2020年08月20日

将棊頭山~木曽駒ケ岳 [駒ケ岳ロープウェイから](宮田村/伊那市/木曽町/上松町)

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将棊頭山を正面に見て濃ヶ池へとカールを下る

菅の台バスセンター730=(バス)803しらび平駅818=(ロープウェイ)825千畳敷駅835-910乗越浄土915-1018濃ヶ池1023-1036濃ヶ池分岐-1055遭難碑1100-1117将棊頭山1140-1209濃ヶ池分岐-1303「2870圏ピーク」1306-1337木曽駒ケ岳1349-1414中岳-1428乗越浄土1438-1503千畳敷駅1530=1537しらび平駅1542=1613菅の台バスセンター

2週間前に桂小場から将棊頭山まで登った。今回はその続き。通常の登山では「続き」だけ歩くことはあり得ないけれど、ロープウェイを使えばできなくはない。朝6時半、バス始発の45分前に菅の台の駐車場に到着。駐車場は例年に比べればガラガラなのだが、バス乗場と切符売場あわせてすでに70~80人ほどの列。しかし、バスもロープウェイも次々と臨時便が用意され、ストレスなく千畳敷に到着できた。

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(左)千畳敷カールから宝剣岳を見上げる。(右)八丁坂から南アルプスの展望。

快晴の千畳敷カールを歩きはじめる。季節のせいか、周囲の花々は何となく地味な感じ。エゾシオガマ・ミヤマセンキュウ・アキノキリンソウなど。周回路から左折して、足元がガラガラした急な八丁坂を我慢して登り乗越浄土へ。カールの縁に登りつき将棊頭山方面も展望が開ける。宝剣岳を背にして、濃ヶ池方面へと北側のカールを折り返しながら下る。ウサギギク・トウヤクリンドウが脇を彩っていた。

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(左)濃ヶ池への下りからカール上部を見上げる。(右)花の咲く斜面を巻いて進む。

いったん平坦となり駒飼の池。水たまり程度にしか見えない。そこからは、ハシゴや岩の段差もある急な下り。沢を渡ると山腹を左に巻く概ね緩やかな道となり、サクライウズをはじめとする花々が斜面を彩る。暑さが厳しい上に、ハイマツや低木の木枝が邪魔して歩きやすいとはいえない。周囲が少し開けて、濃ヶ池に到着。やはり水が少なくて、宝剣岳を映す姿は望めないようだ。

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(左)濃ヶ池から宝剣岳を望む。(右)将棊頭山へもう少し。

緩やかな道をたどり、濃ヶ池分岐で主稜線に合流。ハイマツと花崗岩の砂礫の緩やかな登り道で、聖職の碑の遭難碑を経由して将棊頭山へと向かう。チングルマが綿毛を揺らしている。雲が多くなってきた。主稜線から左に分岐して将棊頭山の山頂へ。今回も周囲が雲に囲まれてしまい、展望はいまひとつ。涼しい風が稜線を抜けていく。昼食休憩の後、濃ヶ池分岐まで戻り、ここから木曽駒ケ岳へ向かう。

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(左)標高2770付近から将棊頭山を振り返る。(右)馬の背の登り。右手奥が木曽駒ケ岳。

ハイマツ帯の中、段差の大きい急登。標高2770mでいったん緩み、2779標高点を過ぎるあたりから細い尾根の登りとなる。馬の背と呼ばれるのはこのあたりか。ガレと砂礫の急登で標高2870の岩峰に登りつく。急登ではあるが意外と歩きやすい。その先、道が緩めば、左前方には中岳を挟んで宝剣山荘や頂上山荘が見えてほっとする。岩を伝うような登りを経て、木曽駒ケ岳山頂に到着。雲が多く展望は限られたもの。

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(左)左手に中岳と山荘が見えてほっとする。(右)中岳付近から木曽駒ケ岳を振り返る。

木曽駒ケ岳からは中岳・乗越浄土を経由して千畳敷駅へと戻った。朝は登山者ばかりだったが、この時間になると観光客風の人の方が多く見られる。ロープウェイとバスを乗り継いで菅の台バスセンターに戻り、帰途についた。平地でも猛暑の日々が続いているが、山上でも行動中は汗が止まらなかった。

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(左)中岳の下りから宝剣岳。

[参考]
菅の台バスセンター~しらび平駅~千畳敷駅(バス+ロープウェイ) 往復4,200円
菅の台駐車場 800円(1日)
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(中央アルプス) | 更新情報をチェックする
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