2020年07月19日
岩菅山~裏岩菅山(山ノ内町)
クルマユリ咲く稜線を裏岩菅山へ
聖平登山口730-740小三郎小屋跡-800アライタ沢出合-841中間点-917ノッキリ922-952岩菅山958-1038裏岩菅山1048-1131岩菅山1205-1226ノッキリ1231-1253中間点-1327アライタ沢出合1332-1352小三郎小屋跡-1400聖平登山口
いつまでたっても梅雨が明けないので、夏山の計画をどうするか悩んでいる。コロナや大雨・地震などの影響も考えなければならない。とりあえず今日は晴れの天気予報の県北部の山を考えて、岩菅山に向かう。過去に登った時にはあまり天気が良くなかったし、裏岩菅山にも足をのばしてみたい。
(左)上条セギに沿う道。(右)アライタ沢出合。
志賀高原を走り聖平の登山口に車をとめる、先着は7台ほど。まだ駐車スペースに余裕はある。まずは直線状の木段・石段の登りで小三郎小屋跡へ。目の前、左右に上条セギが流れている。左折して、この江戸時代につくられた農業用水路に沿って平坦路を進む。20分ほどでアライタ沢出合。岩盤を流れる沢を木橋で渡り、左手の山腹に取り付き、大木の多い樹林帯を木段のジグザグで急登する。
(左)左手樹間に岩菅山を望む。(右)寺子屋山からの道を合わせるノッキリ。
傾斜が緩むと1739標高点。ぬかるんだ緩やかな道を経て小丸太階段の登りに。緩やかな階段状の登りは傾斜を増し1893標高点へ。すぐ先に「中間点」の案内板がある。周囲は針葉樹やダケカンバ。ゴゼンタチバナが道脇に咲いている。ここから道は尾根上をたどる。笹と樹林の中、ときどきは左の樹間に岩菅山を望める。道は尾根を左に外れ緩やかになり、寺子屋山からの道を合わせるノッキリへ。ベンチがあり、ここで左折。
(左)岩菅山への登り。(右)志賀高原の山々を振り返る。
すぐに樹林帯を出ると、目の前に岩菅山が大きくそびえている。笹原の中、足元がガラガラした登りはだんだん傾斜を増していく。急登を経て岩菅山の山頂に到着。数人の登山者がいるだけ。梅雨の晴れ間といっても雲は多く遠望はきかない。しかし、志賀高原付近のおもだった山々は望むことができた。予定より時間も早いので、裏岩菅山に向かう。
(左)岩菅山の山頂。向こうに裏岩菅山が見える。(右)稜線上から岩菅山を振り返る。
ここからは稜線歩き、といってもそれなりの登り下りはある。急な下りで一度標高を落とす。道脇にはさまざまな花が咲いているが、目に付くのはクルマユリ。ハクサンチドリやハクサンボウフウも笹原の中で目を楽しませる。日差しは暑いが、稜線を渡る風は涼しい。展望のよい笹原の稜線を緩やかに上下していく。
(左)裏岩菅山へ稜線を進む。(右)シャクナゲ咲く裏岩菅山手前。
やや急な登りで標高2,300mを越えれば、あとは緩やかな道。道脇にシャクナゲを見ながら裏岩菅山に到着。先行者がひとり休んでいた。雲が多くなってきたが、その中、北東に続く烏帽子岳方面の切り立った稜線が目をひく。北側にはゲレンデをまとった焼額山。下山は往路をもどった。天気は下り坂。距離や時間が適度なのか、トレランの人を多く見かけた。
(左)裏岩菅山の山頂。烏帽子岳方面の稜線が見える。
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