男体山山頂から、眼下に中禅寺湖と戦場ヶ原。右手に日光白根山。
二荒山神社中宮祠656-702一合目-731三合目-754四合目759-810五合目818-852七合目-915八合目瀧尾神社921-958二荒山神社奥宮-1000男体山1010-1012二荒山神社奥宮1055-1122八合目瀧尾神社-1139七合目-1208五合目-1220四合目-1238三合目-1255一合目-1300二荒山神社中宮祠
登り一方の修験の山という印象が強く、後回しになっていた男体山へ。二荒山神社で1,000円を納めて御守をいただく点は予習済。たしかに急登の連続で、特に六~八合目は岩の段差を攀じ登る。しかし、新緑の山腹、特に四~六合目はダケカンバやブナ、針葉樹林など豊かな植生を感じることができた。そして山頂付近からは素晴らしい展望が広がった。
(左)鳥居の奥の登拝門から登山開始。(右)すぐに一合目。
二荒山神社で登山受付を済ませ、登拝門をくぐって登山開始。石段を登るとすぐに一合目の標石がある。三合目までは、笹原が広がる樹林帯の中の道を登る。三合目でいったん車道に出て、折返しながら進む。途中で中禅寺湖を見おろすポイントが一箇所。四合目から再び山道に入る。五合目の先まで、九十九折の道の両側は、笹原にダケカンバの疎林などで悪くない雰囲気である。
(左)三合目から車道歩きの後、四合目から再び登山道へ。(右)四~五合目。
木の根や岩の段差などで、徐々に歩きにくくなってくる。そして、六合目の少し下から、ガラガラした岩が多い登りになる。 小屋のある七合目を過ぎ、ますます勾配は急になる。振り返ると中禅寺湖とそれを取り囲む山並。 滝尾神社のある八合目を過ぎ、しばらく登れば急登も緩み、木段状の登りとなる。
(左)六~七合目。急登。(右)八合目から中禅寺湖を見おろす。
九合目を過ぎてしばらく行くと、一気に視界が開ける。樹木がなくなり、赤土のザレた登りになる。振り返ると眼下には中禅寺湖と戦場ヶ原、その向こうに日光白根山が堂々とそびえている。南側遠くに富士山がかすかに見える。やがて山頂の一角にある二荒山神社奥宮に到着。
(左)視界が開けザレ場の登り。(右)山頂下から南方向の展望。
右手にわずかに歩けば、岩の上に剣がたてられた山頂で、反対側に三角点がある。奥宮の反対側には二荒山大神の像、その先に歩けば太郎山神社の祠がある。奥宮の傍らまで戻って休憩とする。普段登り慣れているエリアではないので、山座同定には自信がないけれど、日光白根山の左遠方は乗鞍あたりだろうか。
(左)二荒山神社奥宮。(右)剣の立つ山頂。三角点があり、右奥は二荒山神社奥宮。
日光白根山の右には武尊・谷川連峰・燧・会津駒・朝日連峰・月山(だと思う)、さらにずっと右には那須の山々。快晴の登山を楽しむことができた。下山は往路をもどり、二荒山神社へ。平日なのに登山者が多くて驚いた。すれ違った登山者は80人ほどにもなろうか。
(左)北方向の展望。日光白根山の右に残雪の山並が連なる。
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