2021年09月05日

十石山[白骨温泉から往復](松本市/岐阜県高山市)

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樹林帯を抜けると笹原が広がる。

白骨温泉上登山口716-727スーパー林道分岐-808丸太ベンチ(小広場)813-820湯沢ノ平-1000森林限界-1025十石峠避難小屋1032-1035十石山-1039十石峠避難小屋1108-1131森林限界-1256湯沢ノ平-1303丸太ベンチ(小広場)1308-1342登山口

天気が微妙なので迷ったが、国道158号を西に走ると青空も見られたので、十石山に白骨温泉から登る。以前登ったときは、割と簡単だったような記憶がある。今回は笹が煩くて、部分的には笹ヤブ漕ぎといっていいほど。朝は笹のしずくで全身ずぶぬれになった。道は特段の急登もなく適度な勾配で続くけれど、登山者の多い山ではないので整備がいき届いているとはいえない。

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(左)登山口。手前に3台分の駐車スペース。(右)小広場でいったん勾配は緩む。

白骨温泉街からスーパー林道を少し進んだところが登山口。脇に3台ほどの駐車スペースがある。道標に従い登山道に入り樹林帯を進めば、このコース唯一の道標がある。十石山へ左折。大きな折返しで登る。途中まで笹刈り取れているが、道は谷側に崩れがち。ダケカンバがあらわれ、笹が深い登りとなる。勾配が緩むと、丸太のベンチがある小広場。傍らの木に林野庁の標識がある休憩適地。

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(左)さくらフィルムの道標が数ヶ所。(右)樹林が少し疎らになってくる。

ここからは1835標高点の南側(湯沢の平)をたどる針葉樹林帯の緩やかな道。さくらフィルムの道標が数ヶ所。このあたりも笹が深いが、道形ははっきりしている。標高1860あたりから登りに転じ、しばらくは尾根上にジグザグの登り。標高2050をすぎればやや勾配は緩み、その後は適度な傾斜の登り。右手に霞沢岳あたりが見えてくるはずだが、今日は雲の中。雨後なので足元は滑る。

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(左)樹林帯を抜け、山麓を見おろす。(右)カラマツソウが斜面に広がる。

道脇に林道が咲き、少しずつ樹林が疎らになってくる。標高2400くらいで森林限界、樹林帯から抜け出す。ここからが楽しいところ。笹とハイマツの緩い斜面を登る。盛夏に比べると地味だが、カラマツソウなど花も思ったよりも見ることができた。ナナカマドは赤い実をつけていた。右へトラバース気味に登り、左に折り返せば避難小屋に到着。

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(左)避難小屋まであと少し。(右)十石峠避難小屋。

左へ緩やかな稜線にトウヤクリンドウを見ながら数分たどれば、ハイマツの中の十石山三角点。避難小屋まで戻り休憩。周囲は厚い雲に覆われて視界はない。晴れていれば北に穂高、南に乗鞍が展望できると思う。山頂付近は快適なのだが、樹林帯の登りが長すぎるのがメジャーな山にならない理由だろうか。他の登山者には誰にも会わなかった。

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(左)小屋から三角点までの稜線。(右)稜線上のトウヤクリンドウ。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(北アルプス・乗鞍) | 更新情報をチェックする
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