小根子岳分岐付近。
こもれびホール駐車場847-908登山口(料金所)915-1002根子岳避難小屋1007-1049小根子岳分岐-1105根子岳1146-1203小根子岳1208-1240根子岳避難小屋-1320登山口(料金所)1324-1339こもれびホール駐車場
冬の根子岳はBCスキーのためにあるような山。しかし、私はゲレンデスキーの道具しか持っていないので、スノーシューで臨もうと思う。峰の原高原にある「こもれびホール」前の登山者用駐車場に車をとめる。登山届箱や地図なども設置されているが、今日は他に車の姿はない。ここから登山口までは車道を10分ほど歩く。
(左)入山協力金の料金箱。ここから牧場脇を歩く。(右)雪原を進む。
車道脇左手に「根子岳」の案内板を見つけて雪上の道に入るが、雪の段差が危ない橋もあり、冬はあまり歩かれていない様子。もう少し車道を歩いた箇所から山道に入る方がよさそう。少し登って平坦地を先に進むと、入山協力金200円と掲示があり料金箱が設置されている。ここから、目の前の牧場左側に設けられている有刺鉄線に沿ってスノーシューで歩きはじめる。
(左)避難小屋の上あたり。(右)北信五岳を望む。
空を雲が覆い、風は冷たい。右手にリフト終点が見えるが、その先も広い雪原の中、ゲレンデの端を歩いているような感じ。標高1650m付近から勾配が増す。我慢して登れば、避難小屋への分岐の案内板。いつしか前後にBCスキーの7~8人が歩いている。BCスキーの案内標が随所にあるので、迷う心配は少ない。空は少しずつ晴れてきて、霧氷をまとった樹々が輝いている。
(左)根子岳山頂から四阿山を望む。(右)根子岳山頂から志賀高原方面。
背後のオオマツ・ツバクロゲレンデの向こうに見えるはずの北アルプスは雲の中だが、左手後方には北信五岳がきれいに見えて、元気が出てくる。小根子岳分岐を過ぎれば、根子岳まではあとわずか。樹林帯に出入りしながら進めば、石祠のある根子岳山頂に到着。風はやや強いが、さほど寒くない。BCスキーヤーを中心に20人ほどで山頂は賑わっていた。
(左)後立山連峰。右端に白馬岳。(右)小根子岳から四阿山と根子岳。
遠景は雲が多いけれど、それでも展望を十分に楽しむことができる。間近に見える四阿山の左には横手山など志賀高原の山々、右には浅間山から湯ノ丸方面。八ヶ岳方面は雲の中。北アルプスは雲に霞んでいる部分が多いけれど、白馬岳あたりははっきり見える。北アルプスの雲がきれいに晴れるのを期待したが、待ちきれずに下山にかかる。
(左)小根子岳付近から後立山と北信五岳。(右)北アルプスを正面に見て下る。
途中、小根子岳に立ち寄ると白馬岳の右に戸隠・高妻・飯縄・黒姫・妙高・斑尾と連なる圧巻の展望が目の前に広がった。ここからは往路を戻ったが、下るほどに天気が良くなってきた。雪が緩んできたが、目の前に北アルプスを眺め、青空の下の山頂部を振り返りながら下るのは幸せな気分だった。途中、50~60人とすれ違ったが、そのほとんどがBCスキー。スノーシューは7~8人くらいだった。

(左)下山時、根子岳を振り返る。
別の年の記録はこちら → 「根子岳 峰の原登山口からスノーシュー(2023年2月12日)」