2022年03月21日
斑尾山~大明神岳[まだらおの湯から](中野市/飯綱町/信濃町/飯山市)
大明神岳から野尻湖と黒姫山・妙高山を望む。
まだらおの湯635-709登山口-759稜線801-818斑尾山822-828大明神岳838-849斑尾山851-902斑尾山北峰903-942斑尾高原スキー場第7駐車場946-1020まだらおの湯
春というのは厄介な季節だなといつも思う。山肌は斑になり、空気は埃っぽくなる。サクラが開花したといわれても、まだ気持ちは冬のままでついて行かない。近場で手軽に雪を楽しめるところを考えて斑尾山へ。まだらおの湯近くの路側スペースに駐車して歩きはじめる。
(左)薄いトレースの急登。(右)豊田スキー場上部からの展望。
夏ならば林道のような道なのだろうか、薄いトレースを追って、平坦な広道を西に向かう。すぐにスノーシューを装着する。南北に走る林道にたどり着いて、そこからは急勾配の登山道。雪が緩まないうちにと、朝早く登りはじめたせいか、昨夜の数センチの積雪の下は固い雪面で歩きやすい。
(左)稜線上は勾配緩みブナの樹氷。(右)斑尾山山頂。
雑木林の中、ときどき不明瞭となる何日か前の薄いトレースを追いながらの急登が続くが、なんとかスノーシューで登ることができる。途中、休業中の斑尾高原豊田スキー場の上部に出ると、ゲレンデ越しに展望が広がる。その先も急登をこなし、稜線に登り着けば、霧氷をまとった美しいブナ林の中を進む。
(左)大明神岳への稜線。(右)大明神岳から飯縄山・黒姫山と野尻湖。
樹林の中で展望のない斑尾山に到着。そこからは南西へ、南東側に雪庇も見られる稜線をたどり、大明神岳へ。傍らには通信施設のようなものがある。ちょうど西の方向だけ雲が切れて、眼下に野尻湖、その向こうに妙高・黒姫・飯縄の姿を望むことができた。この景色を見るために登って来たといってもいい。
(左)大明神岳から斑尾山を望む。(右)ゲレンデ脇を下る。
斑尾山へ戻り、下山は北に向かう。こちらもところどころ雪庇のある細い稜線をたどり北峰へ。北峰直下のリフト最上部からは上越方面の山並を展望できた。ここからは斑尾高原スキー場のゲレンデの端を下らせてもらった。スキー場の第7駐車場まで下り、スノーシューを脱いで、あとは車道をまだらおの湯まで戻った。
(左)スキー場駐車場から山頂を振り返る。
他の年の冬のようすはこちら → 「斑尾山スノーシュー(2023年3月4日)」
無雪期の記録はこちら → 「斑尾山(2021年10月16日)」
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