2020年05月17日
三城から百曲り経由で美ヶ原(松本市)
笹原が広がると山上台地まであと少し。
三城いこいの森・百曲り登り口936-1004広小場1009-1102百曲り園地-1111塩クレ場-1117百曲り園地-1122岩頭で休憩1139-1213王ヶ頭-1230王ヶ鼻1241-1248八丁ダルミ-(二人の小道)1315分岐1322-1346ダテ河原-1402車道(三城荘前)
美ヶ原は車で山上台地まで到達できるけれど、尾﨑喜八が「世界の天井が抜けたか」と表現した、百曲りからの登りを一度経験したいと思っていた。道標も多く、終始しっかり整備された道が続いている。
(左)四阿のある広小場。(右)樹林の中を折り返し登る。
三城いこいの森の建物の脇に地図や道標があり、それに従い樹林の中の緩やかな道を進む。一度、舗装道に出てその先で右の山道へ。沢沿いに進めば、山桜の下に四阿のある広小場へ。ここで左折して百曲りを登る。曲がった数を数えていたが、途中でわからなくなった。実際は40曲りくらいではないだろうか。歩きやすい傾斜で折り返しながら、小気味よく標高を上げる。新緑の雑木林に、ときに針葉樹や唐松林があらわれる。
(左)南に鉢伏山が見える。(右)前方に茶臼山への稜線が見えてくる。
標高1,800mを過ぎると木々はまだ芽吹いておらず、樹間に展望が開けてくる。南側に鉢伏山が大きい。標高1,900m近くになると草原が広がる。前方には茶臼山につながる稜線が見え、美ヶ原山上台地への期待が膨らむ。最後もいくつか折り返して登り、百曲り園地に登りつく。そのまま広い道を塩クレ場まで進むが、未踏のアルプス展望コースを歩きたいと思い返し、百曲り園地まで引き返す。
(左)アルプス展望コースから王ヶ頭方面を望む。北アルプスには雲がかかっている。(右)王ヶ頭直下。
美ヶ原の南側の崖際につけられたアルプス展望コース。最初の岩頭部で休憩したが、残念ながら雲が多くて南アルプスの一部や乗鞍あたりが見えるだけ。槍穂高あたりは厚い雲の中。それでも気持ちの良い道が王ヶ頭へと続いている。板状の鉄平石が多くなり、最後は道標に従って右に直登して王ヶ頭へ。数グループが休んでいるのを見て、そのまま王ヶ鼻へ向かう。
(左)王ヶ頭。(右)王ヶ鼻。前方に南アルプス。
広い道から山道に入り、山上台地の西端へ。やはり見えるのは乗鞍あたりだけ。振り返ると南アの一部が見える。そのまま直進し、八丁ダルミへ石ガラガラの下り。左折して二人の小道に入る。名前からして遊歩道的な道を想像していたが、意外と歩きにくい細い道。樹林帯に出入りしながらの巻道だが、前方の八ヶ岳は先ほどよりも雲が少なくなった。左手に岩峰が見えたり、山桜が咲いていたり変化豊かな道。
(左)二人の小道から右前方に八ヶ岳。
ガレた場所の分岐道標で右折すれば、唐松林の中の歩きやすい下りに。大きく折り返しながら下ると、いったん林道に合流。その先、道標で右折して唐松林を下れば車道(三城荘前)に下りついた。観光地のような山と見られがちだが、こうして歩いてみて多くの魅力が感じられた。
類似のコースの山行記録はこちら
→ 「2024年11月7日 [美ヶ原]王ヶ頭・王ヶ鼻……百曲り↑ダテ河原↓」
→ 「2023年11月2日 [美ヶ原]王ヶ頭……百曲リ↑ダテ河原↓」
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