小蓮華山の先から白馬岳を望む(*)
第1日[8月25日]蓮華温泉609-754天狗ノ庭759-918白馬大池937-1031船越ノ頭1037-1136小蓮華山1202-1241三国境-1331白馬岳1351-1401白馬山荘・泊
第2日[8月26日]白馬山荘634-650白馬岳716-753三国境-838小蓮華山859-945船越ノ頭-1026白馬大池1101-1204天狗ノ庭1213-1343蓮華温泉
蓮華温泉から白馬岳に登る。以前歩いたことがあるコースだけれど、家族も一緒なので危険な箇所のないこの道を選んだ。朝6時前に蓮華温泉の駐車場(無料)に到着。70台収容だが、半分も埋まっていない。蓮華温泉ロッジの横から登山道に入る。道は概ね山腹の右側を巻くように、歩きやすい傾斜で樹林帯の中を登って行く。道脇にはシシウドが咲き、所々「蓮華ジオサイト」の案内板がある。
(左)天狗の庭から雪倉岳方面を望む。(右)白馬大池に到着。
シモツケソウ・ハクサンシャジン・ウメバチソウなどの花があらわれると、右手樹間に雪倉岳が見えてくる。ジグザグに登って、天狗の庭に到着。視界が開け、花が咲く園地風の佇まい。その先は再び樹林帯の中、アキノキリンソウ・ツガザクラなどが咲く道。足元に石がゴロゴロしているが、ダケカンバの美林も見られる。ハイマツがあらわれ視界が開けて、白馬大池に到着。
(左)船越ノ頭への登りから白馬大池を望む(*)。(右)小蓮華山への稜線を望む。
快晴のもと、白馬大池から小蓮華山方面への稜線が見渡せる。池の周辺は綿毛になったチングルマやウサギギクが多い。ハイマツ帯の雷鳥坂を登り、船越ノ頭へ。これから登る稜線がこのコースの一番のハイライト。トウヤクリンドウやチシマギキョウ咲く稜線を進めば、やがて左手に白馬岳が見えてくるはず。ところが左手から雲が上がってくるようになり、白馬岳を隠してしまった。
(左)小蓮華山手前。左手の白馬岳は雲の中。(右)小蓮華山の先から白馬岳。
それでも稜線を気持ちよく登り小蓮華山へ。ここからは砂礫の稜線の向こうに白馬岳が美しく見えるはずだが、それも雲に隠れ気味。緩やかに下り、やや登り返して三国境。振り返ると雪倉岳方面も霧に覆われている。ここからは白馬岳本峰への登り。秋の風情の花を斜面に見ながら、岩がちな急登でピークを2つ3つ越え、最後は緩やかに進めば白馬岳山頂に到着。
(左)三国境から山頂方向を見上げる(*)。(右)三国境から雪倉岳方面(*)。
雲が多く展望は限られている。反対側斜面の眼下に見える白馬山荘へ下る。収容800人の山荘も、今日の宿泊者は40人ほどと閑散。自分はシュラフカバーなどを持参したが、家族の分はシーツ・カバーセットを購入した。今回は贅沢をして個室を手配。夕刻を山荘前で過ごしたが、雲で視界は閉ざされがちだった。売店で買った「大雪渓かき氷(800円)」が最高においしい。
(左)山頂への斜面の花々(*)。(右)白馬岳山頂に到着。
翌朝は晴れ、登り返した白馬岳山頂からはまずまずの展望を得られた。下山は往路を戻ったが、小蓮華山あたりまでは白馬岳の姿を振り返りながら歩く。しかし、その先はどんどん雲が上がってきて白馬岳は見えなくなった。雲が多くなる中、白馬大池経由で蓮華温泉まで下山。家族が一緒なので、ペースは少々ゆったり。蓮華温泉の内湯で汗を流してから帰途についた。

(左)白馬岳眼下に白馬山荘、左に杓子・鑓の奥に鹿島槍、右に立山・剱岳(*)。
(*)は2日目の写真です。
[参考]
白馬大池山荘 1泊2食 11,000円(1人) 個室料金7,500円
シーツ・カバー・枕カバーセット 1,000円