2025年04月30日

鍋倉山[信越国境]…残雪を求めて(飯山市/新潟県上越市/妙高市)

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鍋倉山から黒姫山・高妻山・妙高山・火打山を展望。左手前は斑尾山。

県道95号・除雪終点731-820久々野峠-833鍋割山848-856久々野峠-901黒倉山904-945筒方峠-1004茶屋池東側1012-(県道)1055除雪終点

なんとなく残雪の山にまた登っておきたいと思い鍋倉山へ。BCスキーでは人気の山だけれど、ほぼ全行程、スノーシューで問題なく歩くことができた。今年はかなり残雪が多いと思う。県道95号(上越飯山線)の除雪終点のスペースに駐車。20台以上とめられるが、今日は先着1台、下山時8台。山中だは誰ともすれ違わなかった。

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(左)谷状の地形を登る。(右)久々野峠から鍋倉山を望む。

駐車スペースから雪の壁の上部に登り、そこから谷状の地形の中を登って行く。両側のブナ林が美しい。久々野峠に登り着き、左折して少々急な登りで鍋倉山。正面は岩菅山・横手山・笠ヶ岳など志賀高原の山々。西に火打山・妙高山・高妻山・黒姫山を望む。手前には斑尾山。少し雲があるけれど、展望を楽しむことができた。

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(左)鍋倉山の山頂。前方は志賀高原方面。(右)鍋倉山から妙高山と火打山。

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(左)黒姫山と高妻山。(右)久々野峠から黒倉山に登り返す。

久々野峠を経て黒倉山。そして北東への緩やかな雪の稜線を歩いていくのは爽快。最後は茶屋池の畔に降りて、あとはショートカットもしながら未除雪の県道を歩いて駐車場所まで戻った。残雪の中、気持ちよく歩くことができた。一番の難所だったのは下山時、県道の除雪作業をしている場所の通過。大きな雪の段差を下らねばならなかった。

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(左)黒倉山から関津方面方面への稜線。(右)除雪作業場所の通過が難所だった。

こちらを参考にしました
→ https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=3927
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2024年11月20日

雪の信越トレイル[黒岩山・桂池](涌井↑戸狩温泉スキー場↓)

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黒岩山のあずまやの前からの展望。千曲川沿いの雲海の向こうは北志賀方面。

涌井(駐車スペース)708-748富倉峠-812ソブの池-938黒岩山(911ピーク)945-1031桂池1048-1146風穴分岐-1245仏ヶ峰登山口1256-1320とん平1326-1406オリオンゲレンデ下1413-1455戸狩野沢温泉駅1540=(飯山線)1553飯山1555頃=(タクシー)1610涌井

山には雪が降ったはずだが、さほど標高は高くないし、信越トレイルの道標が随所にあるはずだからと、少々甘く見ていたきらいがある。飯山氏涌井の国道292号脇駐車スペースに車をとめて歩きはじめる。登山口(涌井)からしばらくは雪もさほどではなく、延々と平坦な林道を歩くので問題ないと思っていたが…。

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(左)最初は雪も少なく平坦な道。(右)富倉峠。雪が深くなってきた。

ソブの池を過ぎ、黒岩山への登りにかかるとけっこう雪が増えてきた。深いところは20cmくらいあるだろうか。雪の上に熊の足跡をみつけ、熊鈴とホイッスルを大きく鳴らしながら進む。雪の重みで木枝が倒されて道を覆っている所も随所にある。黒岩山の三角点へは、そのため途中で行くのを断念した。

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(左)熊の足跡……(右)黒岩山三角点南側の分岐。三角点へ行くのは断念。

そこからの下りと黒岩山911ピークへの登りは雪のせいもあり急に感じられる。チェーンスパイク装着。黒岩山稜線のアズマヤ前からは東側に、高社山など北志賀方面の山並を展望することができた。下って桂池の畔の小屋(扉や窓はなくて「シェルター」と書かれていた)で休憩。その先も深い雪や道をふさぐ木枝に労力を奪われる。

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(左)黒岩山911ピーク付近のあずまや。(右)桂池。南側から。

はっきりした分岐には道標があり、道形もおおむねはっきりしているけれど、811標高点への登りは雪で道形を見失ったのだろう、ルートを間違え、四つん這いで急斜面を尾根まで登る羽目になった。それを別にしても、雪があったせいか後半は意外にアップダウンがある印象だった。

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(左)桂池北側のシェルター。(右)戸狩温泉スキー場のゲレンデを下る。

最後は戸狩温泉スキー場のゲレンデ最上部に出て、ゲレンデ内を下り、戸狩野沢温泉駅まで歩いた。上部のゲレンデはけっこう雪が深かったけれど、まだオープンの準備もはじめられたばかりのようす。山麓の平地にはまったく雪はなかった。飯山線で飯山まで出て、タクシーで登山口に戻り車を回収した。

[参考]飯山線(戸狩野沢温泉~飯山)210円
    タクシー(飯山駅~涌井)約15分 3,700円
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2024年10月26日

斑尾山(斑尾高原ホテル↑黒姫駅↓)

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ゲレンデ最上部から妙高山を望む。

飯山駅850=(飯山市営バス)920斑尾高原ホテル920-928チロル前登山口-1022斑尾山北峰-1034斑尾山-1041大明神岳1104-1130釜石山分岐-1136林道斑尾線出合-1200荒瀬原登山口-1215県道1219-1350黒姫駅

なじみの斑尾山。紅葉の具合を見に、そして黒姫駅までの赤線つなぎを兼ねて登りに出かけた。飯山駅からのバスの乗客は私ひとり。斑尾高原ホテルの前から歩きはじめる。最初はゲレンデ内の登り。上部では折り返しながら登る。ゲレンデ最上部では紅葉越しの妙高山を望む。稜線に出ても紅葉はあまりぱっとしない感じだが、樹林の中の北峰、斑尾山それぞれの山頂を越えて大明神岳へ。

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(左)ゲレンデの登りから振り返る。(右)稜線を北峰から南峰に向かう。

私が到着したとき無人だった狭い大明神岳山頂は、しばらくすると10人ほどの登山者で大にぎわいとなった。曇空だが、眼下に野尻湖、その向こうに飯縄山・黒姫山・妙高山を望むことができた。曇空なのがやや残念。飯縄山の左には槍穂高、右にあるのは鹿島槍だろうか。

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(左)斑尾山(南峰)。(右)大明神岳から野尻湖の向こうに飯縄山・黒姫山。

あとは釜石山経由、荒瀬原までは登山道を下り、舗装道路に出て県道を黒姫駅まで淡々と歩いた。意外に多くの人が登っていて、途中ですれ違った登山者は40人ほど。黒姫駅では列車までかなり時間があったので有名な駅そばをいただくことができた。

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(左)野尻湖と黒姫山・妙高山。(右)釜石山への下りの紅葉。

飯山市営バス:400円
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2024年04月02日

袴岳スノーシュー (信濃町/新潟県妙高市)

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袴岳山頂から妙高山(右)と黒姫山を望む。

登山口854-912袴池-947(1090ピーク)1002袴岳1023-1100袴湿原1107-1155赤池1202-1215登山口

世の中は春めいているのだが、登山の気分はまだ冬モードのまま。さほど標高が高くなくて雪が多く残る山を考えて、袴岳に出かけた。3月末で営業を終了した斑尾のスキー場の脇を過ぎ、万坂峠から赤池に向かう道の途中に登山口がある。3台分ほど除雪された駐車場所があり、その他に3台ほど路肩にとめられる。今日は、他に車はいなかった。

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(左)豊富な残雪の上をスノーシューで登る。(右)袴池は顔を出し始めていた。

最初からスノーシューを履いて歩きはじめる。数日前のものと思われるごく薄いトレースをたどる。ひとしきり山腹を登り、斜面をトラバースしていけば雪が解けて水面が顔を出し始めた袴池の窪地に出る。少し緩んだ雪だけれど、スノーシューで気持ちよく歩ける。袴池からひと登りしたピーク(1500ピーク「袴岳東峰」の掲示があった)からは斑尾山を展望できた。

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(左)1500峰(袴岳東峰)から斑尾山を望む。(右)ブナ林を抜けて袴岳山頂へ。

その先も左手樹間に黒姫山や飯縄山を見ながら、ピークをひとつ越えて行く。ツリーホールがあいたブナの木々の中を登って行けば西側が開けた袴岳山頂に到着。やや薄曇りだけれど、袴岳山頂からは目の前に妙高山・黒姫山・飯縄山を望むことができた。帰路は少し大回りして袴湿原を経由。また、トレースのない中を歩き赤池まで足をのばしてから駐車場所に戻った。

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(左)袴岳山頂から見た黒姫山と飯縄山。(右)帰路、袴湿原を経由した。

過去の同様のルートの記録はこちら
→ 「袴岳スノーシュー(2023年1月22日)」
→ 「袴岳(2022年4月2日)」
→ 「袴岳 万坂峠から(2021年3月20日)」
夏の記録はこちら
→ 「袴岳(2012年6月24日)」
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2023年03月04日

斑尾山スノーシュー[まだらおの湯から往復](中野市/飯縄町/信濃町)

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大明神岳から野尻湖を望む。飯縄・黒姫は雲に隠れ気味。

まだらおの湯755-844登山口-936稜線-956斑尾山-1004大明神岳1024-1031斑尾山1033-1050稜線下降点1108-1134登山口-1207まだらおの湯

このところいろいろなことが重なり、山に行けなかった。久しぶりの登山は、手近な斑尾山へスノーシューで。係の人の了解を得て「まだらおの湯」に車をとめて、先行者のスノーシューの跡を追う。最初の別荘地を抜けさらに林道を歩く部分はやや雪が深くて重い。吹き溜まりのような箇所ではスノーシューでも20cmほど沈む。

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(左)夏場の「登山口」からは急登。(右)稜線直下。青空が広がってきた。

登山口(夏はここまで車で入ることができる)からは急坂になるが、思っていたよりも雪は締まっていて助かった。ふくらはぎが攣るような急登が続く。最初は小雪も舞うような天気だったが、斑尾高原豊田スキー場(休業中)のゲレンデをかすめ、稜線に近づくと青空が広がってきた。

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(左)稜線上は緩やか。(右)斑尾山頂の山名板。樹間から斑尾高原スキー場。

稜線に出たところで先行者を抜くことにり、数日前の薄いトレースを追う。歩きやすい稜線上を斑尾山から大明神岳へと歩いた。大明神岳からは眼下に野尻湖は見えたものの、妙高・黒姫・飯縄の展望は雲に隠れ気味。往路をそのまま戻ったが、斑尾山頂はスキー場リフトから登ってきたと思われるスノボ集団が占拠していたので通過し、稜線の降口で休憩とした。気温は高く、じっとしていても寒くない。

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(左)斑尾山頂から大明神岳へ。(右)大明神岳から野尻湖と黒姫・妙高方面。

他の登山者にはあまり会わないかな、と思っていたが、折り返した後、12人の登山者とすれ違った。そのすべてがスノーシューを装置。今日の状態だと、やはりスノーシューかワカンが必要だと思う。積雪はまだ多いけれど、木々のようすなどからは春の気配も感じられた。
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2023年01月22日

袴岳スノーシュー[斑尾高原](信濃町/新潟県妙高市)

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袴岳から黒姫山・妙高山を望む。

登山口925-953袴池-1020「1040mピーク」-1044「1090mピーク」-1103袴岳1138-1205「1040mピーク」-1224袴池-1243登山口

斑尾あたりなら少しは雪が多いのではないかと思い、袴岳へ出かける。万坂峠から赤池へ行く道の途中にある登山口には、左側道脇に3台分駐車できるように除雪してあった。今日は先着1台。私は最初から全行程、スノーシュー装着。先行のBCスキーのトレースがあり、ほぼそれに沿って進む。

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(左)前方に袴池の平地が見えてきた。(右)1040m圏ピークへの急登。

ところどころスキーのトレースがあらぬ方向に行ってしまうので、その部分は自分でトレースをつけることになった。例年に比べて雪はやはり少ないものの、この数日に降ったと思われる新雪が20~30cm程度だったので、フカフカの新雪を踏んで楽しく歩くことができた。緩やかに登った後は、高低差の少ない谷状の地形を進んで袴池の平地に至る。

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(左)1040mピーク。斑尾山を望む。(右)1090mピークへ。左前方は黒姫山。

その先は、最初のピーク(1040m)への急登。尾根が広がった平坦なピークからは目の前に斑尾山を望むことができた。雪が少なく、灌木がやや視界の邪魔をしている。いったん北側に下り、次のピーク(1090m)への登りもけっこう息が上がる。もう一度、鞍部に下ってからは最後の登り。ブナの美林の中を登れば袴岳の山頂。西側の展望が開けている。

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(左)1090mピーク樹間から袴岳。(右)ブナ林の中、袴岳への登り。

目の前の妙高山は山頂を雲に隠していたが、黒姫山や飯縄山はきれいに姿を見せていた。先着はBCスキーの2人組。そのうちにスノーシューの登山者が4人ほど山頂に到着した。帰りは多くの人が歩いた後なのでよく踏まれたトレースになっていた。今日の状態では、やはりスノーシューが楽しいのではないだろうか。雪の季節には短時間で手軽に楽しめる山域ではないかと思う。

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(左)袴岳山頂。(右)袴岳から飯縄山・黒姫山を望む。
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2022年11月08日

斑尾山[万坂峠から](信濃町/新潟県妙高市)

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斑尾山北峰手前から見た野尻湖と黒姫山方面。

万坂峠937-1033タングラム第2リフト終点-1044斑尾山北峰1045-10:57斑尾山(南峰)-1103大明神岳1105-1112斑尾山-1121斑尾山北峰1129-1200野尻湖テラス(タングラム第5リフト終点)-1221タングラム・ホテル前-1241万坂峠G

斑尾山には北側から登ったことがなかったので、万坂峠から登ってみた。万坂峠の路側スペースに駐車。山麓付近の紅葉は綺麗だが、標高を上げるともう落葉している。登りと下りはいずれもタングラムのゲレンデを歩くので面白味はない。しかし、山頂稜線まで登ればブナ林が広がっていて、ほっとさせられる。

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(左)ゲレンデを少し登り黒姫山方面を望む。(右)第2リフト沿いは急斜面。

タングラムスキーサーカスの下から見て左手のゲレンデ(プライマリーライン)を登る。上部の第2リフトに沿う斜面は急勾配。道はジグザグに切られている。第2リフト終点で山頂部の稜線に出ると、あとは美しいブナ林の中の穏やかな道が続く。北峰の少し手前に、野尻湖と黒姫山・妙高山を見渡すビューポイントがあったが、雲が多く展望はいまひとつ。

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(左)山頂稜線に出るとブナ林が広がる。(右)斑尾山(南峰)の山頂。

いずれも樹林の中の北峰・南峰(斑尾山)を経て、大明神岳まで足をのばす。しかし、そちらの展望も同様ですっきりしない。5人ほどのグループが陣取っていたし、小雨も落ちてきたので来た道を折り返す。下りは野尻湖テラス(第5リフト終点)を経由して、メインゲレンデを下った。最後は万坂峠への登り返しとなるのがちょっと嬉しくないところ。

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(左)野尻湖テラス。(右)メインゲレンデを下る。
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2022年04月02日

袴岳[斑尾高原](信濃町/新潟県妙高市)

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袴岳から望む飯縄山・黒姫山・妙高山

登山口720-745袴湿原-828袴岳855-935袴湿原-953登山口

もうすっかり春の雰囲気だが、袴岳のあたりをスノーシューで歩き回ろうと出かける。例年と違い、今年は万坂峠北東の分岐から赤池方面への道が除雪されていているので、赤池との中間点から歩きはじめることにする。登山口の路側スペースに駐車してスノーシューで歩きはじめる。今朝は冷え込んだので、まだ雪は締まっていて歩きやすい。

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(左)登山口。(右)袴湿原から疎林の斜面を登る。

スノーシューやBCスキーの跡を追う。ひと登りすると白樺の点在する雪原。その先はテープマークを目印に進むが、左下に谷を見下ろすトラバースの部分がやや歩きにくい。谷状の地形に出て進めば、雪原が広がっている袴池・袴湿原。その先で右に少々急な斜面を登る。振り返ると斑尾山が目の前。

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(左)斑尾山を振り返る。(右)左に黒姫山、前方に2つめのピーク。

左前方に飯縄山や黒姫山を見ながらこのピークを越え、痩せ尾根を下った後は2つめのピークへブナ林の急登。2つ目のピークを越えれば、袴岳本体へ樹林の中の登りとなる。たどり着いた袴岳山頂では妙高山・黒姫山・飯縄山が間近に姿を見せている。遠く北アルプスも見える。

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(左)樹林帯を急登。(右)袴岳から飯縄山・黒姫山を望む。

下山は袴湿原までの部分をショートカットしながら、ほぼ往路を戻った。下山時には前方に鍋倉山や志賀高原の山並を望むことができた。あまり登っている人は多くないと思っていたが、途中、スノーシュー1人、BCスキー3人とすれ違った。下山したら、ちょうどBCスキーとスノーシューの大団体が出発するところだった。

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(左)袴岳から妙高山を望む。
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2022年03月21日

斑尾山~大明神岳[まだらおの湯から](中野市/飯綱町/信濃町/飯山市)

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大明神岳から野尻湖と黒姫山・妙高山を望む。

まだらおの湯635-709登山口-759稜線801-818斑尾山822-828大明神岳838-849斑尾山851-902斑尾山北峰903-942斑尾高原スキー場第7駐車場946-1020まだらおの湯

春というのは厄介な季節だなといつも思う。山肌は斑になり、空気は埃っぽくなる。サクラが開花したといわれても、まだ気持ちは冬のままでついて行かない。近場で手軽に雪を楽しめるところを考えて斑尾山へ。まだらおの湯近くの路側スペースに駐車して歩きはじめる。

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(左)薄いトレースの急登。(右)豊田スキー場上部からの展望。

夏ならば林道のような道なのだろうか、薄いトレースを追って、平坦な広道を西に向かう。すぐにスノーシューを装着する。南北に走る林道にたどり着いて、そこからは急勾配の登山道。雪が緩まないうちにと、朝早く登りはじめたせいか、昨夜の数センチの積雪の下は固い雪面で歩きやすい。

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(左)稜線上は勾配緩みブナの樹氷。(右)斑尾山山頂。

雑木林の中、ときどき不明瞭となる何日か前の薄いトレースを追いながらの急登が続くが、なんとかスノーシューで登ることができる。途中、休業中の斑尾高原豊田スキー場の上部に出ると、ゲレンデ越しに展望が広がる。その先も急登をこなし、稜線に登り着けば、霧氷をまとった美しいブナ林の中を進む。

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(左)大明神岳への稜線。(右)大明神岳から飯縄山・黒姫山と野尻湖。

樹林の中で展望のない斑尾山に到着。そこからは南西へ、南東側に雪庇も見られる稜線をたどり、大明神岳へ。傍らには通信施設のようなものがある。ちょうど西の方向だけ雲が切れて、眼下に野尻湖、その向こうに妙高・黒姫・飯縄の姿を望むことができた。この景色を見るために登って来たといってもいい。

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(左)大明神岳から斑尾山を望む。(右)ゲレンデ脇を下る。

斑尾山へ戻り、下山は北に向かう。こちらもところどころ雪庇のある細い稜線をたどり北峰へ。北峰直下のリフト最上部からは上越方面の山並を展望できた。ここからは斑尾高原スキー場のゲレンデの端を下らせてもらった。スキー場の第7駐車場まで下り、スノーシューを脱いで、あとは車道をまだらおの湯まで戻った。

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(左)スキー場駐車場から山頂を振り返る。

他の年の冬のようすはこちら → 「斑尾山スノーシュー(2023年3月4日)」
無雪期の記録はこちら → 「斑尾山(2021年10月16日)」
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2021年10月16日

斑尾山(中野市/飯綱町/信濃町)

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山頂稜線のブナ林

登山口932-1029斑尾山1031-1038大明神岳1125-1132斑尾山1134-1216登山口

今日は家族が一緒ということもあって、短時間で登れる斑尾山へ。思っていたよりも天気は良くなり、気温も高くなった。まだらおの湯から歩きはじめるつもりだったが、横着して一段上の林道まで車を入れて、登山口脇の余地に駐車。

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(左)ダケカンバが増える中間部。(右)斑尾山の山頂。

最初は杉林の中、意外と急な登り。ダケカンバが増える中間部でいったん勾配は緩むが、その後は再び稜線まで急登。ダケカンバにブナが混ざるようになると稜線は近い。稜線に出て右折、緩やかな道になる。山頂前後はブナの美林が広がる。展望のきかない山だけれど、美しいブナ林には目を奪われた。

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(左)樹間から斑尾高原スキー場。(右)大明神岳への道にはブナの大木も。

樹林の中で展望のない小広場が斑尾山の山頂。樹間からわずかに斑尾高原スキー場の下部が見下ろせる。ブナの大木も見られる緩やかな道をたどって大明神岳へ。ここからの展望を楽しみにしていたが、眼下に野尻湖を望めたものの黒姫山・妙高山は雲に隠れていた。山中で出会った登山者は10人ほど。

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(左)大明神岳から斑尾山を見る。(右)大明神岳から野尻湖を見おろす。

類似のコースはこちら
→ 「斑尾山(斑尾高原ホテル↑黒姫駅↓)2024年10月26日」
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