2023年06月17日
佐武流山(栄村/新潟県湯沢町)
佐武流山山頂から苗場山方面を展望する。
ドロノキ平登山口605-642エラクボ林道出会-735檜俣川下降点-748檜俣川渡渉地点806-900物思平-1010ワルサ峰1018-1053西赤沢源頭1100-1158佐武流山1218-1303西赤沢源頭1313-1344ワルサ峰1349-1440物思平-1522檜俣川渡渉地点1533-1553檜俣川下降点-1649エラクボ林道出会-1719ドロノキ平登山口
労力を要する割に楽しい登山になりそうもない。しかし、日の長いこの季節なら、足の遅い私でも日帰り可能だろうと考えて佐武流山にのぞんだ。奥志賀高原、雑魚川林道を経由して秋山郷へ。ドロノキ平登山口前の路側余地に駐車。先着5台。出発は予定よりも少し遅くなり、日帰りとしてギリギリの出発時間ではないだろうか。
(左)ドロノキ平登山口。(右)檜俣川の渡渉点。
ドロノキ平からしばらく緩やかな登山道を歩く。途中から道を草が覆い歩きにくい。その先、エラクボ林道に出て、檜俣川林道へと続く林道歩きが長い。林道から檜俣沢に下り、登山靴と靴下を脱いで素足になり、ロープにつかまって檜俣沢を渡渉する。その先、物思平までは段差の多い急登が続く。梅雨の晴れ間なので足元の土が湿っていて滑りやすい。
(左)急登は物思平でいったん緩む。(右)木の根や岩の段差にロープ。
物思平からは少し傾斜が緩むけれど、木の根や岩の段差が厳しい。登り続けても周囲の景観に変化が乏しいのがつらいところ。ロープが設置された岩場の登下降も数箇所。しかし、樹間に周囲の山並が見えはじめ、足元にはイワカガミやギンリョウソウが見られて、少しは元気が出てくる。
(左)足元にはイワカガミが多い。(右)ワルサ峰に到着。
ワルサ峰に到着すると、左手に苗場山を望むことができた。少し進めば、左側が開けた笹原の稜線を上下するようになる。苗場山からの道を合わせて西赤沢源頭の分岐。樹林帯に出入りしながら笹原の際を登る。ミツバオウレンや東シャクナゲが咲いている。もう少しで山頂か、と思わせてからダラダラとした登りが結構長い。
(左)ワルサ峰から苗場山を望む。(右)山頂への稜線。左側は笹原。
たどり着いた佐武流山の山頂は、苦労した割には見どころが少ない。展望は苗場山方面に限られ、他は笹と針葉樹林に囲まれている。下山は往路を戻ったが、足元が滑り、猛暑だったので、予定以上に遅くなった。この山域なので、道があるだけで感謝すべきだろうけれど。全体的に登山道は明瞭だが荒れ気味で歩きにくく、時間がかかった。
(左)佐武流山の山頂。
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