2022年06月12日
北八ヶ岳[雨池~八柱山](佐久穂町/茅野市)
霧に霞む雨池。
麦草峠駐車場800-802麦草ヒュッテ-904雨池(南側)-910八柱山分岐-933八柱山941-1003八柱山分岐1010-1021雨池(北側)-1026雨池(西側)-1043雨池峠方面分岐1046-1109雨池峠1135-1148ロープウェイ坪庭駅-1215五辻-1241出逢の辻1248-1303オトギリ平-1316コケモモの庭1319-1335麦草峠1336-1339麦草峠駐車場
朝8時前、麦草峠の無料駐車場は天気が悪いせいか、まだ空きがあった。北八ツの樹林帯を歩くなら、天気が悪くてもかまわない。むしろ雨模様の方がしっとりとしていいだろうと思って出かけてきた。しかし、足元は悪く、水たまりはいうまでもなく、木の根や岩や木道が濡れて滑り歩くのに苦労する。霧の中の苔をまとった針葉樹林帯は幻想的ではあったが。標高差が少ない行程なのがうしろめたい。
(左)雨池への道。(右)八柱山への道。
麦草ヒュッテの前から国道を横切り、池を木道で渡って雨池へ向かう。木道は濡れて滑りやすいし、岩や木の根も滑る。いたるところ水たまり。途中、林道に出て再び山道に入って雨池へ。池は霧に霞んでいる。霧が巻く幻想的な針葉樹林帯を緩やかに歩いて八柱山へ。晴れていれば富士山も望めるはずだが、今日は視界無し。
(左)八柱山の山頂。(右)北岸からの雨池。
雨池まで戻り、北岸を回って西岸から林道に出て、雨池峠に向かう。林道から雨池峠への新しい山道へ取付く箇所は新たな木段が設けられていた。苔の針葉樹林帯に急登が続く。途中から左にトラバースした後、旧道と合流した後は緩やかになる。真新しい木道が樹林帯の中に設置されていた。以前は岩がゴロゴロした道だったが、まったく様変わりした。
(左)雨池峠への新道入口。(右)雨池峠。
雨池峠で休憩。登山者がぽつぽつとあらわれ、縞枯山や雨池方面に消えていく。八丁平を経由して、ロープウェイ坪庭駅、そして五辻方面へは木道が整備されている。五辻付近まで来ると、青空がのぞくようになった。五辻あたりは笹原が広がり、茶臼山や縞枯山を望むことができた。その先も針葉樹林帯の歩きにくい道だが、一箇所前方が開けて天狗岳の姿を望むことができた。
(左)五辻付近。茶臼山を望む。(右)天狗岳を前方に望む。
出逢の辻で左折して進み、草原が広がるオトギリ平へ。さらにコケモモの庭に立ち寄ってみた。コケモモの庭は火山性の大岩が累々と重なり、その間にコケモモが生えている。ただ、花は遅かったようだ。かわりにコイワカガミが咲いているのが見られた。国道を横切り、駒鳥の池を見て麦草ヒュッテへと帰着。雨池付近で7~8人、雨池峠から八丁平あたりで20人ほどの登山者とすれ違った。
(左)オトギリ平。(右)コケモモの庭。
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