2019年02月10日
和田峠から三峰山(長和町/下諏訪町)
緩やかな草原状の稜線をたどり三峰山へ
東餅屋ゲート925-935和田峠農の駅-954古峠(旧和田峠)-1030和田峠山北峰(1722三角点)1035-1053大岩(1748標高点北)-1128三峰山1158-1244和田峠山北峰-1308古峠-1321和田峠農の駅-1331東餅屋ゲート
三峰山は草原に覆われた展望のよいピーク。霧ヶ峰と美ヶ原の中間に位置し、以前両者をつないで歩いたときに山頂を踏んだはずだが記憶は曖昧。すぐ東側をビーナスラインが走っているので、簡単に登れる山という印象がある。しかし、冬期はこの区間は通行止となるので、もっぱら和田峠から稜線をたどる道が歩かれているようだ。
上田方面から国道152号を南下し、旧道の和田峠トンネル方面へ。東餅屋のビーナスラインへの取付け道路入口に冬期はゲートがある。ゲート前は6台ほどの駐車でいっぱい。少し離れた路側余地に駐車する。思ったよりも天気はよい。スノーシューを持つか迷ったけれど、車に置いてツボ足で歩きはじめる。
(左)旧和田峠スキー場の脇を登る。(右)古峠(旧和田峠)。
ビーナスラインへの取付け道路は、先人のトレースを追って歩く。ビーナスラインに合流し、和田峠の「農の駅」の前から旧和田峠スキー場ゲレンデの右(北側)に沿って登る。ところどころ踏み抜いても足首ぐらい。ゲレンデ跡には植林の幼樹が白くなっている。ひと登りで多くの案内板などが設置されている古峠(旧和田峠)。直進と左折にはトレースがない。右折して登る道は、土が出ているところも。
(左)鞍部から和田峠山北峰への登り返し。(右)振り返ると八ヶ岳と鷲ヶ峰。
振り返れば鷲ヶ峰などの山並。蓼科山は雲の中。「和田峠1.1KM扉峠5.6KM」の道標を過ぎ、その先の小ピークを越える。鞍部から登り返す道から振り向けば、八ヶ岳と富士山が望めた。尾根に登り着いて右折。樹林帯の中、稜線右下を巻く道をたどり、「和田峠1.9KM扉峠4.8KM」の道標で左に入れば和田峠山北峰(1722m三角点)。はじめて、これからたどる三峰山への緩やかな山並が見えた。
(左)和田峠山北峰から望む三峰山。(右)雪が少し溶けた帰路には羊?が出現。
少し下った先で樹林帯を抜け、草原の展望が開ける。白と薄緑のコントラストが美しい。前方は雲が覆うけれど、振り返ると八ヶ岳・富士山・南アルプスの展望。道はところどころ土や草が出ていたり、吹き溜まりがあったり。私はアイゼンなしで歩いたが、部分的には軽アイゼンをつけた方が安心できる箇所も。右下には雪に埋もれたビーナスラインが見える。
草原の緩やかな稜線はやや左へと曲がり、少しずつ勾配をあげていく。もう山頂かと思わせてからが少し遠いけれど、まずは三角点があらわれ、その先に山名標が立てられた三峰山に到着。遮るもののない山頂。前方には鉢伏山、その右下に松本平が広がる。北アルプスは残念ながら、雲に覆われている。その右手には美ヶ原。左手には諏訪湖の向こうに中央アルプス、さらに南アルプス・富士山・八ヶ岳。
(左)三峰山山頂。前方は鉢伏山。(右)三峰山から美ヶ原を望む。
思ったよりも雲が多いけれど、北アルプス以外の展望は概ね得られた。今日は風も強くなくて、山頂に佇んでいてもさほど寒さは感じない。下山は往路を戻った。途中出会った登山者は4組5人。スノーシューをつけていたのは1人だけだった。
(左)稜線を振り返ると正面に富士山。右に南アルプス。
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