2021年06月26日

焼岳[上高地から往復](松本市/岐阜県高山市)

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中尾峠から焼岳を望む

沢渡バスターミナル600=624帝国ホテル前バス停625-649上高地焼岳登山口-757峠沢梯子場803-824長梯子829-854焼岳小屋-905焼岳展望台913-918中尾峠-1023焼岳北峰1058-1141中尾峠-1148焼岳展望台-1158焼岳小屋1212-1228長梯子-1240峠沢梯子場-1232上高地焼岳登山口1342-1412上高地BT1415=1445沢渡BT

梅雨の晴れ間を狙って、少しはアルペン気分を味わえる山に登りたいと考え、思いついたのが焼岳。以前、中の湯から登ったことがあるが、今回は上高地から。単純な標高差は1,000mに満たないので少々甘く見ていたが、焼岳小屋までの間には梯子が何箇所もあり、また、焼岳本体への登りもそれなりに苦労した。山頂直下は落石のリスクも大きいと思うが、ヘルメット装着者が少なかったのも気になった。

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(左)上高地焼岳登山口。

沢渡に車をとめてバスで上高地へ。帝国ホテル前で下車。この時間は晴れていて、田代橋からは穂高方面が望めた。しばらく林道歩きの後、登山口からも序盤は緩やかな道が続く。笹やシダ類、ダケカンバにブナ。右手の樹間に大きな砂防ダムが見え、段差が大きくなってくる。標高1,700付近で最初の金属製梯子があらわれる。

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(左)左前方に山頂部。右手前方の岩壁に長梯子。(右)長梯子を登る。

標高が上がり、左手に上高地の谷を挟んで霞沢岳を展望した後は、再び桟橋と梯子。沢から離れて右上への登りがはじまると5つの梯子が連続する。思ったよりも蒸し暑い。やや開けた草原状となり、左前方に山頂部を展望。ただ、右手に見える岩壁には長い梯子が掛けられている。この長梯子を登った後は笹原となり、右へ登って焼岳小屋に到着。思っていたよりも小さな小屋だった。

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(左)焼岳小屋へ笹原を登る。(右)焼岳小屋。

小屋から左折した先の小ピークは焼岳展望台と呼ばれ、目の前に焼岳の姿が大きい。右手にはやや雲を被った笠ヶ岳。稜線に出たせいか、雲が多くなったためか、風も涼しく感じられる。中尾峠に下り、焼岳本体への登りにかかる。少し登って振り返ると、穂高方面は稜線部を雲に隠している。随所から噴気が上がっていて、嫌でも活火山であることがわかる。

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(左)焼岳展望台から笠ヶ岳を望む。(右)焼岳への登りから穂高・上高地方面。

足元がガラガラした段差の大きい急登。最後は左に回り込むようにして北峰左下の肩へ。イワカガミが斜面を彩っている。そこからひと登りで焼岳北峰へ。多くの登山者で賑わっているが、ほとんどは中の湯方面からではないだろうか。雲が多く穂高方面の景色は望めない。霞沢岳や上高地を見おろすくらい。反対側には南峰と火口の池。

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(左)噴気のあがる斜面を登る。(右)山頂直下はイワカガミが彩っていた。

下山は往路を戻ったが、途中、焼岳小屋付近で激しい雨に降られ少々雨宿り。しびれを切らして雨の中、下山を始めたが、登山口に着く頃にはその雨も止んだ。上高地バスターミナルに着くと、ちょうど沢渡行きのバスが発車するところだった。車内は観光客が多い様子だったが、ほぼ満席だった。

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(左)焼岳北峰。背後は霞沢岳。(右)南峰と火口湖。

[参考]沢渡~上高地 バス 往復2,400円
    沢渡駐車場  1日700円

*焼岳で登山者が転倒し後頭部を岩に強打して死亡するという遭難事故が発生した。ヘルメットは着用していなかったという。岩場の多い登山道ではヘルメットの装着を。(2021年9月)
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | 更新情報をチェックする
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