2021年10月09日
燕岳[中房温泉から往復](安曇野市/大町市)
燕岳山頂付近から見た槍ヶ岳。右奥は笠ヶ岳方面かな。
安曇野の里455=(バス)605中房温泉615-706第2ベンチ-755富士見ベンチ759-821合戦小屋925-912燕山荘917-942燕岳1024-1042燕山荘1117-1149合戦小屋-1206富士見ベンチ-1242第2ベンチ-1317中房温泉1415=(バス)1520安曇野の里
日帰りで燕岳へ。中学校の学校登山で登った思い出深い山でもある。いまの時代、学校登山というものも、あまり許されないような風潮ではあるが。週末は中房温泉周辺の駐車場の混雑が予想されるので、安曇野の里(田淵行男記念館)の登山者用駐車場に車をとめて、バスで中房温泉に向かう。中房温泉の登山口は多くの人で賑わっていた。
(左)合戦尾根途中の樹間から東沢岳方面?(右)合戦小屋まであと少し。
合戦尾根は北アルプス三大急登のひとつに数えられるが、よく整備されていて歩きやすい。第1~3ベンチ、富士見ベンチと途中、何箇所か休憩ポイントがあるのもありがたい。樹林帯の中、ときにはダケカンバの美林や紅葉を見ながら標高を上げていく。大勢が休憩している合戦小屋を過ぎれば、ほどなく合戦沢の頭(2488三角点)。樹林帯を抜け、展望が開けていく。ただ、空は雲に覆われている。
(左)合戦小屋を過ぎ樹林帯を抜けるが曇り空。(右)前方に燕山荘が見える。
展望はあまり期待できないなと思いながら、盛夏には花が咲く斜面を登る。ナナカマドの赤い実が見られる道を、ちょっとした岩場も越えて行けば前方の霧の中に燕山荘の建物が見えてくる。燕山荘にたどり着けば、前方に裏銀座方面の山並みが広がるのだが、雲に霞み気味で展望はいまひとつ。
(左)燕山荘前から裏銀座方面(復路)。(右)イルカ岩。
霧に覆われた稜線を燕岳に向かう。イルカ岩を過ぎ、しばらく歩くと霧が晴れてきた。一気に展望が開け、槍ヶ岳から表銀座の縦走路や裏銀座方面まで見渡せるようになった。風化した砂と花崗岩の間を登って、燕岳山頂へ。やや雲が多くときどき稜線を隠すものの、期待が薄かっただけにこれだけ展望があれば嬉しい。槍ヶ岳の姿を見ながら昼食休憩。
(左)燕岳の山頂へ。(右)燕岳山頂付近から槍ヶ岳と表銀座縦走路。
燕山荘までゆっくり戻ると、燕山荘前からの裏銀座方面の展望も少しは開けていた。鷲羽や水晶あたりが顔をのぞかせる。ゆっくり休憩をとってから、下山は往路を下った。多くの人が登っていて、数分ごとに挨拶を交わさなければならないくらい。帰りのバスはほぼ満席だったが、ほとんどの人は穂高駅で下車していった。
(左)北燕岳方面。(右)西側から見た燕岳山頂。
[参考]バス(安曇野の里~中房温泉) 片道:1,800円
こちらもご覧ください → 「燕岳(2023年10月25日)」
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