2022年05月05日
御飯岳~黒湯山[残雪期限定ルート](高山村/群馬県嬬恋村)
黒湯山西側の斜面から御飯岳と老ノ倉山を望む。
唐沢峠(上信スカイライン長野群馬県境)648-732御飯岳-744前御飯753-805御飯岳821-859唐沢峠(上信スカイライン県境)915-(車道)937太田堰源流の地(黒湯山取付き点)947-1040黒湯山1103-1125太田堰源流の地1130-(車道)1153唐沢峠(上信スカイライン県境)
御飯岳・黒湯山とも無雪期に逆方向から登ったことがあるが、今回は残雪期限定のルートで。上信スカイラインがGW前に開通したので、御飯岳北側(長野群馬県境)まで車で入れる。高山村中心を過ぎ、県道112号で万座へ進む。上信スカイラインの御飯岳北側の唐沢峠(長野群馬県境)に駐車。付近に3~4台ほどの駐車できる路側スペースがある。
(左)御飯岳北尾根への取付き点。(右)最初は緩やかな雪面で県境の尾根へ。
まずは御飯岳。ダケカンバなどの疎林の中、雪は締まっていてアイゼンをきかせて登る。途中、けっこうな急登が断続的にあるので滑落に注意。前爪アイゼンとピッケルは必須。トレースは期待できず、自分で地形を見て進む方向を考える。振り返ると志賀高原の山並を展望できる。
(左)断続的に急登があらわれる。(右)振り返ると志賀高原の山並。
たどり着いた小広場の御飯岳山頂からは岩菅山や横手山などが眺望できた。ただ北側の眺めは樹間からなのでもどかしい。前御飯まで歩いて北側の北信五岳・北ア・四阿・浅間が見える地点を探したが、よい場所はあまり見当たらない。下山は往路をたどった。
(左)御飯岳直下の急登。(右)御飯岳山頂。
(左)御飯岳から志賀高原の山々を望む。(右)前御飯付近から四阿山・根子岳。
黒湯山へは車道を少し東に歩いて取り付く場所をさがす。「太田堰源流之地」の石柱が立つ場所から沢沿いに登る。途中、雪が途切れ、根曲り竹のヤブに阻まれ左へ左へと方向転換を余儀なくされる。おかげでずいぶん時間がかかってしまった。山頂西側直下の斜面に出て、前方に黒湯山の山頂部を見て安堵する。
(左)黒湯山の西側斜面。(右)黒湯山西側から望む後立山連峰と北信五岳方面。
この斜面から振り返ると、御飯岳や老ノ倉山を前景に、妙高・黒姫・高妻や後立山連峰の大展望が広がった。今日一番の眺め。最後は少しだけヤブをこぐが、距離も短く踏み跡もあるので問題なし。たどり着いた黒湯山の山頂は概ね針葉樹に囲まれているものの、岩菅山など志賀高原の方向は開けていた。
(左)高妻・黒姫・火打・妙高。(右)手製の山名標がある黒湯山に到着。
往路を「太田堰源流之地」の標柱まで下り、車道を歩いて駐車場所まで戻った。下山したら「毛無峠に行こうとしたが、行けなかった」という二人組と遭遇した。上信スカイラインで万座方面へは行けるが、分岐から毛無峠へはいましばらく引き続き通行止めである。
(左)黒湯山から岩菅山・横手山を望む。
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック