2020年07月30日
志賀高原[大沼池~赤石山](山ノ内町/群馬県中之条町)
赤石山山頂付近から大沼池を望む
大沼池入口834-930大沼池北(大沼林道終点)-946大沼池東(レストハウス前)955-1042稜線(忠右衛門新道分岐)-1103赤石山1142-1157忠右衛門新道分岐1202-1237大沼池東1245-1302大沼池北-1350大沼池入口
天気予報は曇だったはずだが、大沼池入口に車をとめると小雨が降っている。どうしようか悩んだが、場合に寄っては大沼池で引き返せばいいと考えて歩きはじめる。数日後には梅雨明けが見込まれているけれど、長引く梅雨空に我慢できずに出かけてきた。他に一組、出発を躊躇っているグループがいた。林道が通行止めとなっていて、横湯川支流沿いの山道を歩くよう案内掲示されている。
その指示に従い、ウツボグサの咲く平坦地から、笹と樹林帯に囲まれた緩やかな登りをたどる。傾斜がやや下りに転じて林道へと合流する。昔歩いた記憶は曖昧で、簡単に大沼池に到達した気がしていたが、歩きはじめから大沼池の北端まで1時間ほどかかる。雨はすっかり上がったが、周囲の山並みは雲に包まれている。
(左)大沼池を北端から望む。(右)稜線へは階段状の急登が続く。
大沼林道終点は大沼池の北端にあたり、目の前にエメラルド色の水面が広がっている。池の畔の東側をたどりレストハウスの前に出る。多くのベンチが置かれているが、他に人はいない。ここから赤石山を目指すのは未踏の道。最初は緩やかだが、すぐに細丸太の階段状の急登が連続するようになり汗を絞らされる。両側は背の高い笹と針葉樹林。
(左)稜線に出たところ(忠右衛門新道分岐)。(右)赤石山手前へ岩峰への登り。
我慢して登れば稜線上に出る。ベンチが置かれ、文字の読めない古い案内板がある。ここで左折。周囲の樹林は少し疎らになった気がする。振り返ると鉢山方面への稜線が雲の中から浮かんでいる。道はこれまでよりも緩やかな登り。赤石山直前はザレた赤砂の急登。ひとつ岩峰を越えて、次の岩峰が最高点か。その右手の樹林の中、大高山方面との分岐点に赤石山の山頂標識があった。
(左)赤石山。岩峰の右手樹林内に山頂標識がある。(右)赤石山の山頂標識。
山頂一帯は涼しい風が吹いている。2つの岩峰の間の稜線で休憩とする。周囲の赤い砂礫が赤石山の名前の謂れか。雲が晴れてきて、眼下に大沼池が見える。その向こうの志賀山は山頂を雲に隠している。雨を覚悟していたので、この程度の展望でも上出来。下山は四十八池経由なども考えたが、時間の制約もあり往路をそのまま戻った。帰りの大沼池では何人かのハイカーとすれ違った。
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