小天狗の先の展望地。晴れていれば前方に赤岳が望めるが。
県界尾根・野辺山登山口840-905防火線の頭-1013小天狗1018-1025展望地-1043「2258標高点」1046-1102展望地1123-1129小天狗-1216防火線の頭-1232登山口
県界尾根の野辺山口は、赤岳への登路の中でも地味な存在だと思う。県界尾根を赤岳まで日帰り往復する健脚者もいるが、私には厳しそうだ。今日はリサーチも兼ねて行けるところまで。梅雨明けが発表されたが、八ヶ岳の山並みは雲に覆われていた。登山口への道も途中からダートになり、防獣柵を開けて進む。20~30台は駐車できようかという登山口に、他に車の姿はない。
(左)県界尾根・野辺山登山口。(右)防火帯の中の登山道。
登山届箱とWCも設置された登山口から歩きはじめる。左右は唐松の植林。その中に笹に覆われた防火帯が続いている。防火帯につけられた、笹刈りされた登山道を緩やかに登って行く。20分強も歩けば防火帯は終わって樹林に入り、緩やかなピークに「防火線の頭」の三角点がある。その先はしばらく緩やかな道。
(左)防火線の頭は樹林の中。(右)崩壊地から清里方面の展望。
周囲は徐々に薄暗い針葉樹林帯となり、尾根も少しずつかたちを整え、斜度も増していく。標高1980m付近から左手は崩壊地となり、その際を登る。ところどころ急登となるが、清里方面の視界も少しは得られる。その先は痩せ尾根状の岩の多い急登。左から尾根が合流するあたりは、深い樹林の中、道を笹が覆いわかりにくいが赤マークが導いてくれる。
(左)痩せ尾根の急登。(右)清里からの道と合流。
緩やかに尾根を登ると清里からの道と合流。すぐその先が小天狗のピーク。この先、道は緩やかになる。深い樹林帯と開けた場所が交互。2258標高点まで歩いてみるが、赤岳方面は雲の中で展望は開けない。今日は2258標高点までで折り返し、小天狗の少し西側の展望地に戻り休憩した。以前、赤岳を仰いだ場所だが、今日は雲の中。帰りは往路をそのまま戻った。登山口も整備され、赤テープも随所にあり歩きやすかった。
【関連する記事】