2021年02月11日
高ボッチ山(塩尻市)
牧場の雪原から北アルプスを展望。
ブリーズベイリゾート塩尻かたおか(旧・アスティかたおか)下駐車場945-1020林道交差1025-1102鉄塔脇道標-1112牧場雪原最下部1122-1205高ボッチ山1228-(山頂部散策)-展望台(第2駐車場)1313-(夏道)-1403雪原下1413-1437林道交差-1502駐車場
高ボッチは車で行ける山なので、夏はあまり登山の対象にはならないのかも知れない。しかし、冬は当然、下から歩いて登らなければならない。山頂部付近は雪原が広がる。「ブリーズベイリゾート塩尻かたおか」というホテル(休業中)直下の駐車場(無料)に車をとめる。先着は6台でまだ十分な余裕あり。ホテルの建物の左脇から登りはじめる。登山口付近は雪がほとんどなく、里山の雰囲気。
(左)雪が増えてくる。(右)左手樹間に鉄塔が見えると1462標高点間近。
序盤は林道が入り乱れて道がわかりにくい。赤テープを頼りに進む。所々、足元は凍っている。周囲は唐松や赤松。広い林道に出て、少し左に進むと道標があり右折し谷状の地形を登る。雪も勾配も増して滑りやすいので軽アイゼンを装着。右へトラバースして、林道と交差し、その先は折り返しながら登って行く。唐松林の中、先行者のトレースは豊富。終始緩やかな登りだが、なぜかペースは上がらない。
(左)雪原の最下部。ここからスノーシュー。(右)広い雪原を歩く。
折返しが長めになると、左手樹間に鉄塔。その先1462標高点付近で、前方に雪原の斜面が見える。踏み跡を追って右折して登れば、雪原の最下部に出た。夏の牧場が雪原として広がる。何度も煩わしいがここでスノーシューを装着。緩やかな雪原を自由に登って行く。左手に鉢伏山、右手に中ア・御嶽・乗鞍、背後の槍穂高は雲に隠れがち。灌木帯を抜けて右手の尾根に登り、さらに雪原を登れば山頂の一角へ。
(左)山頂部まであと少し。(右)山頂付近の遊歩道。
山頂一帯の夏の遊歩道に従って、緩やかな斜面を歩いて高ボッチ山の山頂に到着。いままで見えなかった蓼科山・八ヶ岳が目の前に。諏訪湖が眼下に広がり、その向こうに南アルプスが霞んでいる。数人がいた山頂もやがて自分一人に。スノーシューで山頂付近を自由に歩きまわる。アンテナ群の西側や展望台(第2駐車場)に出て、北アの雲が去るのを待つが、しっかりとは晴れない。
(左)高ボッチ山頂。鉢伏山を望む。(右)蓼科山・八ヶ岳と諏訪湖。
下山は北側山腹をたどる夏道を歩いたが、トレースなく、スノーシューでも少々苦労した。途中で往路に登った雪原の下に出たら、北アの雲はすっかり晴れていた。その後はスノーシューを脱いで往路を下山した。途中すれ違った登山者は25人ほど。スノーシューの人が意外と少なかった。スノーシューなくても十分登れるけれど、山頂部の雪原を自由に歩き回るにはあった方が楽しめるかも。
(左)山頂から御嶽・乗鞍方面。
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