2022年09月17日
白馬三山[猿倉から反時計回り周回] (白馬村/富山県黒部市)
鑓温泉分岐から鑓ヶ岳を振り返る。
[第1日(9/16)]猿倉駐車場549-552猿倉荘559-658白馬尻小屋705-928岩室跡941-1010避難小屋1019-1124白馬岳頂上宿舎1157-1215白馬山荘-1230白馬岳1251-1305白馬山荘1310-1320村営白馬岳頂上宿舎・泊
[第2日(9/17)村営白馬岳頂上宿舎538-547丸山601-652杓子岳701-759鑓ヶ岳810-830鑓温泉分岐837-859大出原907-1013白馬鑓温泉小屋1047-1121杓子沢1131-1150サンジロ-1238小日向のコル-1417猿倉荘1422-1425猿倉駐車場
8月初旬に友人と大雪渓経由で白馬岳に登る計画だったが、コロナで小屋が休業になったりして唐松岳日帰りに変更になった。白馬岳には過去2回いずれも蓮華温泉から登っているが、白馬岳の正面玄関はやはり大雪渓経由かと考えて再チャレンジ。さらに杓子岳・鑓ヶ岳を加えた白馬三山に登るプランとした。猿倉駐車場は平日だったので上段にとめることができた。ちなみに下山時には「満車」の掲示。
(左)雪渓があらわれるが雪上を歩けるのはかなり先。(右)ここからわずかな距離の雪渓歩き。
猿倉荘の脇から登山道に入り、林道歩きを挟んで右手に山頂部を眺めながら進む。おなじみの「ようこそ大雪渓へ」と書かれた岩を過ぎ、白馬尻へ。やがて右手に雪渓は見えてくるものの割れたりしていてとても歩ける状態ではない。随分、谷の左側を登らされてからようやく雪渓の上を歩く。しかし、雪の上を歩くことができたのはほんの7~8分程度のわずかな距離。
(左)秋の花咲く中、岩混じりの登り。(右)前方稜線に小屋が見えてくる。
その先は岩混じりの急登が続く。秋の花も道脇を彩る。避難小屋を過ぎると前方稜線鞍部に小屋が見えて少し元気が出てくる。平坦地を過ぎて最後の登りをこなせば、村営宿舎に到着。ここに宿泊予定なので、荷を軽くして白馬岳を往復する。あんなに晴れていたのに白馬岳山頂では雲に覆われてはかばかしい展望は得られなかった。
(左)村営宿舎。荷を軽くして白馬岳ピストン。(右)白馬岳山頂。
(左)雲海に浮かぶ高妻山。(右)杓子岳・鑓ヶ岳へ向かう。
2日目は快晴。前方に剱岳・立山を見ながら、まずは杓子岳を目指す。左手は雲海の上に高妻山が顔を出している。杓子岳山頂直下はガレ場の急登。落石に注意しながら登れば、杓子岳山頂。北には白馬岳の姿が美しい。細い真っ白な稜線を南に向かう。鞍部へ下った後は鑓ヶ岳への岩混じりの急登。手前の岩峰を過ぎるとあとは緩やかな登りで鑓ヶ岳山頂。
(左)杓子岳山頂から白馬岳。(右)杓子岳から稜線を南へ。
目の前に広がる展望は素晴らしい。剱岳・立山から裏銀座方面、槍ヶ岳・穂高連峰に左手前には鹿島槍。振り返ると白馬岳と杓子岳。南側の鑓温泉分岐に下り振り返ると、鑓ヶ岳の真っ白な山容が美しい。鑓温泉へと下りはじめると大出原と呼ばれる場所なのか、鑓ヶ岳を背景とする斜面に秋の花が一面。盛夏なら素晴らしい花畑だろう。
(左)鑓ヶ岳山頂。(右)鑓ヶ岳から剱・立山、遠く槍・穂高、左に鹿島槍。
(左)鑓ヶ岳から白馬岳方面。(右)稜線下の花畑。
鑓温泉まであと少しのところに何箇所か断続的に鎖場があらわれる。足元の岩が滑りやすいので見た目より危険度は高い。鑓温泉では無料の足湯だけ楽しんで下山を続ける。そこから一段下った先は、左手山腹に沿った道がしばらく続く。右手(南)から日差しを受けるので暑い。杓子沢を横切る地点は休憩適地。小日向のコルへは、ここにきての登りなので少々ウンザリする。
(左)一面のチングルマ。雲海の向こうに上信国境や八ヶ岳方面の山並。(右)白馬鑓温泉。
その先で白馬三山を見納め。樹林帯に入り淡々と下って猿倉登山口へ。このところめっぽう暑さに弱くなってしまったようで、最後はヘロヘロになりながら若者に次々に抜かれて登山口にたどり着いた。しかし、天候に恵まれ、特に杓子岳・鑓ヶ岳あたりの景観は感動的だった。
(左)小日向のコルの下で白馬三山を振り返る。(右)下山時には駐車場は満車。
[参考]村営白馬岳頂上山荘 1泊2食 13,000円
→「山小屋の食事」はこちら
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック