2020年09月12日
八ヶ岳[桜平から硫黄岳](茅野市)
雨混じりの強風の中、赤岩の頭から硫黄岳への登り
桜平(中)駐車場710-718林道ゲート-743夏沢鉱泉-826オーレン小屋832-赤岩の頭927-947硫黄岳1012-1057夏沢峠1126-1150オーレン小屋-1219夏沢鉱泉-1239林道ゲート-1247桜平(中)駐車場
どの山に行けばいいか、天気が不安定なので難しい。茅野市の天気が良さそうなのを見て、それなら八ヶ岳あたりは見込みがあるのかもしれないと、桜平まで車を走らせる。山麓から見上げた時には、稜線はほぼ見渡せたのだが、結局、霧雨の中を歩き続けることとなった。朝7時、桜平上部の駐車場は満車だったが、ゲートから少し下った駐車場(中)には十分な空きがあった。
(左)オーレン小屋への道。(右)峰の松目分岐付近。針葉樹林帯。
数分歩いて、ゲートから林道を歩きはじめる。空は厚い雲に覆われているが、天候の割に登山者は多い。夏沢鉱泉を過ぎると、昨年の台風の被害か、登山道に補修箇所が目立つ。沢を右に左に渡った先で、折返しの登りで標高を上げる。道が緩み、オーレン小屋に着く頃には霧雨が降りしきるようになった。
(左)赤岩の頭へ谷状の登り。(右)ハイマツ帯となり赤岩の頭へ。
オーレン小屋で右折して、その先、峰の松目への分岐を過ぎ、針葉樹林帯を登って行く。左へと斜上トラバース気味の登りには、崩れ気味の細丸太の階段。ダケカンバが見られるようになり、空が広くなれば、右折して谷の中を登りハイマツ帯へ。晴れれば展望がきく赤岩の頭にたどり着くと、雨混じりの強風にさらされる。山頂方向は霧がかかっているが、岩峰を左から巻き、最後は岩場の右をトラバースして硫黄岳の山頂に到着。
(左)赤岩の頭。強風が吹いていた。(右)岩場の右を巻いて硫黄岳へ。
何となくとりとめのない、だだっ広い山頂。これが5回目の訪問になる。ときどき薄日が差すものの、周囲の展望は皆無。しばらく待ったが、晴れるのはとても望めそうもないので夏沢峠へと下る。ガラガラの足元に注意を払いながら、この天候ではケルンが頼もしく見える。多くの登山者とすれ違う。
(左)硫黄岳山頂。(右)夏沢峠への下りから振り返る。
森林限界を過ぎ、ダケカンバや針葉樹があらわれて夏沢峠へ。夏沢峠からオーレン小屋・夏沢鉱泉経由で桜平まで戻った。帰り道には、雨に濡れてしっとりとした道脇の苔がいっそう鮮やか。天気が悪い時でも、それなりに山の楽しみはあるものだと感じた。
(左)夏沢峠。佐久方面の平地には晴れ間。
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