2022年08月23日

檜尾岳[中央アルプス主稜線]~悪天候で檜尾尾根下山(駒ケ根市)

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稜線から振り返り、島田娘の頭を望む。

[第1日(8/22)]駒ヶ根駅900=(バス)947しらび平1011=(ロープウェイ)1018千畳敷1037-1105極楽平1116-1125島田娘-1215濁沢大峰1221-1326檜尾岳1328-1337檜尾小屋・泊
[第2日(8/23)]檜尾小屋605-616小檜尾岳-707シャクナゲのピーク714-810赤沢の頭828-913「1524標高点」918-952檜尾登山口-957檜尾橋バス停1006=(バス)1038駒ヶ根駅

当初の計画は、千畳敷から中央アルプスの主稜線を南へ歩き木曽殿越から伊奈川ダムへ下山というもの。宿泊は今年リニューアルされ有人となった檜尾小屋。しかし、2日目は悪天候のため、エスケープルートとして考えていた檜尾尾根を下ることになった。2日間合わせても歩行時間は短く、消化不良。主稜線の南半分は次回以降の宿題となった。なんとなく檜尾小屋に宿泊しに行ったようになった。

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(左)極楽平への登り。(右)極楽平から宝剣岳方面を望む。

木曽谷側に下山予定なので、鉄道でアクセス。ロープウェイへのバスは駒ヶ根駅乗車時はガラガラだったが、菅の台バスセンターからは満席に。それでもまだ待ち行列は続いていた。しらび平では20分ほどの待ち時間で随時運行しているロープウェイに乗車できた。千畳敷のカールの底に立っても、雲が多く遠望はきかない。ときどきは雲も流れて宝剣岳も望める中、まずは極楽平まで登る。

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(左)トウヤクリンドウの花が多い。(右)大きな花崗岩が連なる稜線。

霧の流れる稜線を南へ向かう。人の姿は少なくなる。花崗岩と白砂、ハイマツ、そしてトウヤクリンドウが咲く稜線を楽しむことができた。緩やかに島田娘ノ頭を越えて、あとは下り基調が続く。花崗岩の奇岩が目を惹く。右手には三ノ沢岳がそびえている。少々の登りで濁沢大峰へ。ここから足場の悪い岩場の鎖が連続する。いったん下って灌木帯に入ると脇には花畑が広がる。緩やかな登りで檜尾岳に到着。

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(左)濁沢大峰。三ノ沢岳を望む。(右)いったん標高を下げると花畑。

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(左)檜尾岳の山頂。(右)檜尾小屋。左後方に檜尾岳が見える。

霧が深くなり視界はなくなってしまった。縦走路から左折し花の咲く鞍部からテント場を過ぎて、小さな丘の上の檜尾小屋へ。リニューアルされた小屋はきれいで快適。小屋番の人も気さくで親切。ただ、食事や寝具は持参が必要。今日の宿泊は7人。夕刻、雲が少し晴れ、小屋の前からは宝剣岳方面や空木岳方面を望むことができた。

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(左)檜尾小屋から宝剣岳方面。(右)檜尾小屋から南側の主稜線と左に空木岳。

2日目の朝は霧で視界なく強風が吹く悪天候。この強風で当初予定通りに稜線をたどるのはリスクがあるし楽しくなさそうだと考え、おとなしく檜尾尾根を下ることにした。ハイマツ帯の小檜尾岳を過ぎると岩場に梯子が連続する。その後、樹林帯に入っても小さなアップダウンが続き、濡れた岩や木の根、丸太階段が滑って歩きにくい。

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(左)ハイマツ帯の小檜尾岳。(右)檜尾尾根途中のシャクナゲピーク。

思いのほか時間がかかる。赤沢の頭を過ぎると、笹原とダケカンバ・ブナや針葉樹の中、やや道は歩きやすくなるが、ゆるい傾斜で大きく折り返しながら下るようになる。ようやく車道に出て、少し下ると檜尾橋バス停。昨夜、同宿だった人も檜尾尾根を下ってバスを待っていた。バスで駒ヶ根駅に向かい帰路についた。

[参考]バス(駒ヶ根駅~しらび平)    1,050円
    ロープウェイ(しらび平~千畳敷) 1,370円
    檜尾小屋(寝具・食事なし)    6,500円
    バス(檜尾橋~駒ヶ根駅)      670円

後日、主稜線を木曽殿越まで歩いた際の記録はこちら
→ 「2022年10月3日 檜尾岳~熊沢岳[中央アルプス主稜線 リトライ]」
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(中央アルプス) | 更新情報をチェックする
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