第二展望台から西天狗岳を望む
唐沢鉱泉737-825稜線(唐沢鉱泉分岐)829-910第一展望台-940第二展望台956-1038西天狗岳1043-1059東天狗岳1112-1126擂鉢池分岐-1201中山峠-1206黒百合ヒュッテ1237-1311渋の湯分岐-1349唐沢鉱泉
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前日までの天気予報はさほど悪くないはずだったが、車のラジオは太平洋側の降雪を予報していた。これでは天候は期待できないと思いながら、唐沢鉱泉へ車を進める。今日のところは、唐沢鉱泉までの道は圧雪路で何の問題もなし。しかし、3連休明けに唐沢鉱泉が冬期休業にはいると、道の状況は変わるのではないだろうか。
(左)樹林帯の登り。尾根に出て左折。(右)第一展望台。前方右手は根石岳。
唐沢鉱泉の駐車場(無料)は朝7時過ぎで先着4台。平日なので空いていた。前後して2人ほど登山者が歩きはじめる。といってもこの天候なので、今日すれ違った登山者は3人だけ。樹林帯の中、しっかり踏まれたトレースを登り始める。途中でアイゼン装着。尾根に出て左折し、しばらく登りを我慢すれば第一展望台。前方に西天狗岳と根石岳、右手にはうっすら赤岳が霞んでいる。
(左)第一展望台から中山方面。(右)第二展望台。雲間に赤岳が霞んでいる。
その先、第二展望台では西天狗が目の前に迫る。右手には雲間にかすかに赤岳方面。少し進んだ樹林帯の中で、ピッケルやバラクラバを用意する。西天狗への登りにかかり、森林限界を越えると冷たい風にさらされる。視界もきかず、岩と雪のミックスの中、トレースはわかりにくい。
(左)樹林帯が終わり岩雪ミックスの登りへ。(右)西天狗岳山頂。展望なし。
登り着いた西天狗岳山頂は展望皆無。そこから東天狗の間はさらに視界がきかず、トレースも風で消されがち。方向を探りながら進む。東天狗岳でも視界は開けない。雪も降りはじめた。東天狗からの下りも、風に飛ばされトレース不明瞭な箇所がところどころ。風と寒さに耐え、展望がなくとも我慢し……修行のような登山だけれど、これはこれで登山の楽しみかもしれない。
(左)東天狗岳。視界ゼロ。(右)中山峠への下りから振り返る。
中山峠まで下ってひと安心。黒百合ヒュッテ前で小休止して、ピッケルなどの装備を仕舞う。唐沢鉱泉まで下る樹林帯も、しっかり踏まれたトレースがあり、何の問題もない。帰り道に車内から眺めると東信・北信方面はよい天気だったようす。登る山の選択を間違えたか?
(左)中山峠。(右)渋の湯分岐。黒百合平からの下りはトレース明瞭。
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