2020年11月08日

御座山[長者の森から] (北相木村/南相木村)

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御座山から八ヶ岳・南アルプスを望む。

長者の森・駐車場711-744沢を離れる(左折)-833白岩コース合流838-911見晴台916-943前衛峰947-1021御座山1116-1141前衛峰-1207見晴台-1235白岩分岐1245-1316右折して沢沿い-1336長者の森

佐久の幽巒と称される。以前、南の栗生から登ったのは短時間で登頂できそうだったから。北の「長者の森」から登るのがメインのようなので、今更ながらそちらからの道をたどってみた。各ポイントに道標もあり、道もよく整備されている。山頂まで展望が開ける場所はほとんどないけれど、この季節なら落葉の樹間から明るい日差しがこぼれている。

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(左)雲海の四方原山方面。(右)鉄塔手前から山頂部を望む。

長者の森の広い駐車場には先着3台。道標に従って、長者の森の中の道を歩き、ダートの林道へと進む。沢の右(左岸)から左に移り、沢を右下に見ながら左折して沢を離れる。幅広い道が続いている。山腹の左を巻いた後、大きく折り返しながら標高を上げる。やがて尾根上を行くようになれば、左手樹間に御座山前衛峰、右手には雲海の中に四方原山方面が見える。周囲は唐松や雑木である。

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(左)白岩コースと合流。(右)落葉の樹間から御座山が見える。

緩やかに下ると赤白の送電鉄塔の下に出る。ここから登り返すと、尾根上で白岩からの道と合流し、左折して南へ尾根をたどる。雑木林が美しい緩やかな道は尾根の右下をやや下り気味に、その後、左下を登って行く。右折して大岩の脇の尾根上へ。周囲は針葉樹林に変わる。ジグザグの登りでは、周囲にシャクナゲが多くなる。花の頃はさぞかし美しいだろう。岩の上の「見晴台」に到着すれば、右手に蓼科山、前方に山頂部が見える。

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(左)見晴台から山頂部を望む(右奥)。(右)前衛峰から御座山を望む。

針葉樹とシャクナゲの尾根上を緩急繰り返し登る。道が緩めば樹林の中の1992ピーク。その先の岩場には「前衛峰」の表示があり、前方に山頂方向の展望が開けている。岩場の下りがあり、ダケカンバや雑木の明るい鞍部(ウダノ沢ノトーミ)を過ぎて御座山本体への登りへ。苔むした針葉樹林帯やシャクナゲの中、厳しい急登が続く。とはいっても標高差は150mほど。

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(左)ウダノ沢ノトーミ。(右)苔むした針葉樹林帯の急登。

勾配が緩めば、やがて避難小屋が見えて、その裏には山頂部の岩稜が続く。岩場に一歩登ると一気に展望が広がる。西に向かって足元が切れ落ちた岩稜を伝うように進めば、先端に御座山の山名標が立っている。北アルプス方面は雲に隠れているが、蓼科山から八ヶ岳連峰の全体、天狗山・男山の向こうに南アルプス、その左に奥秩父の山並み。金峰山の五丈岩もはっきり見える。

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(左)御座山の山頂。八ヶ岳方面を望む。(右)奥秩父方面の展望。

絶景を堪能しながら休憩をとり、下山は往路を戻った。途中の山頂・山頂で出会った登山者は15人ほど。やはり地味な山であり、その分しみじみとした山歩きが楽しめたと思う。どういうわけか、意外と時間がかかってしまった。

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(左)御座山の山頂は岩稜帯。前方の北ア方面は雲の中。
posted by 急行野沢 at 23:30| Comment(0) | 登山(佐久・奥秩父) | 更新情報をチェックする
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