2021年06月06日

<新潟遠征> 巻機山 [井戸尾根往復](新潟県南魚沼市)

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ニセ巻機の稜線から巻機山山頂部を展望。

桜坂駐車場634-724五合目-800六合目-838七合目845-931ニセ巻機山-940避難小屋-1003御機屋-1013巻機山(最高点)1024-1033御機屋1113-1133避難小屋-1145ニセ巻機山1150-1222七合目1227-1253六合目-1321五合目-1411桜坂駐車場

地形図から見て急登の連続だと思っていたので、なんとなく敬遠していた巻機山。予想どおり登りごたえのある山だった。朝6時に桜坂駐車場に到着。今日は十分な空きがあった。登山道に入ると石や木の根、濡れた赤土などで足元は滑りやすく歩きにくい。緑濃い広葉樹の樹林帯の中を進み、四合目を過ぎると五合目までは急登。

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(左)歩きにくい登山道。(右)五~六合目間のブナ林

前方の視界が一瞬開ける五合目で左折すると、はっきりした尾根上の道に。緩急おり交ぜ登るが、所々は美しいブナ林が癒してくれる。山頂方向の展望がある六合目で尾根は右に曲がる。樹林帯の登りが続くが、足元にイワウチワやコイワカガミ、さらにツツジやタムシバなどの花が単調な登りを慰めてくれる。シャクナゲの花が見られ、その先が残雪もある七合目。ここで周囲の展望が一気に開ける。

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(左)七合目。ここで視界が開ける。(右)八合目付近は階段状の登り。

七合目からは目の前にニセ巻機の稜線を見据えながら、笹原の中を折り返して登る。足元にタテヤマリンドウやミヤマキンバイ。八合目から階段状の急登が続く。振り返ると薄曇りの中、谷川連峰の方向が見渡せる。九合目(ニセ巻機)手前の稜線に着くと、山頂部の素晴らしい景観がはじめて目の前に広がる。左折して緩やかな稜線を進むと九合目・ニセ巻機山の標柱がある。

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(左)ニセ巻機山(九合目)。(右)避難小屋前から山頂方向。

ここから避難小屋に向かっての下りは、一面に雪原が広がっていて慎重に進む。アイゼンなどを使っている人はいない。避難小屋の前を通り過ぎ、大展望の中、前方の山頂部への登りにかかる。中間部の池塘には水芭蕉も咲いていた。階段状の登りから、ベンチが置かれ「巻機山頂」の標柱がある御機屋へ登り着く。ただ、ここは最高地点ではない。

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(左)水芭蕉咲く池塘。(右)御機屋。「巻機山頂」の標柱とベンチがある。

右折して、池塘もあるなだらかな草原の稜線をたどって巻機山(最高点)へ到着。最高点ではあるものの、ケルンが積まれているだけで山名標などは見られない。目の前には谷川連峰の展望、ずっと右に霞んでいるのは苗場山か。近くの割引山や牛ヶ岳などが稜線に雪をまとって、なかなかの景観を構成している。他の多くの人と同様、御機屋まで戻ってベンチで昼食休憩。

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(左)山頂(最高点)への稜線。(右)巻機山山頂(最高点)。向こうに割引山。

下山は往路をもどる。今日は薄曇りだったので、あまり暑くないのがかえって助かった。山頂では涼しい風が吹いて快適。ただ下山時は晴れてきて暑くなった。やはり足が遅いのか、登りも下りも若い健脚者に次々と追い抜かれた。今日の巻機山の登山者は40~50人ほどはいただろうか。

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(左)御機屋付近から。池塘とニセ巻機の向こうに谷川連峰が霞む。

[参考]桜坂駐車場 1日500円
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(新潟県-中越下越) | 更新情報をチェックする
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