2020年08月14日
爺ヶ岳 [柏原新道 往復](大町市/富山県立山町)
爺ヶ岳中峰から南峰と立山・剱岳を望む
扇沢・無料第2駐車場540-545柏原新道登山口-702駅見岬707-750水平道755-820ガラ場-852種池山荘910-948爺ヶ岳南峰955-1012爺ヶ岳中峰1023-1037爺ヶ岳南峰1121-1147種池山荘1155-1215ガラ場-1230水平道-1258駅見岬-1355柏原新道登山口-1402駐車場
朝5時20分、登山口間近の駐車場は満車だったが、少し離れた扇沢無料第2駐車場にはまだ空きがあった。やはりコロナの影響なのか、お盆休みなのに登山者も例年よりは少ないようだ。扇沢橋を渡り、登山相談所に登山届を提出して歩きはじめる。最初は樹林帯の中を折り返しながら登る。若い人たちに次々と追い抜かれる。
(左)駅見岬から針ノ木岳と扇沢駅を望む。(右)左手前方に稜線と種池山荘が見えてくる。
ケルンや駅見岬を通り過ぎ、道は折り返しを挟みながら、尾根の左下を比較的緩やかに登る。左手樹間には種池山荘の稜線や針ノ木岳が見え隠れする。石畳風の道を経て、中間部はダケカンバが多い歩きやすい水平道。ガラ場を過ぎ最後に富士見坂・鉄砲坂を登れば視界が開ける。ハクサンフウロやエゾシオガマなどが咲く中を登って種池山荘に到着。
(左)花を見て種池山荘へ到着。(右)種池山荘前から針ノ木岳・蓮華岳を望む。
種池山荘前では20人ほどの登山者が休んでいた。花畑越しの針ノ木岳・蓮華岳が目の前に見える。種池山荘前を右折するとハイマツ帯となり、正面に見える爺ヶ岳南峰へと向かう。しばらく進むと登山道脇の雷鳥に遭遇。やや大きくなった子ども連れ。振り返ると剱岳や立山がそそり立っている。
(左)ハイマツ帯から爺ヶ岳南峰へ。(右)雷鳥と遭遇。
足元がガラガラした登りはだんだん斜度を増していくが、距離は大したことはない。縦走路から右へ逸れ、ひと登りで爺ヶ岳南峰。素晴らしい展望が広がっている。展望の主役はやはり、剱・立山か。針ノ木・蓮華の左には槍・穂高が見える。その左に遠く、八ヶ岳や南アルプス、そして富士山が霞んでいる。鹿島槍はいつものように東側だけ雲が隠していた。
(左)爺ヶ岳南峰から鹿島槍を望む。(右)南峰から立山・剱岳。
鞍部を介して中峰まで足をのばす。足元にはトウヤクリンドウ。若い二人組から「剱岳はどれですか」と聞かれ、しばし山座同定に時間を割く。南峰に戻って昼食休憩。北側から吹く風が涼しい。鹿島槍まで日帰りする健脚もいると聞くが、私の脚力では日帰りはこのあたりまでが限界。下山は往路をもどった。
(左)爺ヶ岳中峰から右に槍・穂高、左に富士山。
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