2022年06月25日
角間山~鍋蓋山(群馬県嬬恋村)
角間山への登山道から湯ノ丸山・烏帽子岳を望む。
旧鹿沢スキー場下703-722鹿沢スキー場跡交差(あずまや)728-756旧鹿沢温泉分岐-808角間峠815-841角間山854-920鞍部-933鍋蓋山953-1026鹿沢スノーエリア第5リフト終点1036-1103鹿沢スノーエリア・ゲレンデ下-1122鹿沢スノーエリア入口(県道74号)-(車道歩き)-1227旧鹿沢スキー場下
急に暑くなったけれど、湯ノ丸周辺ではレンゲツツジが楽しめる季節。角間山から未踏の鍋蓋山まで歩いてみようと思う。旧鹿沢スキー場下の路側駐車スペースに車をとめる。草木が繁り、ゲレンデの姿をとどめない旧鹿沢スキー場の脇の唐松林の中を登る。やがてアズマヤの建つ、旧スキー場の中心地へ。角間山が右手に見える。ここから角間峠へは、左右にレンゲツツジを見ながら楽しく歩ける。
(左)鹿沢スキー場跡交差のアズマヤ。(右)角間峠への道のレンゲツツジ。
旧鹿沢温泉からの道と合流して左折、ここもアズマヤのある角間峠で右折すれば、角間山への道は笹原の中を斜上する緩やかな登り。一面の笹原だった記憶があるが、樹木が育って視界を遮るようになった気がする。登り着いた角間山山頂からは湯ノ丸・烏帽子が間近に見える。その右側に北アルプス・北信五岳が霞んでいた。その右に四阿山、さらに右下に目指す鍋割山が見えた。
(左)角間山登山道のレンゲツツジ。(右)角間山山頂。湯ノ丸・烏帽子を望む。
ここからは初めて歩く道。鍋蓋山への道は、ときどき笹が覆うものの予想外に整備されて明瞭。笹原の中、樹林に出入りして高度を下げた後、薄暗い針葉樹林帯の中の鎖のある急降下。その先は緩やかになり、アズマヤの脇を過ぎると、笹原に白樺・岳樺の疎林が広がる風景が美しい。最後は少々の登りで北側が開けている鍋蓋山の山頂へ。中途半端に樹木が伸びて、展望は思ったほどは得られなかった。
(左)角間山から左に四阿山、右下に鍋蓋山。(右)鍋蓋山への道。
ここから鹿沢スノーエリアへと下るところが問題。地形図の点線を目安に山頂の西側を巻くのが正解なのかもしれない。その場所に踏み跡を見つけられず、笹原の中を北方向に下って、営業していない最上部のリフトに出たものの、このゲレンデは背の高い笹に覆われていた。左の樹林帯との境あたりを、肩ほどの高さの笹を漕ぎながら強引に下る。下りだから何とかなったけれど、登るのは難しいだろう。
(左)鍋蓋山手前は気持ちよい疎林。(右)鍋蓋山の山頂。
第5リフトの上部に出て、ようやくゲレンデを普通に歩いて下れるようになった。本当はもっと歩きやすい踏み跡があるのかもしれない。ゲレンデを下って行くと獣除けの柵があり通れない。ようやく緩んでいる箇所からすり抜けてゲレンデ下部まで下ることができた。
(左)背の高い笹を漕いで下る。(右)ゲレンデ下から鍋蓋山を振り返る。
角間山~鍋蓋山の間は整備されているのだから、鍋蓋山から北側に下る道が整備されればよいハイキングコースになるのにと思う。しかし、スキー場としてはあまり多数の人にゲレンデを歩いてほしくないのかもしれない。ゲレンデ下から県道74号に出て緩やかな登りの車道を歩いて駐車場所に戻った。最後の猛暑の中の車道歩きは過酷だった。すれ違った登山者は、角間峠付近で3人のみ。
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