2019年11月04日
霊仙寺山~飯縄山(長野市/飯綱町/信濃町)
霊仙寺山頂から飯縄山を望む
霊仙寺跡駐車場709-719五社権現奥ノ院跡-822上村分岐827-851「霊仙寺山頂1時間」の標識-942平坦地(1740m)-1003霊仙寺山1018-1104飯縄山1114-1202霊仙寺山1233-1249平坦地-1317「霊仙寺山頂1時間」-1336上村分岐1342-1423五社権現奥ノ院跡-1434霊仙寺跡駐車場
近場の山なのになかなか登る機会がなかった霊仙寺山。飯縄山の付録のような山というのが大方の見方では。しかし、飯縄山の山容は霊仙寺山があってはじめて引き立つと思う。ヤブっぽい山かと思っていたが、道はよく踏まれ迷うようなところや危険な箇所はなかった。倒木や湿った落葉で滑りがちなところは随所にあったが。道中、石碑などが随所にあって信仰の山でもあったことがしのばれた。
(左)登山口。左折の先に駐車場。(右)五社権現奥ノ院跡。登山道は右へ。
いいづなリゾートスキー場から北に向かい、「霊仙寺跡」の案内板で左折。霊仙寺集落の中を進み、未舗装になった先に「霊仙寺山登山道」「(左折)霊仙寺跡駐車場」の道標。左折してすぐの駐車場にとめる。先刻の林道に戻ってもいいが、駐車場脇の「二ノ鳥居沓石」標柱の先へ進む。「前宮跡」「講堂跡」と霊仙寺の跡を通り過ぎると杉並木となり、石段を登った先には「五社権現奥ノ院」の標柱。
いまは小さな石祠が佇んでいる。道標で右折すれば、山腹をトラバースして尾根の突端へ。左折して尾根上をたどる。霧が覆う天候のせいか、ややくすんだ紅葉の広葉樹林帯。尾根上の登りは、広く穏やかな尾根をたどる箇所も。「霊仙寺山頂1時間50分」「1時間30分」の案内板に出会うが、時間は少々健脚向けではないかと思う。右手は唐松、左はカンバ類や雑木。
(左)登りはじめは紅葉の道。(右)上村分岐。道標はない。
右手の尾根に登り返した後、勾配が徐々に増して、ゲレンデ内を登る道への上村分岐に到着(標高約1330)。道標はないが、マークと道は明瞭。その先も一本調子の登りが続く。岩の上から生えたような樹木があり、標高1500m付近に「霊仙寺山頂1時間」の案内板。カンバ類の林相が美しく、単調な登りの気分を紛らわせてくれる。
(左)あと1時間。時間は少々健脚向け。周囲は白樺林。(右)標高1740付近の平坦地。
標高1650m付近で左へトラバース気味の平地があり、その先はさらに急な直登。標高1740付近の平坦地では、晴れていれば左に展望が開けるのだろう。常緑の低木が目立つようになる。右に折れ、笹原と樹林帯を交互に折り返しながら登る。尾根の左側に出たところでは、背後の雲間から飯縄山を望むことができた。青空が見えて、元気が出てきた。
(左)霊仙寺山へもう少し。青空が広がった。(右)霊仙寺山頂。疎林の向こうは戸隠連峰。
飯縄山への分岐を過ぎて笹原をひと登りすれば霊仙寺山の山頂に到着。北から東は雲に覆われているが、南に飯縄山、北西の疎林越しに戸隠方面の山並みが見渡せた。せっかくなので飯縄山まで足を延ばす。いったん下り、その先は針葉樹林帯の中、岩の段差や木の根で歩きにくい道が続く。最後に滑りやすい急登があって飯縄山の山頂へ。
(左)飯縄山へ針葉樹林帯の中を進む。(右)飯縄山の山頂。高妻山は雲の中。
さすがに10数人の登山者でにぎわっている。ここも東と北の展望は雲の中。高妻山のピークを見たいと思ったが、そちらも雲の中。霊仙寺山まで戻り昼食休憩した後、往路を下山した。午後は天候が回復するはずだったが、下山時も深い霧に覆われた中を下ることになった。霊仙寺山に限れば、途中出会った登山者は1人だけだった。
(左)飯縄山北側から見た霊仙寺山。
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