鐘分岐手前から見上げる湯ノ丸山
地蔵峠911-936鐘分岐-942中分岐-1003小梨平鞍部-1038烏帽子岳1043-1113小梨平鞍部-1147湯ノ丸山1158-1222鐘分岐-1242地蔵峠
別のマイナーな山を計画していたが、登山口までの林道が通行止め。急遽、近くの山に転戦を考えたけれど、結局のところ勝手知った湯ノ丸へ。地蔵峠には結構、車がとまっている。キャンプ場を通る道は工事中通行止めとなっているので、第1リフト沿いにゲレンデを直登する。トレーニングも兼ねて速めに歩いてみる。
(左)小梨平付近から烏帽子岳を見上げる。(右)烏帽子岳稜線への登り。
リフト終点からは斜度が緩み、正面に湯ノ丸山が見える。季節を変えて何度も訪れている山だが、レンゲツツジ直前のこの季節ははじめてかもしれない。唐松や白樺の新緑が目に鮮やか。このまま湯ノ丸山だけ往復するのでは物足りないので、鐘分岐で左折して中分岐に下り、南側山麓を巻く道をたどって小梨平の鞍部へ。見上げる烏帽子岳の稜線は緑がまぶしい。
(左)烏帽子岳への稜線。右に四阿山。(右)烏帽子岳から見る北アルプスは概ね雲の中。
やや左へ斜上トラバースで登れば、稜線にたどり着き視界が開ける。残念ながら北アルプスは大部分が雲に覆われている。少々の登りで小烏帽子岳を越えて、正面に烏帽子岳、右手前方に四阿山を見ながら緩やかに進む。太陽の光は暑いが、稜線上に風が吹くと涼しい。最後に岩がちな登りがあって烏帽子岳山頂。雲が多くて、遠景はあまり優れない。
(左)小梨平付近から湯ノ丸山を見上げる。(右)湯ノ丸山から浅間山方面。
小梨平鞍部まで戻り、湯ノ丸山へ登り返す。いつもながら結構な急登だが、距離は知れている。足元の小さい花を見ながら登る。白いのはミネズオウだろうか。振り返ると烏帽子岳の稜線。湯ノ丸山にたどり着く頃には、雲はさらに広がってきた。東の方角からは雷鳴も聞こえてくる。雲が山腹に影を落としている。大休止といきたかったが、早々に地蔵峠に向かって下った。思ったよりも多くの人とすれ違った。
3年前7月の様子はこちら → 「烏帽子岳~湯ノ丸山(2017年7月2日)」