2021年07月16日

<福島遠征> 燧ヶ岳[御池登山口から往復] (福島県桧枝岐村)

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ワタスゲ揺れる熊沢田代から山頂方向を展望する。

御池登山口752-840広沢田代847-920五合目-936熊沢田代944-1022残雪927-1110俎嵓1122-1139燧ヶ岳(柴安嵓)1206-1224俎嵓1237-1337熊沢田代1351-1412五合目-1429広沢田代1440-1529御池登山口

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(左)御池登山口。(右)最初は歩きにくい登りが続く。

計画段階では梅雨明けがまだ判らなかった。天気予報を見て、間違いがなさそうなのは東北南部と判断して燧ヶ岳へ向かう。R117から魚沼・奥只見シルバーライン・樹海ライン経由で御池登山口へ。沼山峠へのシャトル・バスも発着する広い駐車場の奥に登山口がある。しばらく木道を歩いた先は、いきなりぬかるみや濡れて滑る岩の段差の急登である。樹林帯の中、木段もところどころ。

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(左)広沢田代。(右)熊沢田代を振り返る。

標高1,700m付近で木道となり、小湿原の後、広沢田代の湿原があらわれる。一面にワタスゲが揺れている。タテヤマリンドウも見られる。再び急な道が、中間部の平坦地を挟んで続く。緩やかなピークを越えて、広大な熊沢田代へと木道が下る。ワタスゲの湿原の向こうには山頂部が見える。気持ちの良い広がり。右手は平ヶ岳方面の展望。

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(左)残雪の斜面を登る。(右)熊沢田代方面を振り返る。会津駒が見える。

コバイケイソウを見ながら、再び登りに。笹や灌木の中、直登からやや左に斜めに登る。途中、何本もの沢を横切る。岩や木の根、笹の根が滑る。振り返ると眼下に過ぎてきた湿原。右折すると残雪があらわれる。谷状に残る雪を踏んで登る。雪がなくなったガレ場をさらに直登し左折すれば、八合目。崩れた斜面をトラバースし、笹原の中、右折して直登する。

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(左)八合目。笹原を登る。(右)俎嵓山頂。前方に柴安嵓。

シャクナゲの花を見ながら登れば俎嵓に到着。三角点があるが、岩が多くあまり広くないピーク。眼下に尾瀬沼を見おろす。前方に柴安嵓、遠景に平ヶ岳。鞍部を介して登り返し、柴安嵓へ。こちらの方が高いので「燧ヶ岳」の山名標が設置されている。尾瀬沼を見おろす緩い斜面が休憩に適している。傍らに咲いている黄色い花はミヤマキンバイか。入れ替わり、10人以上の登山者で賑わっていた。

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(左)俎嵓から尾瀬沼を見おろす。(右)燧ヶ岳(柴安嵓)山頂。

下山は俎嵓に登り返して往路を下った。残雪の箇所は慎重に下る。途中の湿原で休んで景色を楽しみながら下ったが、濡れた岩も多く思っていた以上に時間がかかった。湿原や山頂に吹く風は涼しかったけれど、下山時は気温もどんどん上がり暑くなった。この季節に登るには標高はやや低かったか。桧枝岐村内の宿に着いて、梅雨が明けたと聞かされた。

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(左)燧ヶ岳(柴安嵓)から尾瀬ヶ原を見おろす。

[参考]御池駐車場 1回 1,000円
posted by 急行野沢 at 22:09| Comment(0) | 登山(東北・北関東) | 更新情報をチェックする
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