2024年06月06日
神奈山 …関温泉から(新潟県妙高市)
道脇に咲くシラネアオイ(大ブナ林~八方睨の間)
いくつかの山行記録で「花の多い山」と書かれていたので、興味をもった山。途中で会った地元の方も「花の写真を撮っているとなかなか足が進まない」といっていた。その方によると、もう1週間ほど早ければもっと咲いていたとのこと。また、例年になく今年は雪が少ないという。
(左)谷側に崩れかけた箇所も。(右)大ブナ林の標識。
割と近場でもあるので、出かけてみたが、期待以上だった。特にシラネアオイがこれだけ咲いているのは見たことがない。関温泉スキー場のスキー学校前に駐車。まずはゲレンデを最上部まで登り、登山道に入る。新緑の樹林帯の中、最初は歩きやすいが、道は山腹の右側を巻くように進む。濡れた土が滑り、木の根などもあり決して歩きやすい道とはいえない。
(左)ツマトリソウ。(右)八方睨(1679付近)。
(左)八方睨からこれからの急登を見上げる。(右)サンカヨウ。
しかし、少しずつシラネアオイ・サンカヨウをはじめとする花があらわれはじめる。折り返しを挟みながら登って、「大ブナ林」の標識からは尾根上を直登気味に登る。美しいブナ林に気を紛らわせて登れば、傾斜が緩んだ場所にシラネアオイがたくさん咲いていた。八方睨まで来ると前方に急坂がそそり立っているように見える。
(左)振り返ると野尻湖と斑尾山。(右)フデリンドウ。
山頂までは花の咲く中間の平坦地を挟んで、やや急な登り。右手の山腹に残雪を見て、もうひと登りで神奈山の山頂。山頂周辺にもシラネアオイが多くみられた。山頂から少し先に進むと、妙高山をきれいに望める場所がある。地元の方が教えてくれた通りだった。
(左)山頂直前のシラネアオイ。(右)神奈山の山頂。
シラネアオイ・サンカヨウの他に気になった花は、ツマトリソウ・アカモノ・イワカガミ・フデリンドウなど。ただ、虫が多かったので虫対策は必要。今日はハッカ油を使ったらかなり効果があった。平日なのに10人もの登山者とすれ違った。この花の季節以外に登る人はほとんどいないということだったが。
(左)山頂少し先の展望地から、妙高山を望む。
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