
西穂丸山付近から笠ヶ岳の稜線を望む。
鍋平駐車場627-645新穂高第2ロープウェイ・しらかば駅815=822西穂高口駅835-926西穂山荘938-949西穂丸山954-1002西穂山荘1013-1020焼岳上高地分岐-1125「2194北側の池」1138-1208割谷山1218-1306焼岳小屋1329-1439鍋助横手1444-1525登山口1535-1555中尾高原-1628鍋平駐車場
猛暑の中、楽をしてロープウェイで標高を稼ごうなどと考えた。前回登った笠ヶ岳を眺めたいし、歩いたことのない西穂山荘~焼岳小屋の間もついでに。鍋平の無料駐車場に車をとめ、20分ほど歩いて第2ロープウェイ乗場のしらかば駅へ。ロープウェイの早朝便があると思ったのは勘違いで、今日は通常便のみ。1時間以上駅で待った。あわよくば独標までと思ったが、西穂丸山までで折り返すことに変更。


(左)ロープウェイで西穂高口へ。(右)ロープウェイから槍・穂高。
30人ほど乗車のロープウェイ始発で西穂高口駅へ向かい、歩きはじめる。最初は緩やかな下り。鞍部から足元に岩が多い、樹林帯の登りとなる。西穂山荘に荷物をデポして丸山まで空身で往復する。岩の段差などを登って行くと森林限界を超え、ハイマツ帯の中を歩き丸山へ。笠ヶ岳・西穂・霞沢岳・焼岳など、素晴らしい展望が広がる。西穂山荘まで戻り、焼岳小屋への稜線に足を踏み入れる。


(左)西穂丸山から西穂方面を望む。(右)霞沢岳・乗鞍岳・焼岳を望む。
そんな気はしていたけれど、全体として見どころとなるポイントは少なく、ときどき上高地側を見おろすけれど、概ね地味な樹林帯の中を進む。季節が違えば、それなりの味わいはあるのかもしれないが。西穂山荘から一気に下って、上高地への道との分岐。「きぬがさの池」は遠目に眺められるだけ。さらに標高を下げ、2181前後は緩やかな針葉樹林帯の道が続く。


(左)上高地への道と分岐。(右)2181前後は樹林帯の緩やかな道。
2194北側ピークへは急登。上高地を見おろし、振り返ると穂高方面は雲が多くなっていた。2194北側で池の横を行くが、池畔には近づけない。鍋谷山への登りでは、(たぶん)小屋の人が笹刈りの作業をしていた。この先はやや笹が深くなる。割谷山は右下を巻くが、足元が悪い。2229を過ぎ稜線を外れて右下に下れば、正面に焼岳が見えて焼岳小屋に到着。暑さがこたえ、最後は頻繁に休みながら進んだ。


(左)上高地を左に望む。(右)2194付近の池。
数人の登山者が行き来する焼岳小屋前で休憩後、中尾温泉へ向けて下山。新中尾峠からしばらく下ると中尾峠からの道と合流。谷状の地形に溝のような道で緩やかに下る。右へややトラバースの後、左折して九十九折の下りで谷に下る。焼岳へのメインルートのひとつだけあって、歩きやすい。尾根の左下を巻き気味に下るようになると、「鍋助横手」の標識。


(左)焼岳を前方に見て焼岳小屋到着。(右)鍋助横手付近。
左折してジグザグで下ればブナの大木も見られ、白水の滝の展望地を過ぎて間もなく林道終点。「近道」の標識に従って進めば尾根を左から回り込み、沢に降りて「焼岳登山口」にたどり着く。ダンプカーが頻繁に走る車道を歩いて、中尾高原経由で鍋平の駐車場に戻る。車道歩きも後半、緩やかな登りになるのがやや嬉しくないところ。前回同様、平湯の「ひらゆの森」で汗を流して帰路についた。


(左)白糸の滝を見れば登山口までもう一息。