2021年09月20日
<富山遠征> 薬師岳[折立から往復](富山県富山市)
薬師岳山頂。右奥に剱・立山、後立山方面を望む。
[第1日(9/20)]折立登山口847-941太郎坂(アラレちゃん)945-1020青淵三角点1031-1153五光岩ベンチ1229-1318太郎平小屋・泊
[第2日(9/21)]太郎平小屋517-541薬師峠-615薬師平-656薬師岳山荘700-735薬師岳避難小屋跡735-753薬師岳836-909薬師岳山荘914-940薬師平-1005薬師峠-1025太郎平小屋1043-1121五光岩ベンチ1127-1221青淵三角点1232-1332折立登山口
薬師岳は長野県側からはなかなかアクセスしにくい山。懸案の山ではあったが、折立から往復する最短コースで登った。折立の駐車場は、到着時ほぼ満車。幸運にも1台分の空きを見つけてとめることができた。もう少し遅い時間なら、下山者の場所が空きはじめると思う。折立登山口から愛知大学の遭難碑を左に見て歩きはじめる。全体に道はよく整備され、何の問題もなく歩ける。
(左)青淵三角点。(右)湿原の木道を進む。
最初は樹林帯の中、小丸太の階段や木の根の段差の登りが続く。ブナの大木も見られる。途中、山行記録でよく見かけるアラレちゃんの看板(青淵三角点までのほぼ中間)を過ぎるといったん傾斜は緩む。その先も緩急の登りで、青淵三角点に到着。ベンチが置かれ、眼前に山頂部の展望が開ける場所。天気予報はいいはずだったが、雲が垂れ込めていて展望は開けない。(写真は2日目のもの)。
(左)石畳状の階段から有峰湖を振り返る。(右)前方に太郎平。
しばらく湿原の中の木道を進むが、その先でいったん下り、ベンチのある鞍部から樹林帯を登り返す。その先は広い草地の中、土留めと敷石で整備された道を登る。振り返ると有峰湖が見える。随所にベンチも設置されている。やや右にトラバース気味の緩やかな登りで五光岩ベンチ。晴れていれば左に山頂部、前方に緩やかな太郎平の風景が広がる。
(左)綿毛のチングルマごしに山頂展望。(右)太郎平小屋が見えてきた。
今日は太郎平小屋泊りと決めている。あまり早く小屋についても仕方ないので、ゆっくり休憩。その先もよく整備された緩やかな登りで太郎平小屋に到着。小屋の前の広場からは薬師岳や水晶・鷲羽方面、北ノ股岳方面の稜線も展望できる。今日の宿泊は40人程度。
(左)池塘を見ながら木道を進む。(右)薬師平からの展望。
2日目は快晴。薬師岳の山頂部を正面に見ながら、池塘も点在する気持ちの良い木道を進む。右手には槍ヶ岳も見えてきた。いったん薬師峠にくだる。薬師峠のテン場には本コース上数少ない水場がある。薬師峠からは沢沿いに登り返し、ガラガラした谷状を進む。いったん平坦となる薬師平からは、槍ヶ岳・三俣蓮華・黒部五郎が正面に見える。
(左)稜線への登り。(右)薬師岳山荘から山頂部を見上げる。
(左)前ピークから山頂を望む。(右)右下にはカール。
稜線への緩やかな登りから、稜線に登り着いて右折し、その先すぐに薬師岳山荘。その先はガラガラとした斜面の急登となる。避難小屋跡のある前ピークにたどり着き、右下にカールを見ながら薬師岳山頂までは緩やかな道程。この時間、山頂は無人。やがて数人が登って来た。
(左)薬師岳山頂。(右)薬師岳山頂から槍ヶ岳方面。
今日は素晴らしい展望。北には剱・立山方面の展望が広がる。その右には後立山連峰。その奥に頭を出しているのは高妻山か。烏帽子・野口五郎・水晶・鷲羽。その向こうに四阿山や浅間山。右手の鞍部に見えるのは黒部五郎小舎だろうか。下山は大展望を楽しみながら、往路を折立まで戻った。
(左)薬師岳山頂から剱岳・立山方面。
[参考]有峰有料林道 1,900円
太郎平小屋 1泊2食 11,000円
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