2021年10月30日
四方原山[鍵掛沢から 十石峠へ](佐久穂町/北相木村/群馬県上野村)
色づきはじめた樹林帯を行く(1685南側を巻く)
乙女の森741-807尾根にのる-837「1281」を巻く-918展望地(痩せた岩尾根の上)-937「1564標高点」-945林道-1011四方原山1018-1043階段降り林道-1116「1632」南側巻く-1212林道-1246林道十山線分岐-1318電波塔西側で車道へ-1349十石峠1354-1457乙女の森
秋晴れの天気だが、展望のないヤブ山へ。北側のR299沿いから四方原山へ向かう。樹林帯の雰囲気は悪くないけれど、紅葉の色づきはこれからだろうか。終始、道ははっきりせず、かすかな踏み跡とテープマークを頼りに地形を見ながら進む山行となった。「乙女の森」(休業中)休憩舎前の駐車場に車をとめ、すぐ先を右折して林道に入る。10分ほどで右手に古い登山口の案内板があり、登山道に入る。
(左)道標のある登山口。(右)倒木で歩けない沢沿いの道を回避して尾根へ。
最初はヤブがちだが、道はすぐ明瞭に。しかし、沢沿いのこの登山道はすぐに倒木で歩ける状態でなくなる。やむなく右手の尾根を目指して斜面を這い上がる。途中、木にテープマークがあり少し安心する。尾根に登り着いたら、左へと踏み跡をたどる。緩急の尾根をたどった先の大岩を左から巻いて、左下に見えた本来の登山道に合流。その先はしばらく明瞭で歩きやすい道。1281は右側を巻いて行く。
(左)尾根の合流点。(右)痩せた岩尾根を攀じ登る。
標高1370m付近で古谷ダム方面からの尾根が合流。文字の読めない道標が転がっている。標高1400m付近から急登となり、その先は痩せた岩尾根。左右が切れ落ちて緊張する難所を、手足を使って攀じ登る。登った先で振り返ると浅間山方面の展望が得られた。1564付近は岩に倒木や伐採木が混ざり歩きにくい。その先で地形はやや平坦になるがシダが茂り踏み跡は不明に。テープマークを見ながら進む。
(左)岩尾根上部から浅間山方面を展望。(右)シダが茂り踏み跡不鮮明。
標高1570m付近で林道に出て、左へ少し進んだところのテープマークから四方原山の山上台地に取付く。緩やかな山上台地は進む方向がわかりにくいが、地形を見ながら南へ進み右折して西へ。四方原山の山頂に到着。周囲をカラマツなどの樹林に囲まれ展望はない。これほど見どころのない山頂も珍しいが、ここを訪れるのはなぜか3回目。
(左)四方原山の山頂。(右)階段上から西上州の山並み。
四方原山を辞して東へ進む。岩場や痩せ尾根の先、右手のコンクリート階段を下って林道にいったん降りる。階段の上からは西上州の山並みを展望。前方の尾根に取付き、やがて稜線右下の巻道となる。この区間は以前も歩いたので、1632・1685の両ピークには寄らず、今日はずっと巻道を進む。
(左)階段を下り林道へ。(右)1632・1685の南側を巻いて進む。。
1632の南側を巻くあたりは倒木が多いし、踏み跡も崩れがちな箇所が多い。展望は得られないが、樹林の色づきも少しずつ。1622北西で林道に出る。カーブミラーがある。林道を栂峠方向(南東)に向かった後、北東に進み林道十山線を左に見送り右折。1626の南側を巻く細い道を進む。途中、1626の南東側の尾根を乗越すあたりがわかりにくい。1531電波塔の手前で車道に出て、そのまま十石峠へ。
(左)1622北西で林道に出る。(右)1626南側を巻く細い道。
十石峠にある展望台に登ったが、気温が高すぎるのか霞んでいて景色はいまひとつ。国道299号を西へ歩いて「乙女の森」に戻った。登山道の倒木や、途中の危険な痩せた岩尾根、茨の蔓延るヤブっぽい箇所もあり、予想していたよりも苦労した。ヤブ山のトレーニングをしたと思えばいいのかも。山中で他の登山者とはひとりも会わなかった。かつてはメジャーな山域だったのだろうが。
(左)十石峠の展望台。
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