2020年01月25日
黒斑山~蛇骨岳(小諸市/群馬県嬬恋村)
右手に浅間山を見ながら蛇骨岳を目指す
車坂峠(高峰高原ビジターセンター駐車場)842-(表コース)-938槍ヶ鞘-952トーミの頭1003-1023黒斑山1028-1051蛇骨岳1119-1149黒斑山-1202トーミの頭-1209中コース分岐-(中コース)-1245車坂峠
初級雪山の定番である黒斑山へ。浅間山をはじめとする展望が楽しみ。車坂峠への路面にもまったく雪がない。朝8時、ビジターセンター裏の残り少ない駐車スペースに車を滑り込ませる。快晴の土曜日、人気の山だけあって山中で行き違った登山者は100人近くにのぼる。道はよく踏まれていて、私も含め軽アイゼン着用者が多かった。
(左)車坂山を越えた鞍部から黒斑山方面を見る。(右)振り返ると北アルプスの展望。
車坂峠から表コースを歩き始める。車坂山を越えて針葉樹林帯を登り振り返れば、高峰山越しに北アルプスが見えるように。樹林帯の出入りを繰り返し、背後に北アルプスの展望を確認しながら登る。黒斑山には簡単に登れる山という先入観があるためか、意外と息が切れる。痩せた尾根を経由して登れば前方に浅間山の姿が見えてくる。すぐに噴火シェルターを経て、槍ヶ鞘に出る。目の前に浅間山の全景が広がる。
(左)槍ヶ鞘からの浅間山。左の崖の際をトーミの頭へ。(右)トーミの頭への登り。
左手に見える崖の際を急登する。振り返ると南アルプスや八ヶ岳、そして富士山が霞んでいる。登り詰めれば岩がちなトーミの頭。ここからも浅間山の姿が大きい。振り向けば、北アルプスの連なりが一直線。樹林帯の中、小ピークをひとつ越えて登れば、手狭な黒斑山の山頂に到着。風もなく穏やかだ。
(左)トーミの頭から黒斑山・蛇骨岳方面の稜線。(右)トーミの頭から正面に浅間山。
右手に浅間山を見ながら思案し、まだ時間も早いので蛇骨岳まで足を延ばすことにする。しっかりとトレースがある樹林帯の中の緩やかな下り。その先は、右手に浅間山の展望が開けたり、樹林帯に入ったり(冒頭写真)。斜面をトラバースする区間は、展望は素晴らしいけれどトレースは狭い。右手谷側は急な崖であり、すれ違いなどでは少々緊張する。踏み抜くと膝まで埋まる。
(左)黒斑山の山頂。(右)蛇骨岳から北信五岳・四阿山方面。
到着した岩峰の蛇骨岳からは、浅間山や富士山・八ヶ岳方面の展望に加えて、北側に北信五岳・四阿山から草津白根方面の展望が広がっている。冷たい風が吹いていて、岩陰で休憩をとる。何人かの登山者が訪れては去っていく。展望を楽しんでから来た道を黒斑山まで戻ると、黒斑山山頂は40人近い登山者であふれていた。
(左)蛇骨岳から奥秩父連山の上に富士山を望む。(右)蛇骨岳山頂の標柱。
黒斑山からはトーミの頭を経て、分岐で右折して中コースを下る。樹林帯の中を淡々と下り車坂峠へ戻った。途中、スノーシューの10数人のグループとすれ違った。今日の道の状態ではスノーシューは不要と思えるが、体験ツアーのようなものかもしれない。さほど寒くもなく、快晴に恵まれた登山となった。
(左)トーミの頭から、槍ヶ鞘の向こうに八ヶ岳連峰が浮かぶ。
同様のコースの記録はこちら → 「黒斑山~蛇骨岳(2022年12月27日)」
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください