2020年04月17日
カシガリ山とガボッチョ(茅野市)
ガボッチョから蓼科山と八ヶ岳連峰を望む
駐車場所(ビーナスライン伊那丸富士見台駐車場)1121-1154カシガリ山1159-1223短絡路分岐(踏み跡不明瞭)-1232広道に出る-1255「1681峰」-1300ガボッチョ1320-1358駐車場所
車山から南に向かって標高を下げていく霧ヶ峰の山腹。いくつかの谷を刻んで茅野の平地に落ちていく前に、そうはさせじと頭をもたげているピークがカシガリ山とガボッチョである。ビーナスラインの伊那丸富士見台駐車場から比較的短時間で到達できる。ただ、道標の類はないし一部踏み跡程度の場所もある。草原を歩くので展望は素晴らしい。
(左)駐車場所から広い道をたどる。(右)緩やかな下りでカシガリ山へ進む。
他に車のいない駐車場から広道を南に向かって進む。すぐ分岐があるが、両方向とも車止めがある。まずは左のカシガリ山へ。道には所々雪が残っている。左・草原、右・唐松の広道を緩やかに登れば正面に蓼科山を望む小ピーク。ここからは緩い下りの道となる。正面に八ヶ岳を望みながら、季節にはレンゲツツジの群生が見られるであろう、灌木が点在する草原を進む。下りが終わって平坦になったあたりから、白樺など樹林が多くなる。
(左)車山方面の展望。(右)カシガリ山から蓼科山を展望。
小ピークを緩やかに超えて登り返せば、カシガリ山の山頂。三角点と手製の山名板がある。南と西は樹林に囲まれているが、東に蓼科山、北に車山を望める。どちらかというと、ここまでの道中の方が見晴らしがよい。来た道を戻るが、復路は緩やかな登りである。途中、ショートカットのつもりで左に折れ、地形図上の破線をたどったが踏み跡は不明瞭。それでも唐松林を下り、ガボッチョへの道に出る。
(左)ガボッチョを正面に見て進む。(右)1681へカヤトの急登。
こちらも林道のような広い道が谷筋を緩やかに下っている。右は草原、左は唐松。正面の谷筋を避けるように、道は右へ曲がる。正面にガボッチョが意外な高さでそびえている。道が西に向かって下りにかかるところ、左に折れて1630圏のピークへカヤトを漕いで登ってみる。さらに鞍部を介して、1681峰へカヤトの直登。けっこう急斜面で、今日唯一の登りらしい登り。
(左)1681からガボッチョが目の前。(右)ガボッチョから南アルプス方面。
1681に登れば、鞍部を介してガボッチョは目の前。気持ち良いカヤトの中を歩いてガボッチョにたどり着く。視界は360度。東には蓼科山から八ヶ岳の峰々。北は笹原から連続して車山。南には茅野の平地の向こうに南アルプスが霞んでいる。西はグライダー滑走路が見えるが、晴れていればその先に北アルプスが見えるのだろうか。
(左)1681との鞍部北側から車山を望む。
下山は1681峰を経由せず、その手前の鞍部から左に下り、赤テープの箇所を右に曲がると明瞭な道となった。道は次第に広くなり、1630圏ピークの北側で往路に重なる。そのまま進んで駐車場所に戻った。薄雲が多かったけれど、それでも広々とした展望を楽しむことができた。
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