標高1,200mを超えると笹が深くなる場所も。
明泉寺駐車場709-737観音堂-746御野立所(仙人ヶ岳)-800閼伽流山(三角点)805-823「1031標高点」-910「1158三角点」915-939稜線合流(熊注意看板)946-1016「1134標高点」-1104平尾富士1136-1214上信越道下-1316明泉寺駐車場
久しぶりに雪のない低山歩き。昨年12月に閼伽流(あかる)山に登った。岩場の多い修験の山という先入観があったが、山頂部は気持ちよい雑木林が広がっていて、その尾根をさらに進むとどんな感じなのか気になっていた。その区間を歩いた山行記録が目にとまり、今日はほぼその通りに歩いた。閼伽流山明泉寺の駐車場に車をとめて、歩きはじめる。

(右)観音堂。裏に見える岩峰の上の御野立所まで急登する。
何回か折り返して林道を進めば観音堂。その裏の岩がちの急登をこなせば、断崖の上にアズマヤの建つ御野立所(仙人ヶ岳)。八ヶ岳方面を展望する。そこから気持ちの良い雑木の中を進めば、閼伽流山の山頂(三角点)に到着。今日の本番はここから。この先は整備された登山道ではない。次の小ピークから大きく下り、少し登り返せば岩稜帯となり明瞭な踏み跡が右下を巻いて行く。
(左)御野立所へ岩がちの急登。(右)アズマヤのある御野立場。八ヶ岳を展望。
ヤブのない尾根をたどるだけだが、尾根の分岐では方向を見定める必要がある。1031標高点付近で尾根は左折。北に登った大岩のある1100m圏ピークでは右折。さらに東へ進んだ2つ目のピークからは北へ急斜面を下る。このあたり、尾根も広がり落葉に埋もれて踏み跡は不明瞭。登り返して東に進めば、1158.3m三角点。樹間から微かに浅間山。
(左)閼伽流山の山頂(三角点)。(右)1031標高点付近で尾根は左折。
(左)その北側のピークで右折。(右)1158.3三角点。樹間から微かに浅間山。
その先、標高1,200mを超えたあたりで足元に笹があらわれる。やや笹が深く歩きにくい場所も。八風山から平尾富士までの東西の稜線に合流すると、唐突に「熊注意」の看板がある。ここでやや戻るような形で西へと稜線を進む。10分ほど歩くと左からトレランのコースが合流。一気に歩きやすい道になる。カラマツ林の中、両側に低い笹が繁る気持ちの良い道をどんどん進む。
(左)八風山~平尾富士をつなぐ東西の稜線に合流。「熊注意」の看板がある。(右)トレランコースが合流。笹とカラマツの歩きやすく気持ちのよい道になる。
トレランのマークがあるが、単純にこれを追わずに自分の進む方向と照らし合わせて取捨選択する必要がある。平尾富士の東側の伐採地の上にに出て浅間山を遠望。あとは左に巻いた後、右折して登れば平尾山の山頂へ。途中、展望が開けるところはほぼなかったけれど、展望が一気に開ける。八ヶ岳・蓼科山・浅間山を見渡す。北アルプスは雲に隠れ気味だが、爺ヶ岳・鹿島槍あたりだけ見えていた。
(左)平尾富士の東下から浅間山を展望。(右)平尾富士の山頂。八ヶ岳を展望。
平尾富士からは整備された「忍耐の小径」を下り、里道を歩いて明泉寺にもどって車を回収。今日は大部分は視界の開けない雑木林の尾根歩きだった。こんな樹林帯の中を歩き続けるのは嫌いではないけれど、若干忍耐を必要とするかもしれない。途中、小さなピークをいくつも越えるのでそれなりに体力を消耗する。