2020年12月05日

鍬ノ峰[仏崎観音寺から](大町市)

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鍬ノ峰から蓮華岳・爺ヶ岳方面の展望。

仏崎観音寺740-750鐘突堂-901渋澤東三角点(1209m)-929「1292標高点」-1015「1526標高点」1020-1100鍬ノ峰1142-1215岩場左巻く-1243常盤登山口-(車道)1511仏崎観音寺

初冬の北アルプスを眺望したいと考え、鍬ノ峰に登ることにした。北アルプス前衛の里山。以前、南側の常盤登山口から登ったので、今回は北側の仏崎観音寺から登る。ややハードなコースで、ロープ設置の急登や岩場も何箇所か。道形は明瞭ながら、樹林帯を黙々と登る。やや雲が多かったが、山頂から餓鬼岳・蓮華岳・爺ヶ岳などを展望できた。

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(左)鐘突堂上部の岩場から平地を展望。(右)ロープ設置の急登も何箇所か。

仏崎観音寺付近の空地に駐車。杉林が覆う観音寺にお参りをし、本堂左奥の防獣柵から「鐘突堂」の標識に従い石段を登る。尾根突端の鐘突堂から見おろす平地は霧が覆う。左折して赤松と砂礫の尾根を登る。所々、岩頭を巻きロープ設置の急登。955ピークで右折。緩やかな道の後、ロープの急坂を登り、主稜線に登り着いて左折。すぐ1209(渋澤東三角点)だが、三角点は見つけられない。

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(左)1209ピーク。(右)1526ピーク。いずれも樹林に囲まれ展望なし。

薄暗い樹林帯を進み1250m圏ピークで左折。1292前後からシャクナゲが増える。東側から寒風が吹き、足元は薄雪で滑りがち。道脇に笹が増え、木の根の段差の急坂を挟みながら、緩急の登りで1526ピークへ。ここも樹林の中で展望なし。その先の小ピークでようやく山頂方向が樹間に見えた。積雪が増えたが1~2cm程度。最後はようやく展望が開けた笹原を緩く登って鍬ノ峰山頂へ。

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(左)山頂直下の笹原で展望が開ける。(右)鍬ノ峰山頂。餓鬼岳・唐沢岳・七倉ダムが見える。

やや雲が多いけれど、目の前に餓鬼岳と唐沢岳、その右下に七倉ダム。さらに北葛岳・針ノ木岳・蓮華岳・爺ヶ岳を見渡す。北信五岳は雲に霞んでいるが、四阿山・浅間山も展望できた。山頂には2組4人の先客。下山は南の常盤登山口へ。しばらくは笹と疎林越しに展望が続く。やはりこちらがメインルートの雰囲気。

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(左)山頂から四阿山・浅間山方面。(右)下山途中にもロープのある岩場。

南峰(1560m圏)直下にはロープのある岩場があり、その先では足元が切れ落ちた岩場を巻く場所が2箇所。こちらも急坂が続く。右折して尾根から外れれば次第に道は歩きやすくなり、送電鉄塔を過ぎて常盤登山口へ。車を回収しなければならないけれど、適当な交通手段もないので、東側山麓の里道を仏崎観音寺まで2時間半歩いて戻った。

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(左)常盤登山口に到着。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(白馬山麓・安曇野・松本平) | 更新情報をチェックする
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