢盛山避難小屋-937鉢盛山(~反射板)1005-1011鉢盛山避難小屋1019-1101朝日村分岐-1116波田町避難小屋1140-1210登山口
信州百名山や三百名山に名を連ねる鉢盛山。登山そのものより、登山口までのアプローチに苦労する印象が強い。朝日村側からの林道が長らく通行止めらしいので、旧波田町の黒川林道から入ることにした。夏頃に偵察した際には笹が道を覆っていたが、ネットの登山記録を見るとその後笹刈りされたようなので登りに出かけた。
(左)登山口。右手の林道に進む。
新島々駅近くのコンビニで黒川林道ゲートの鍵を借りる。国道158号から黒川林道に入り、ゲートを開けて車を進める。舗装箇所もあるが、落石でパンクしないように慎重に進む。1時間ほどで登山口へ。車2台分ほどのスペースがある。「登山口」の標識に従って、折り返す林道の続きを歩く。軽四駆なら走れるかと思われる林道は笹と唐松に囲まれ、今朝の冷え込みで霜柱が見られる。
(左)波田町避難小屋。(右)笹刈りされたダケカンバの中の登山道。
3回折り返して歩けば、波田町避難小屋の前に出る。少し周囲は開けて穂高・槍が木の間に見える。その右手のハト峰には手が届きそうだが、いまは登山道も深い笹に覆われてしまったらしい。小屋の左から笹刈りされた登山道に入る。笹刈り後の歩きにくさはあるものの、緩急の登りはダケカンバから針葉樹林に入っていく。程なく朝日村側からの登山道が合流。切開きから中ア・南ア・八ヶ岳が望める。
(左)朝日村分岐から中ア方面が見渡せる。(右)深い針葉樹林帯の道が続く。
その先、左手に唐松の紅葉や笹原越しに展望が開けた後は、深い針葉樹林帯の緩やかな道。山腹の左を巻いた後、九十九折の急登で尾根上に登る。1~2cmの薄雪が道を覆う。傾斜が緩めばぽっかりと周囲が開け、権現の庭という小湿地。針葉樹林帯を進めば、すぐに鉢盛山避難小屋が左手にあらわれる。ジグザグの急登で鉢盛山の山頂に到着。三角点といくつかの祠がある。周囲は小高い樹木に遮られて展望はよくない。
(左)周囲が開け、権現の庭。(右)鉢盛山避難小屋は樹林の中。
その先、平坦路を数分進めば反射板が立つ広場に出る。ここは絶景。目の前に穂高・槍・大天井から常念へと、少々見慣れない角度で北アルプスの連なりが広がる。左には乗鞍と御嶽。右手の北信の山々や八ヶ岳方面は薄雲に霞んでいる。下山は往路をそのまま戻った。途中、出会った登山者は1組2人のみ。ほぼ針葉樹の山なので紅葉のはなやかさはなかったが、秋晴れの中、ところどころの展望を楽しむことができた。
(左)鉢盛山山頂。展望はよくない。(右)山頂先の反射板の広場から絶景が広がる。
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