展望荘まで下り赤岳を振り返る。少し晴れてきたかな?
美濃戸(赤岳山荘P)612-814行者小屋826-835阿弥陀岳分岐-931稜線(文三郎尾根分岐)941-1006赤岳1034-1104赤岳天望荘1119-1122地蔵の頭-1212行者小屋1229-1415美濃戸(赤岳山荘P)
赤岳へ美濃戸から日帰り。天気予報を吟味して出かけたはずだったが、山頂付近は雲に閉ざされ視界は開けなかった。赤岳・中岳間の稜線や、山頂部は強風が吹きつけていた。下山を始めると少し天候は回復してきたようで、見上げると赤岳の山頂部も見えるようになってきた。赤岳手前の岩場に咲いていたトウヤクリンドウが印象的だった。
(左)南沢沿いの道。(右)行者小屋。
午前6時、平日なので美濃戸(赤岳山荘)の駐車場には十分な空きがあった。まずは南沢経由で行者小屋へ。行者小屋までの標高差は600m、概ね沢沿いの苔と針葉樹の道だが、ところどころは高巻の勾配もある。最後は緩やかな針葉樹の道で行者小屋へ。前方の主稜線は深い雲に覆われている。
(左)文三郎道は階段の連続。(右)行者小屋を振り返る。
今日は文三郎道から登る。樹林帯の登りの先は、階段が連続する。視界が開け、振り返ると雲間から行者小屋を見おろせる。ときどき風が霧を払い、前方に赤岳・中岳間の稜線が見えるようになる。稜線の分岐にたどり着くと、怖いくらいの強風が吹いていた。雨具とヘルメットを装着。
(左)稜線が近づくと強風に。(右)トウヤクリンドウ咲く岩場。
トウヤクリンドウを見ながら、キレットとの分岐を過ぎれば、鎖もあらわれ手足を使う岩場の登り。岩場に入れば風は少し遮られている。竜頭峰北側の分岐で左折して梯子を登れば赤岳山頂。真っ白で展望皆無。しばらく待ったが、風が強く雲は晴れそうにないので赤岳天望荘に向かって下ることにする。岩礫の滑りやすい下り。しかし、展望荘まで下って振り返ると赤岳の姿がくっきりと見えた。
(左)キレット方面との分岐。(右)北側から見た赤岳山頂。
いまは山頂も展望が回復しているのだろうか。横岳方面も少しずつ山並みが見えるようになってきた。下山は地蔵尾根を下る。鎖が連続する岩場の急斜面が続く。行者小屋まで下って振り返れば、朝は見えなかった八ヶ岳の主稜線がそれなりに見えるようになっていた。何となくすっきりしない気分のまま、南沢を歩いて美濃戸へと戻った。平日なのにかなりの登山者とすれ違った。
(左)赤岳展望荘への下り。(右)地蔵の頭から横岳方面を望む。
同じコースでの登山記録はこちら → 「赤岳(2024年6月12日)」
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