東川岳まで来ると目の前に空木岳・南駒ケ岳が大きい。
[第1日(10/02)]駒ヶ根駅900=(バス)945しらび平1037=(ロープウェイ)1045千畳敷1054-1124極楽平1131-1140島田娘1145-1233濁沢大峰1248-1404檜尾岳1439-1450檜尾小屋・泊
[第2日(10/03)]檜尾小屋559-606檜尾岳614-634大滝山-728熊沢岳734-901東川岳909-918木曽殿山荘944-1038空木岳八合目1044-1110仙人の泉1137-1206六合目北沢渡渉点1220-1312うさぎ平1316-1451伊奈川ダム上駐車場1455-15:34伊奈川ダム下ゲート1605=(タクシー)1630須原駅
8月に極楽平から檜尾岳まで歩いたが、悪天候でその先は断念して檜尾尾根を下山した。今回はそのリトライ。駒ヶ根駅からバスでしらび平へ。秋晴れの日曜日なのでロープウェイは1時間弱の待ち時間があったが、1日目は時間に余裕あり焦る必要はない。快晴のもと、檜尾岳までは前回と同じコースをゆっくり歩いた。
(左)極楽平への登りから宝剣岳を見上げる。(右)極楽平から宝剣岳方面。
(左)濁沢大峰の先から檜尾岳を正面に望む。(右)檜尾岳から空木岳を望む。
千畳敷から極楽平に登る斜面はやや色づき、チングルマの綿毛が揺れている。島田娘の頭からやや下り気味に花崗岩・白砂・ハイマツのコントラストが楽しい稜線。急登の先の濁沢大峰の先では岩場・鎖場が連続する。檜尾岳で空木岳を展望。東に下って、前回同様、檜尾小屋に宿泊。宿泊者はけっこう多かった。
(左)大滝山からこれから進む稜線を望む。(右)熊沢岳の山頂。
2日目は檜尾岳から南の稜線へ、前方に空木岳・南駒ケ岳を見ながら進む。岩場のアップダウンがけっこう多い。大滝山を越えた先の東側はダケカンバなどの紅葉が美しい。熊沢岳手前は岩場の急登。鎖や足場の設置がないと進めないような場所も。曇り空で風が冷たくて各ピークでもゆっくりできないが、この景色の中、稜線を歩くのは楽しい。振り返ると御嶽・乗鞍・三ノ沢岳・宝剣岳方面が望める。
(左)熊沢岳からはしばらく緩やかな花崗岩とハイマツの道。(右)振り返ると御嶽・乗鞍・三ノ沢岳。
熊沢岳からは緩やかにいくつかのピークを越えて行く。登り返して、本日最後のピークとなる東沢岳。ここまで来ると空木岳・南駒ケ岳が目の前に大きい。急坂を下って木曽殿山荘へ。山荘前で、タクシーを電話予約して伊奈川ダムへの下山にかかる。尾根に沿って進む樹林帯の下りは長く感じられる。苔むした針葉樹林帯から、笹が覆うようになり、仙人の泉(水場)で休憩。さらにどんどん下って北沢へ。
(左)前方の東川岳から下って木曽殿山荘へ。(右)苔むした針葉樹林帯の下り。
北沢を横切る箇所は、渡りやすいところを探して渡渉する。その後、対岸の山腹に取付くところが不明瞭なのでマークに注意。うさぎ平で林道に出て、あとは林道を淡々と2時間あまり歩いて伊奈川ダムの下のゲートへ。伊奈川ダムの少し上で林道が少し崩れているところがあり、現在はゲート下までしか車が入れない。予約したタクシーで須原駅に出て、帰途についた。
2日目、主稜線上で出会った登山者は5人ほど、木曽殿越からの下山路では1人だけ。静かな山行が楽しめた。

(左)六合目・北沢の渡渉点。この先、1時間弱でうさぎ平。林道に出る。
[参考]駒ヶ根駅~しらび平(駒ケ岳ロープウェイ乗場) 1.050円
駒ケ岳ロープウェイ 片道(しらび平~千畳敷) 1,370円
檜尾小屋 1泊(寝具・食事なし) 6,500円
タクシー(伊奈川ダム下ゲート~須原駅) 6,500円
前回、悪天候で檜尾尾根を下山した際の記録はこちら
→ 「2022年8月23日 檜尾岳[中央アルプス主稜線]~悪天候で檜尾尾根下山」
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