2022年12月15日
砥石城跡から東太郎山(上田市)
東太郎山東面の伐採地から根子岳・四阿山を望む。
砥石・米山城址櫓門口831-851砥石城跡855-906枡形城跡914-927鞍部(標高790/金剛寺・松代分岐)-1015「1053標高点」-1058「1201標高点」1103-1135東太郎山1206-1237岩上の祠(標高1080)-1306祠(標高830)-1338車道に出る(金井登山口)-14:23砥石・米山城址櫓門口
雪を楽しめるような山も、まだ積雪はいまひとつか。そこで、あまり道のはっきりしない里山歩きに出かける。ひたすらヤブっぽい樹林帯を歩くと思っていたが、1053ピーク前後には明るい雑木林が広がっていたし、東太郎山東面の伐採地からは予想外の展望があった。砥石城跡から東太郎山へ登った山行記録は、過去にほんの数件しか見たことがないので、少し細かく触れたいと思う。
(左)枡形城跡から東太郎山方面を望む。(右)枡形城跡から烏帽子岳方面。
真田丸の幟や案内地図のある砥石城入口の駐車場から歩きはじめる。砥石城・本城・枡形城を過ぎ、「金剛寺・松代」を示す道標のある鞍部までは整備された道。その先は整備された登山道ではない。正面の尾根の踏み跡を登って行く。最初は思っていたよりも明瞭な踏み跡。950m圏の小ピークに向けては踏み跡が錯綜するが、やや左へ巻き気味に進む。
(左)赤松の尾根を登る。(右)1053北側の雑木林。
その先、右から尾根が合流して平坦でわかりにくいが左の尾根をたどる。どんどん急になる斜面を登って1053ピーク。北に下った鞍部周辺は落葉の雑木林が美しい。1090圏小ピークの先は平坦地からすぐに急斜面になる。今日、最も厳しい急登。急斜面の落葉が滑り、足元を確保するのに苦労する。1201台地の東端には藪の中に祠がある。西に尾根をたどり、1201ピークへ。正面樹間に東太郎山が見える。
(左)1201台地東面の急登。(右)東太郎山の東面は伐採地。
1201の西側斜面の下りは、木枝につかまる急下降。鞍部から東太郎山へ登りはじめると右手一帯は伐採地になっていた。展望が開ける。北には飯縄山や戸隠連峰。北東には四阿山と根子岳。東には烏帽子岳。いずれも山頂部を白くしているが、やや雲にかすみ気味。伐採地最上部から樹林の中を登り、東太郎山山頂へ。木々に囲まれて展望はまったく得られない。こんな山頂なのに3回目の訪問。
(左)伐採地から飯縄・戸隠方面。(右)烏帽子岳を展望。
(左)東太郎山の山頂。展望なし。(右)大久保・金井ルートの分岐点。
下山は金井へ。往路よりもマークは頻繁にあるが、歩きにくい所もけっこう多い。途中、大久保への下山路を左に分け、林道への道は右に分け(いずれの場所にも道標などはない)、岩の上に鎮座した石祠は左下を巻く。周囲はカラマツからアカマツとなり、尾根の左下を下る。標高1,000m付近ではマークに従って左の尾根へ。
(左)厚い落葉で滑りやすい急斜面を下る(標高800m付近)。
920三角点は右下を巻き、標高830m付近で祠の脇を過ぎると、作業道のような道になるが、倒木と落葉で歩きやすくはない。木枝も張り出し邪魔をする。送電鉄塔の脇を通り、ネットが張られた広い尾根から左下に分岐して下れば、畑地があらわれ車道に出る。あとは車道を歩いて、砥石城跡入口まで戻った。最後の車道歩きがやや登りになるのがうれしくないところ。
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック