東天狗岳山頂から北アルプスを望む
渋御殿湯731-812八方台分岐-830唐沢鉱泉分岐-907黒百合ヒュッテ913-919中山峠-1010東天狗岳1017-1036西天狗岳1049-1107東天狗岳1121-1203中山峠-1208黒百合ヒュッテ1225-1245唐沢鉱泉分岐-1301八方台分岐-1328渋御殿湯
朝6時半、渋御殿湯の手前には車列ができていた。順番にフロントまで行って受付と支払いを済ませ、指示された駐車場所に車をとめる。動線が交錯し手際がいいとはいえないけれど、よくいわれるようなイヤな感じはなかった。下山時に見た感じでは、今日は80台ほど駐車しているようだ。駐車と登山準備に手間取り、歩き始めたのは7時半になっていた。
(左)渋御殿湯から出発。(右)八方台分岐。ここからしばらく緩やかな道。
最初からアイゼン装着の人は半分くらい。私は少しずつでも滑って消耗するのが嫌なので早めのアイゼン派。黒百合ヒュッテまでは、針葉樹林帯の中の道。登山届ボックスの脇の橋を渡り、数回折り返せば左への長いトラバース道になる。道標で右折して標高差200m弱の直登。八方台からの道をあわせれば、樹林帯の尾根上の緩やかな道となりほっとする。
(左)唐沢鉱泉分岐。黒百合ヒュッテまでは針葉樹林帯。(右)黒百合ヒュッテ。
少し下って唐沢鉱泉からの道と合流。ここから谷状の地形を登る。緩急の登りは、岩の段差がある夏場よりも歩きやすい。左右樹間に山腹が見えるようになり黒百合ヒュッテに到着。ヒュッテの前では多くの人が装備を整えていた。ここでアイゼンをつける人、ピッケルを用意する人など。緩やかに数分歩いて、中山峠で右折。
(左)中山峠の少し南から東西天狗岳を展望。(右)東天狗への斜面を見上げる。
(左)東天狗へ急坂を登る。(右)振り返ると北アルプスの展望。
樹林帯をしばらく進むと展望が開け、東西天狗岳のピークが見える。岩場を越えていくと前方に急斜面が見える。アイゼンを効かせて登れば、さほどのことはない。振り返ると北アルプスの展望が広がる。展望に気をとられ、なかなか歩みは捗らない。雪は思ったより少ない。すりばち池からの道を合わせると、目の前に天狗の鼻がそびえている。
(左)天狗の鼻は右側を巻く。(右)登山者で賑わう東天狗岳山頂。
右手を巻いて行くが、岩の段差に雪がミックスして、少々慎重に進むべきところ。巻き終われば、もうすぐ東天狗岳。東天狗の山頂には10人以上の登山者。展望は360度。少し休憩して目の前に見える真っ白な西天狗へ。鞍部に下り、折返しの登りが結構厳しいけれど、距離は知れている。西天狗岳の山頂も20人ほどの人で賑わっていた。風は強くなく、寒くもない。
(左)西天狗岳への登り。(右)西天狗岳山頂。八ヶ岳連峰を望む。
快晴のもと、展望を存分に楽しむ。南には赤岳を中心とした八ヶ岳連峰、その右に南アルプス。さらに右には、中央アルプス、御嶽、乗鞍。そして穂高・鑓から後立山まで北アルプスの前方が見渡せる。蓼科山の右に北信五岳、四阿山から浅間山、佐久から奥秩父の山並み。東天狗まで戻って昼食休憩とした後、下山は往路を渋御殿湯まで下った。快晴の日曜日、多くの登山者が登っていた。
(左)西天狗岳から東天狗岳を望む。左に浅間山。
[参考]渋御殿湯・駐車料金 1日1,000円
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