2021年09月12日
唐松岳[八方尾根往復](白馬村)
ハイマツ帯から望む白馬三山方面
八方池山荘804-843八方池-921扇雪渓927-940丸山ケルン945-1018唐松岳頂上山荘上のピーク-1035唐松岳1052-1109山荘上ピーク1114-1144丸山ケルン-1155扇雪渓-1223八方池上(第3ケルン)1227-1252八方池山荘
土日で予定していた山行がちょっとしたことから中止になった。憂さ晴らしに近場の山に出かけたい。思いついたのは日帰り北アルプス定番の唐松岳。しかし、天気予報もよい日曜日とあって、ゴンドラ「アダム」乗場には長い列ができていた。ゴンドラとリフト2本を乗り継いで、八方池山荘前から8時過ぎには歩きはじめることができた。とにかく登山者が多い。自分もそのひとりなのだが。
(左)八方池と白馬三山。(右)ダケカンバ帯。
青空はあまりなく薄曇りだが、展望はそれなりに開けていた。八方池の景色も盛夏の彩よりは少しくすんだ感じだが、白馬三山はくっきり姿を見せている。その先のダケカンバ帯をいったん過ぎれば、左斜面は盛夏には花畑となるところ。マツムシソウ・ウメバチソウ・トリカブト・アキノキリンソウ・ハクサンシャジンなどは見られるけれど、やはりやや地味な感じ。
(左)丸山ケルン。(右)丸山ケルン付近から高妻・頚城山塊。
少しだけ雪が残っている扇雪渓を過ぎてダケカンバの中をひと登りすれば、ハイマツ帯に。右に白馬三山、左に五竜・鹿島槍を見ながら登る。足元ガラガラの斜面を登れば丸山ケルン。振り向けば高妻山や頚城の山々を望むことができる。山頂を右手前方に見ながら、ハイマツ帯からやや岩が多い登りとなる。以前は左を巻いて唐松岳頂上山荘の前に出ていたが、現在は尾根を直登するコースにかわっている。
(左)尾根を直登し右奥の山頂を目指す。(右)剱岳を左に見ながら唐松岳へ。
山荘を見下ろすピークに至れば、五竜岳から立山・剱へと至る展望が広がる。いったん鞍部に下ってから唐松岳へ登り返す。唐松岳山頂は3回目。多くの登山者で賑わっている。目の前に五竜岳が大きい。その右に槍ヶ岳、裏銀座方面の山並みを挟んで立山、剱。富山方面の日本海まで見通すことができた。八ヶ岳や南アルプスも霞んで見えた。下山は往路を戻り、リフトとゴンドラを乗り継いで下った。
(左)唐松岳山頂。(右)左に五竜・遠く槍、右に立山・剱。
[参考]八方アルペンライン(ゴンドラ+リフト×2)往復 3,000円
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