2020年03月21日
四阿屋山~大沢山(筑北村)
大沢山の山頂。わずかに北アルプスを望む。
栃平沢登山口823-914四阿屋山925-955[1322南側ピーク]-1040[1429ピーク]1048-1106大沢山1132-1154[1347ピーク]-1226林道に出る1230-1313栃平沢登山口
久しぶりの里山歩き。筑北の四阿屋山は案内板も整備され、気軽に登れる里山。過去に北と西から登っている。一方、大沢山は周辺の最高峰ながら知名度はいまひとつで、空峠から登るのが一般的。今日は両者をつないで歩く。坂北駅前から東に車を走らせる。四阿屋山林道(舗装)に入り、中村登山口・刈谷沢登山口を過ぎて栃平沢登山口へ。5台ほどの駐車スペースがある。
(左)栃平沢登山口。(右)右・雑木、左・赤松の尾根を直登。
登山口の案内板から階段を登り、数回折り返して尾根上に出る。この赤松の尾根を直登していく。道はよく踏まれている。途中から、右手は雑木林となり、木の間に後でたどる尾根が見える。最後は尾根を外れ左の山腹を巻き気味に登って、四阿屋山の山頂に到着。左手に北向きの神社の建物があり、この季節ならブナの木越しに北信五岳が見える。反対側にはわずかに北アルプスを望む。
(左)四阿屋山の山頂。左にわずかに北アルプス。(右)四阿屋山から北に北信五岳。
細長い山頂広場を南東に進み、大沢山への尾根へ。この先、道標やテープマークはないし踏み跡も不鮮明。尾根をたどればいいので別に難しくはないが、尾根の分岐では方向を確認する必要がある。緩やかな下り基調の尾根筋を進み、小ピークをいくつか越えて行く。振り返ると樹間に四阿屋山。左は雑木から唐松へ、右は雑木に赤松が混在する。
(左)1379北面の急登へ。(右)1429ピーク。「大沢山へあと30分」の案内板がある。
緩やかな道も1322(南側)を過ぎた鞍部まで。1379北面は雪も残る急登で少し苦労する。次の鞍部から登り返す屋根は左に曲がり、雑木の中、1429に突き上げる。「大沢山 あと30分」の案内板があり、北側樹林の上に冠着山。その先に北信五岳が霞む。目の前の大沢山に向け、急な下りから岩がちな痩せ尾根状の急登へ。2度目の訪問となる大沢山は樹林の中で展望はないが、樹間から北アルプスがかすかに望める。
(左)大沢山の山頂。(右)大沢山西尾根を下る。
車の回収も考えて、大沢山からは明瞭な道のない西尾根を下ることにする。明るい日が差し込む雑木や唐松の尾根をたどるのは楽しい。途中、いくつか小ピークを越える。標高1250mを切ると、赤松の尾根となる。赤松の中の小ピークで後立山方面を望む場所が一箇所。最後は林道際が崖のようになっているので、右側の雑木林を適当に下って舗装林道に降り立つ。
(左)大沢山西尾根途中から後立山連峰を望む。
あとは林道を北に歩いて駐車場所に戻った。尾根筋がはっきりしていて、思ったよりも難しくなかった。展望が開ける場所がほとんどないのは残念だが想定内。春の日差しの中、久方ぶりに明るい雑木林の尾根を歩くのは気持ちよかった。なお、「入山禁止」の張り紙がところどころあるから、松茸の季節の登山は控えたい。下山後は、西条温泉「とくら」で温泉に入ってから帰途についた。
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