2021年07月17日
<福島遠征> 会津駒ヶ岳~中門岳 [滝沢登山口から往復] (福島県桧枝岐村)
ワタスゲ揺れる中門池。
滝沢登山口441-618水場635-747ベンチ(標高1990)757-814駒ノ小屋822-838会津駒ヶ岳841-917中門岳(中門池)933-953ベンチ(2194南側)1003-1029駒ノ小屋1047-1135水場1145-1230滝沢登山口
せっかく遠路、桧枝岐村に来たので、前日の燧ヶ岳に続いて会津駒ヶ岳に登る。滝沢登山口の駐車場に朝4時過ぎに到着。登山口の比較的近くにとめられたが、下山時にはかなり下まで路側に駐車があった。階段の登りから登山道がはじまる。最初は木の根が張り出す急登がしばらく続く。昨日の疲れがとれずペースは上がらない。次々と追い抜かされるが、道は昨日の燧ヶ岳よりずっと歩きやすい。
(左)滝沢登山口。(右)ブナの尾根を登る。
国有林の看板がある場所(標高1250付近)から少し勾配が緩む。尾根上を絡んだり、尾根の左下に折り返しを挟みながら登って行く。ブナ林が美しい。「山頂Xkm」の表記がところどころ。標高1650の水場で多くの人が休憩をとっている。左下の谷に少し下っておいしい水を補給。ブナ林の緩やかな尾根を進むとやがて針葉樹が多くなる。標高1730付近から右手樹間に稜線が見えるようになる。
(左)水場への分岐。休憩適地。(右)1990付近のベンチから稜線を望む。
樹木が疎らになり、眩しいのでサングラス装着。道は歩きやすいが、途中ポイントとなるような地点が少ないのがつらい。標高1990付近で一気に稜線方向の視界が開け、ベンチがある。小湿原にワタスゲやコバイケイソウ。期待が膨らむ。ここからは絶景と花を楽しみながら木道を歩く。2つ3つ花の咲く小湿原を経由して、最後はコバイケイソウが囲む中を登って駒ノ小屋へ。
(左)駒ノ小屋下の湿原から燧ヶ岳を望む。(右)駒ノ小屋へはコバイケイソウ・ロード。
小屋前にベンチから、池塘と残雪の向こうに会津駒ケ岳の緩やかな山頂が見える。緩やかな登りから樹林帯の木道を進めば、会津駒ヶ岳の山頂。展望は優れないと思っていたが、目の前に燧ヶ岳。その左には富士山が霞んでいた。反対側に木道を下り、中門岳までの緩やかな稜線に足をのばす。ところどころ雪が残り、湿原に池塘、ハクサンコザクラ・イワイチョウ・ミヤマキンバイ・チングルマなどの花々。
(左)駒ノ小屋前から会津駒ヶ岳を望む。(右)会津駒ヶ岳山頂。燧ヶ岳の左に富士山が霞む。
緩やかな起伏を楽しく歩き、40分弱で中門岳に到着。中門岳は厳密には前方の緩いピークだろうが、その手前の中門池の畔に標柱がある。ワタスゲとコバイケイソウが咲き、池の向こうに見えるのは越後三山か。気持ちの良い池畔のベンチで休憩し折り返すことにする。この景観の中、急いで歩く手はないので2094南側のベンチでも休みながらゆっくりと戻る。
(左)会津駒ヶ岳から中門岳へ向かう。(右)途中の湿原にはハクサンコザクラなどの花が見られた。
会津駒ケ岳の西側を巻く木道は、濡れていてとにかく滑るので周囲の登山者も苦労していた。最後に駒ノ小屋の前で景色を楽しんでから、下山は往路を滝沢登山口へともどった。梅雨明けの土曜日、多くの登山者で賑わっていたが、下山時には気温が高くなり、とにかく暑かった。下山後は桧枝岐村内のアルザ尾瀬の湯で汗を流してから帰路についた。
(左)中門池。ワタスゲ揺れる湿原が広がっている。
[参考]アルザ尾瀬の湯 600円
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