2021年05月15日
烏帽子岳[山の神コース=東御市祢津から](東御市)
稜線にたどり着くと小烏帽子岳へ笹原の道が続く。
山の神755-836伐採地(1104標高点)-923林道交差(1415標高点)-1014白樺林1018-1101稜線-1114小烏帽子岳-1123烏帽子岳1155-1206小烏帽子岳-1220稜線下降点-1246白樺林1250-1311林道交差(1415標高点)-1334伐採地(1104標高点・一杯水往復)1344-1410山の神
「烏帽子スカイラン」のために整備された道が、東御市祢津の奥から烏帽子岳まで通じていることを知った。この道を使わせてもらい烏帽子岳に登ろうと思う。「NET'S(祢津地域づくりの会)」と「烏帽子スカイラン実行委員会」による道標が分岐につけられていて迷う心配はないし、急登や危険な箇所もなく道は非常に歩きやすい。ただ、山麓から登るので標高差は1,200mある。
(左)「山の神」から歩きはじめる。
祢津地区の北側の葡萄畑に車を走らせ、少々道に迷いながら「山の神」へ。鳥居と石祠があり、その前の余地に駐車。すぐ横に「入山の際の注意」が掲げられている。しばらくは林道のような広い道を進む。廃林道を使って整備した箇所もあるのか、道幅が広かったり細かったり。6回林道と交差するが、その場所には必ず道標がある。雑木や唐松の新緑の中を進むと林道に出て、右手に伐採地が広がる。
(左)1104付近。右手は伐採地。(右)1415から少し進んだ和分岐。分岐には必ず道標がある。ここで水平距離は中間点。
1104標高点で左の山道に入ると「最短ルート」と「迂回ルート」が分かれる。往路は最短ルートで。唐松林の中の緩い登りが続き、1415標高点で林道と交錯すると、その先で左から和ルートを合わせる。「烏帽子岳4.0km」の道標があり、ここでようやく半分。かつては地元小学校の学校登山の登山道だったらしく「和小」のプレートが各所にある。足元に笹が見られるようになる。
(左)学校登山のプレート。(右)右手に白樺の美林。標高1740。
2回林道と交差するあたりで白樺の木々が見られ、樹間から左右に平行する尾根も見えて、ようやく山に来た気分に。標高1740m付近では右手に白樺の美林が広がりほっとさせる。少しずつ樹木は疎らになり笹原が広がるようになる。視界が開け少し元気が出てくる。左からの尾根に合流した後、トラバース気味に進むあたりでは千曲川沿いの平地を見おろせた。その先、すぐにガレ場の登りとなる。
(左)視界が開けるトラバース道。(右)ガレ場から左に小烏帽子岳が見える。
ガレ場を登り切れば稜線。雲間から湯ノ丸や篭ノ登方面の山並みが見える。気持ちのよい笹原の道を緩やかに進めば、地蔵峠からの道と合流。とたんに登山者が増える。分岐には山の神コースに向けての注意看板があった。この先は勝手知った道。小烏帽子岳を越えて烏帽子岳へ。ただ、雲が多くて山頂展望はいまひとつ。四阿山も雲に霞んでいる。
(左)稜線に登り着くと湯ノ丸・篭ノ登。(右)小烏帽子岳から稜線を振り返る。
下山は往路を戻った。途中、1104付近に「一杯水」の案内看板があったのでのぞいてみたが、泥水がたまっているだけで飲料水の補給はできない状態。山の神コース上ではひとりの登山者にも会わなかったが、烏帽子岳付近では20人ほどの登山者とすれ違った。歩いて楽しかったのは標高1700mを越えたあたりからで、やはり前半が単調で長すぎる気がした。
(左)稜線から烏帽子岳を望む。(右)烏帽子岳山頂。四阿山が雲に霞んでいる。
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