2019年11月10日

編笠山(富士見町/山梨県北杜市)

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編笠山から望む八ヶ岳連峰

観音平733-823雲海-900押手川905-1024編笠山1113-1136青年小屋1146-1251押手川-1320雲海-1340展望台1345-1405観音平

秋晴れの日に展望の優れた山に登りたい。ということで編笠山を目指す。以前、西岳から青年小屋経由で登ったことがあるけれど、押手川からの直登する道は登ったことがなかった。朝7時過ぎ、観音平の駐車場はほぼ満車。残り少ないスペースに車を滑り込ませる。

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(左)雲海。(右)唐松から針葉樹へと植生も変わっていく。

押手川までの道は以前、権現岳に登った時に通った。唐松・赤松・雑木などの混交林の中を登る。左は緩やかな笹原。少し勾配が緩んだ後、左右の大岩の間を進めば、間もなく雲海。東側の展望が開ける。その先、ひと登りした後は唐松林を緩やかに進む。標高1930mを過ぎると薄暗い針葉樹林に。右手に尾根を見てその左下を登る。ベンチを過ぎると足元岩ゴロの急登が続き、押手川に到着。

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(左)押手川を過ぎ岩の重なる急登がつづく。(右)梯子もあらわれる。

道標に従って左折、編笠山へ直登する道を登る。針葉樹の中、木の根や岩の段差を越えて登る。道はますます急になる。岩の間を通り、少し左にトラバース気味になった先で、背後に一瞬、南アルプスの展望が得られる。標高2380m付近には梯子がかけられ、その先も直登が続く。しかし、ここまで来れば標高差はもう知れている。ハイマツがあらわれ視界が開け、草地を登れば編笠山の山頂に再訪を果たす。

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(左)山頂へもう少し。(右)編笠山から手前に西岳、遠く北アルプスの連なり。

今日の見晴らしは素晴らしい。北アルプスはほぼその全貌を見せ、左に乗鞍・御岳・中央アルプス、南アルプスと続く。富士山もはっきり見える。北に目を戻すと、眼前の八ヶ岳連峰の連なりに圧倒される。右から権現岳・ギボシ・赤岳・横岳・中岳・阿弥陀岳と続く(冒頭写真)。山頂には20人ほどの登山者。風は強くないが、休んでいると体が冷える。下山は青年小屋経由。

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(左)編笠山から富士山と南アルプス。(右)青年小屋へ岩の重なる下り。前方に権現岳。

足元に岩が重なる下りの後、樹林を抜けると、岩が累々と連なる上をマーク頼りに下る。青年小屋はすでに営業を終えているが、数グループが小屋の前で休んでいた。押手川への道は、緩やかな針葉樹林の下りから、編笠山の東側山腹を巻くように進む。足元は岩ゴロで歩きにくい。途中、苔の多い緩やかな登りから下りに転じ、富士山の展望地が一箇所。トラバースを挟んで下れば、緩やかに尾根が広がり押手川の分岐に戻り着く。

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(左)青年小屋から見た編笠山。(右)編笠山東山腹の巻道は苔が多い。

雲海までは往路を下ったが、その先は展望台に立ち寄ってみた。笹がやや煩い道を下れば、ベンチのある展望台に至るが、南アルプスの上部が少し見えるだけ。その先はよく整備された遊歩道を歩いて観音平の駐車場に戻った。観音平付近は、ところどころ紅葉も見られた。

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(左)展望台からはわずかに南アが望めるくらい。
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2019年10月05日

八ヶ岳[地蔵尾根~赤岳~県界尾根](茅野市/南牧村/山梨県北杜市)

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県界尾根から見た横岳と赤岳天望荘

第1日[10月4日]茅野駅1020=(アルピコ交通バス)=1058美濃戸口1105-1152美濃戸(美濃戸山荘前)1215-1430行者小屋[泊]
第2日[10月5日]行者小屋631-739地蔵の頭-745赤岳天望荘803-842赤岳907-912赤岳頂上山荘928-1002巻道分岐1007-1104大天狗1114-1206小天狗1219-1255谷に下る-1348サンメドウズ清里・バス停1429=(清里ピクニックバス)=1445清里駅

美濃戸側から赤岳に登り清里側に下る計画。下りは未踏の県界尾根をたどることにした。2日目は見事な秋晴れとなり、展望を楽しみながら歩くことができた。県界尾根は標高2630m以上に鎖・梯子が連続し、下りでもけっこう時間がかかる。落石の危険もあり、ヘルメットの準備が欠かせない。

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(左)美濃戸口バス停から歩き始める。(右)南沢沿いの道。

清里側に下山予定なのでマイカーは使わず、茅野駅からバスに乗る。満席に近いバスを美濃戸口で降り、美濃戸までは林道歩き。空は重い雲に覆われている。無人の美濃戸山荘前から南沢沿いの道に入り針葉樹林帯の中を進む。今日は行者小屋までだから気分は楽だが、美濃戸から行者小屋までは標高差700m弱はあり、それなりの登りもある。沢を渡り返しながら岩がゴロゴロする道を進む。

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(左)苔むした針葉樹林の道。(右)行者小屋から見た早朝の赤岳。

広い涸れ沢の中や針葉樹の苔むした道を歩くようになれば、間もなく行者小屋に到着。霧雨が舞うような天候で風も強い。明日の好天の予報を信じて登ってきたが、やや不安になる。平日なので行者小屋の宿泊者は20人ほどと少なくゆっくりと休むことができた。炬燵の温かさがうれしかった。

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(左)鎖や梯子が続く地蔵尾根。(右)地蔵の頭から見た赤岳と富士山。

予報通り翌朝はすっきりと晴れた。どの道で登るか迷ったが、地蔵尾根を行く。左手に涸れ沢を見た先で急な石段状の登りとなる。振り向くとダケカンバ越しに朝日を浴びた阿弥陀岳が美しい。その先は梯子や鎖が連続する岩場の急登。稜線が見えてからも、やや右手を絡む鎖の岩場がけっこう長い。主稜線の地蔵の頭に登りつき、右にわずかで赤岳天望荘。

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(左)赤岳への登りから横岳方面。(右)頂上山荘から見た赤岳山頂。

目の前に赤岳、その左には富士山が霞んでいる。ジグザグの道から鎖の岩場の登り。足元がガラガラした道を登り詰めれば赤岳頂上山荘。すぐその先の赤岳山頂へ5回目の訪問を果たす。空は晴れ渡り、富士山や南ア・奥秩父の山々が見える。御岳・乗鞍は見えるが、北ア北部はやや雲に隠れがち。多くの登山者が入れ替わり山頂にやってくる。

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(左)赤岳山頂から阿弥陀岳を望む。(右)長い梯子を下る。

今回はこれからが緊張するところ。清里に向けて県界尾根を下る。いきなり鎖が張られた急坂。斜めに突出た岩を過ぎると、いったん右にトラバース。その先も鎖や長い梯子を下る。赤岳天望荘への巻道分岐でひと休みすれば、横岳が意外に迫力ある山容を見せている(冒頭写真)。さらに鎖の岩場が続くが、最後に高度感がある梯子と長い鎖を下ると危険箇所は一段落。ひとまず安心し、疎林越しに富士山を望む。周囲の紅葉にいまさらながら気づく。

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(左)足場の少ない岩場(下から見上げる)。(右)鎖場が終わり富士山を遠望。

ジグザグの道は樹林帯に入り足元ガラガラとした下りに。勾配が緩むとヘリポートの跡があり、振り向くと色付いたダケカンバ越しに赤岳の姿。樹林帯の大天狗の小ピークを過ぎ、その先の幼樹が続く下りでも、正面に富士山を見る。緩やかな歩きやすい道となり、2258標高点付近はダケカンバの林相が美しいところ。

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(左)大天狗は樹林帯の中。(右)2258付近。ダケカンバ越しに赤岳を振り返る。

針葉樹林帯を緩やかに進めば展望のよい岩頭が2~3箇所。小天狗では木の間越しに清里方面が見える。バスの時間まで余裕があるので時間をつぶしながら下る。すぐ先の分岐で、尾根を外れ右折。ジグザグの急坂を下り、谷に至ると勾配は一段落。あとは緩やかな道を歩き続け舗装道に出て、サンメドウズ清里スキー場にあるバス停へ。清里ピクニックバスで清里駅に出て、帰途についた。

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(左)小天狗手前で赤岳・横岳を振り返る。

[参考]
アルピコ交通バス 茅野駅~美濃戸口 片道1,000円
行者小屋 1泊2食 10,000円
清里ピクニックバス サンメドウズ清里~清里駅 (乗車1回)500円
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2019年07月30日

八ヶ岳[赤岳~阿弥陀岳](茅野市/原村)

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中岳側から見た阿弥陀岳

第1日[7月29日]美濃戸口(八ヶ岳山荘・駐車場)1131-1222美濃戸(美濃戸山荘)1232-1452行者小屋
第2日[7月30日]行者小屋602-612阿弥陀分岐-(文三郎道)-708稜線716-744赤岳816-836文三郎分岐-900中岳-911中岳のコル917-948阿弥陀岳1005-1015中央稜分岐-1036小ピーク(2630m)1041-1130不動清水入口1138-1219御小屋山-1319車道-1340美濃戸口

赤岳周辺で未踏破の文三郎道と、赤岳・阿弥陀岳間を歩くため八ヶ岳へ。車のラジオから、関東甲信が梅雨明けというニュース。それにしては雲が多い。美濃戸口に車をとめたのは、下山を御小屋尾根にとるため。駐車場には十分空きあり。今日は行者小屋までなので、歩きはじめは11時半。林道を1時間弱で美濃戸。虻が煩わしい。南沢沿いの登山道に入り、苔と針葉樹の中、沢沿いだけれど高巻きやだらだらとした登りが続く。

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(左)南沢沿いの道。(右)行者小屋から見た赤岳。

「美濃戸から行者小屋まで2時間」とする登山地図もあるけれど、私は足が遅いのかいつも2時間で歩けない。沢を左右に渡り返し、涸れ沢の中を歩き、針葉樹林帯を進めば行者小屋に到着。先刻から雷鳴が聞こえている。宿泊手続きを済ませ、しばらくすると雨が落ちてきた。平日のためか宿泊者は20名程度。スペースは十分、ゆっくり休むことができた。

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(左)階段が続く文三郎道。(右)シャクナゲ咲く文三郎道上部。

2日目の朝は晴れた。まずは文三郎道から赤岳へ。樹林帯の中、阿弥陀岳への道を右に分けた先は傾斜が強まり、金属製の階段が連続し森林限界を超える。一直線に階段が伸びるあたりは消耗するところ。階段がいったん途切れると小広場がある。周囲の山並を見回し、息を整える。朝日が照らす阿弥陀岳、眼下に行者小屋や赤岳鉱泉、その向こうに横岳から硫黄岳方面。道脇にシャクナゲやミヤマダイコンソウが咲いている。

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(左)キレット分岐から鎖のある岩場が続く。(右)赤岳山頂。富士山・南アを遠望。

その先も木の土留め状の階段が続くが、急な分、一気に高度を稼いで稜線に飛び出す。足元がザレた稜線を進めば、すぐにキレット方面への道を右に分け、左手の岩場に取付く。鎖が連続するが、難しいところはない。登山者は多くはないものの、登り下りで錯綜する箇所も。道端にリンドウが咲いている。竜頭峰の北側でキレットからの道を合わせ、梯子で岩場を登れば赤岳へ4回目の登頂。

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(左)赤岳から見た阿弥陀岳。(右)文三郎道分岐から横岳・硫黄岳方面を望む。

北八ツ方面は見渡せるが、北アルプスは霞んでいる。南は権現岳の向こうに南アルプス。富士山も雲の上に姿を見せている。少し休んでから、来た道を文三郎分岐まで戻る。そのまま直進して足元ガラガラの広い尾根を中岳との鞍部へ下る。目の前の阿弥陀岳は圧倒的な存在感。ハイマツ帯を登り、手狭な山頂の中岳へ。緩やかに下り、中岳のコルへ。

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(左)阿弥陀岳の登りから見た赤岳。(右)阿弥陀岳山頂。正面の赤岳は雲に隠れた。

阿弥陀岳へは、以前は簡単にここを登ったという記憶があったが、登山の記憶など曖昧なもの。梯子を登り、その先の鎖が張られた岩場がけっこう長くきつい。休みながら登る。振り返ると赤岳は雲の中に飲み込まれそうになっている。最後にハイマツの道をたどって阿弥陀岳山頂に立った頃には、赤岳山頂は雲に隠れてしまった。

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(左)摩利支天の岩場は梯子と鎖で越える。(右)花が咲く急坂をロープ頼りに下る。

阿弥陀岳からは西へ、御小屋尾根を下る。すぐの摩利支天の岩場を梯子と鎖で越え、中央稜への肩から右へ、ハイマツ帯の急下降。ロープがずっと設置されている。花々が彩る斜面だが、足場は悪い。前方の山麓方向は霧が覆いはじめている。2630m付近の小ピークでいったん傾斜は緩む。この先は灌木帯から樹林帯へ。大岩の左を巻くあたりはダケカンバの林相が美しい。

その先、針葉樹林帯の中、長い下りが続く。足元の岩が濡れていて滑る。緩やかな2296ピークを過ぎるとすぐに不動清水への分岐。ここからは傾斜も緩み、概ね歩きやすい道になる。苔もきれいな道は緩やかな上下で御小屋山へ。山頂標識から少し下に分岐。過去に舟山十字路へ歩いたことがあるけれど美濃戸口へははじめて。

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(左)御小屋山の下の美濃戸口・舟山十字路分岐。

出だしは苔が彩る急な下り。木の根の段差があるものの比較的歩きやすい。階段を下り左右に折り返した後は、尾根伝いに緩やかで幅広の道を下っていけば美濃戸口の別荘地の一角に出る。あとは道標に従って美濃戸口(八ヶ岳山荘)まで車道を歩く。梅雨明けで急に暑くなったのに身体がついていかないのだろうか、大汗をかかされた。

[参考]
美濃戸口(八ヶ岳山荘)駐車場 1,000円/2日間
行者小屋 1泊2食 10,000円


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2019年07月02日

八ヶ岳[舟山十字路から西岳](富士見町)

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西岳山頂から権現岳と編笠山を望む。

舟山十字路712-730広河原-813千枚岩-851右手巻道へ-916「西岳」案内板921-1023西岳1114-1154「西岳」案内板-1216巻道終わる-1226千枚岩1241-1324広河原-1345舟山十字路

梅雨前線の機嫌をうかがいながら、登る山を思案する。当初の予定は美濃戸から。しかし八ヶ岳山麓まで来てみると、編笠山と西岳のピークは見えているけれど、権現岳や赤岳方面は雲の中。そこで舟山十字路へ行先変更。かねての懸案でもあった舟山十字路から西岳への道をたどってみることにする。

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(左)舟山十字路。前方右手にP。西岳は右へ。(右)沢を渡りここで林道から右折。

舟山十字路には10台程度の駐車場が整備されている。広河原へと下る林道をたどる。阿弥陀聖水という水場を過ぎ、立場川キャンプ場への道を右に分けて進めば、前方の沢で林道は寸断されている。広河原沢と立場川本谷を、石を伝って渡る。その先、右手の「立場大橋に至る/旭小屋」を示す古い道標の背後から山道に入る。

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(左)山腹を右へ巻いていく。(右)第五配水池からの道と合流。

最初は倒木や崩れがちの箇所もあって歩きにくい。「立入禁止(富士見町国有林愛護会)」の標識とトラロープが道の左側に張られている。ほどなくトラロープも終わり、道もそれなりに整って山腹を右へと平坦に巻いていく。周囲は唐松林。巻き終わると第五配水池からの道を右から合わせる。案内板がある。さらに左の大岩を過ぎて左折し、岩の間を登って行く。

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(左)いったん作業道と合流(千枚岩)。(右)レンゲツツジ咲く道。

その先で作業道に出ると、「西岳/第五配水池/信玄隠岩」を示す道標がある。登山地図上で「千枚岩」というのはこのあたりか。しばらく作業道上を歩くと山道へと変わる。広い山腹に広がる唐松など樹林帯の道。だらだらとした登りは変化に乏しく退屈になる。蒸し暑くペースもあがらない。道が尾根の右側を巻く平坦路となると、やがて道沿いにレンゲツツジが咲き、右手木の間に山頂部も垣間見られ、少し元気が出てくる。

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(左)右手前方に山頂部が見える。(右)岩稜帯のやや左を急登。

尾根上に復した後は苔のついた岩の間を進み、岩稜帯の左を回り込むような急登となる。急登が一段落すると「西岳」を示す道標。しばらく尾根上の緩やかな道となり、広い尾根上には巨木が見られる。標高2180m位からは急な尾根の登り。いったん2250m付近で緩み、左手に稜線を見るものの、その先も木の根と岩の段差が大きい登り。

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(左)針葉樹の尾根を急登。(右)山頂直前で勾配が緩むと花が見られる。

空が少し広がり勾配が緩むと、道脇にキバナノコマノツメ・ウメバチソウ・コイワカガミ・ツガザクラなどの花が咲き、間もなく西岳山頂に到着。森林限界を持たない西岳だが、山頂からは目の前に編笠山が見える。左手の権現岳は雲から出たり入ったり。甲信国境の平地は見下ろせるけれど、その向こうの南アルプスは雲の中。ちょうど富士見側からひとり男性が登って来た。今日は青年小屋にテントを張るのだという。

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(左)西岳山頂。

下山は往路を戻った。山頂以外ではひとりの登山者にも会わなかった。道は歩きやすいとはいえないけれど、支障となる箇所はない。古い道標やマークも適度にあり、ヤブを漕ぐようなところもないが、ひたすら樹林帯の中を歩く。西岳からこの先、権現・キレット・赤岳・阿弥陀経由で舟山十字路にもどるのは充実した周回コース。私の脚では一泊を要すると思うけれど。
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2018年07月02日

八ヶ岳[赤岳~キレット~権現岳](茅野市/南牧村/山梨県北杜市)

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キレット小屋付近から見た阿弥陀岳・中岳・赤岳。

第1日[7月1日]茅野駅840=(バス)917美濃戸口918-1007美濃戸-(南沢)1228行者小屋1303-1418地蔵の頭-1422赤岳展望荘
第2日[7月2日]赤岳展望荘604-637赤岳647-818キレット小屋836-950旭岳-1031権現岳1050-1134三ツ頭-1202前三ツ頭1217-1305標高2000m標識1310-1413天女山駐車場1435=(タクシー)1445甲斐大泉温泉・パノラマの湯-甲斐大泉駅

八ヶ岳でも赤岳と権現岳の間、いわゆるキレットは歩いたことがなくて、宿題になっていた。予想より早く梅雨明けが告げられたので、好天を見込んで出かけた。赤岳から権現岳に向かう方が負担は少なそうだ。茅野駅からの美濃戸口行バスの乗客は私を含め3人だけ。美濃戸口から美濃戸まで1時間ほどの林道歩きが退屈だが、往復登山ではないのでバスを使った。美濃戸までの道は虫が多くて煩かった。

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(左)南沢からの道。行者小屋まであと少し。(右)行者小屋。後方は横岳。

美濃戸山荘前から右の南沢に沿う道へ。沢沿いの道という先入観があるけれど、針葉樹林の中、左右に渡り返しながら高巻きもあり勾配もある。傾斜が緩むと針葉樹林や水のない河原の中を歩き行者小屋へ。日曜日なので下山に向かう人たちで賑わっている。雲が多いが、赤岳・阿弥陀岳は山頂部を見せている。

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(左)地蔵尾根の登り。連続する鎖と梯子。(右)朝日に染まる赤岳と雲海の富士山。

行者小屋からは地蔵尾根を登る。針葉樹林帯の登りから、視界が開け大同心・小同心を見上げる。金属メッシュの石段や梯子が連続する岩場の急登が続く。岩縁を鎖も頼りに進み、地蔵の頭へ。稜線を南下し宿泊する赤岳天望荘へ。宿泊者は20人ほどでゆったり。入浴できたのが嬉しい。小屋の目前に赤岳とその左に富士、右に中央アルプスと阿弥陀岳、北アルプスの連なりが望めた。ウルップソウやコマクサが咲いていた。

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(左)赤岳への登りから見た横岳・硫黄岳・天狗岳・蓼科山。右下に赤岳天望荘・左下に行者小屋と赤岳鉱泉。(右)赤岳から見た阿弥陀岳と北アルプスの連なり。

2日目はまず赤岳に登る。ガレ場のジグザグから、ルンゼ状の岩場をクサリで登る。赤岳山頂からは大展望が望めた。天気は快晴。今日はここからが本番。岩場を連続する梯子・鎖で竜頭峰へ急下降。途中、右に阿弥陀岳への道を分岐し、ここからは人影が少なくなる。花も見ながら小ピークを右に巻けば、左に真教寺尾根が分岐する。その先も高度感のある岩頭を左右に鎖で巻き梯子を下る。左に大天狗・小天狗の尾根を分ける。

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(左)高度感ある岩場を鎖で巻き梯子で下る。前方に権現岳と南アルプス。(右)ルンゼ状の下り。下から来た道を見上げる。ペンキマークが頼り。

ザレ場となり足元に気を配り慎重に下る。岩棚のルンゼ状の斜面もあらわれ、我慢して気長に高度を下げていく。ハイマツ帯から樹林に入れば一安心。まだ営業開始前のキレット小屋前で休憩。ここからは登り返し。樹林帯の急登からやや左に曲がりツルネの緩やかな山頂へ。砂礫地にコマクサが咲き、眼前に旭岳がそそり立つ。石楠花が多い鞍部から旭岳への急登が続く。危険な箇所はこれまでより少ない。

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(左)旭岳巻道から見た権現岳への登り。(右)権現岳への長い61段の梯子。

旭岳は右下を巻く。その先、権現岳への登りには有名な61段の梯子があらわれる。やはり多少の緊張感はともなう。梯子につづき鎖場も登り切り、緩やかに右に進めば権現岳に到着。核心部を過ぎてほっとする。あとは天女山へと下るだけだが、暑くて消耗が激しく虻が煩くて気が滅入る。ハイマツとシャクナゲの道を緩やかに登り返し三ツ頭へ。針葉樹の尾根を下り砂礫地の前三ツ頭。霧が巻いて、少し涼しくなる。

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(左)権現岳から眼下に編笠山方面。(右)砂礫地の前三ツ頭。霧が巻いてきた。

左折して下ると、右手に笹原が広がる。「ここが一番きつい」の標識で左方向へ。長い下りの周囲はいつの間にか唐松林に。歩きやすい遊歩道のような道になり延々と続く。天の河原を過ぎ、天女山駐車場に下り着く。甲斐大泉駅まで歩く予定だったが、猛暑にうんざりしタクシーを呼ぶ。甲斐大泉駅前のパノラマの湯で汗を流し、小海線に乗って帰途についた。キレットを歩き切って満足。概ね天候に恵まれた2日間だった。

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(左)天女山への下りは長い。標高2000m付近で登り方向を振り返る。

[参考]
バス 茅野駅~美濃戸口 片道(8:40発は土日祝のみ) 930円
赤岳天望荘 大部屋1泊2食 9,000円
タクシー 天女山駐車場~甲斐大泉温泉パノラマの湯 2,250円
甲斐大泉温泉パノラマの湯 おとな1人 820円
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2018年06月14日

八ヶ岳[美濃戸から硫黄岳](茅野市/南牧村)

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硫黄岳から見た横岳・赤岳・中岳・権現岳・阿弥陀岳

美濃戸(赤岳山荘・駐車場)702-745堰堤広場-849赤岳鉱泉854-1020赤岩の頭1025-1045硫黄岳1118-1134赤岩の頭1140-1241赤岳鉱泉1249-1328堰堤広場-1400美濃戸

夏山シーズン前の足慣らしに美濃戸から硫黄岳へ日帰りピストン。赤岳鉱泉と赤岩の頭の間を歩いたことがなかったので、そこを埋める意味も兼ねて。梅雨の晴れ間。平日にも関わらず美濃戸の駐車場は6割ほど埋まっている。林道をたどって、堰堤広場から北沢に沿う道に入る。

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(左)北沢に沿って木道が設けられた箇所も。(右)赤岳鉱泉。

針葉樹やダケカンバの森林に出入りし、北沢に架かるいくつかの橋を渡り返し、沢に張り出した木道をたどりながら進む。北沢の渓流美を眺めながらの緩やかな道は楽しい。開けた場所から、前方に目をひくのは大同心の岩頭。そうしているうちに赤岳鉱泉に到着。建物の背後には横岳から赤岳にかけての稜線が連なっている。

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(左)尾根道が緩んだあたりにイワカガミ。(右)針葉樹の中の登りが続く。

道標に従い硫黄岳の道に入る。針葉樹林帯の中、石がゴロゴロした八ヶ岳らしい道。大同心沢を越え、その後も2つ沢を渡り、トラバース気味に左から巻くように登って尾根上にのれば、背後の木の間から阿弥陀岳がのぞく。その先でいったん尾根は緩み、イワカガミが樹陰を彩る。さらに続く尾根上のジグザグの登りは一定の斜度を保ち、意外と歩きにくさはない。

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(左)赤岩の頭から硫黄岳山頂部を見る。

右手への斜上トラバースが続くようになると、樹林は疎らになり木の間越しの景色が見えるようになる。正面には硫黄岳の山頂部が見えてくる。赤岩の頭に向けてジグザグに登るうちに周囲はハイマツ帯に。赤岩の頭にたどりつけば展望が開け、正面間近に硫黄岳の山頂部、その右に八ヶ岳の中核部の山々。

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(左)広い硫黄岳山頂。(右)硫黄岳から天狗岳・蓼科山方面。

ザレた斜面を登り最後は岩場を右側から巻けば、硫黄岳の山頂に到着。だだっ広い山頂なので、各方向を示すケルンが点々と置かれている。風はやや冷たく、少し雲があるものの展望が広がる。南には横岳・赤岳・阿弥陀岳が連なり、北には天狗岳や蓼科山。ここまで出会った登山者は20人ほど。硫黄岳山頂には誰もいなかったが、休んでいるうちに7~8人が通り過ぎて行った。下山は往路を戻った。

[参考]美濃戸駐車場(赤岳山荘) 1,000円
posted by 急行野沢 at 00:22| Comment(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

八ヶ岳[杣添尾根から赤岳](南牧村/茅野市/山梨県北杜市)

第1日[8月24日]池の口自然郷・横岳登山口駐車場712-742貯水池-907倒木-952倒木帯957-1105三叉峰(主稜線)1115-1152二十三夜峰1121-1235赤岳展望荘-1307赤岳-1400赤岳頂上山荘・泊
第2日[8月25日]赤岳頂上山荘710-738赤岳展望荘-833三叉峰848-938倒木帯943-倒木1015-1121貯水池1141-1202登山口駐車場

八ヶ岳主稜線へのルートの中でも、杣添尾根は一段と地味な存在だと思う。今回、数人の登山者にしか出会わなかった。単調な針葉樹林帯の登りに終始し、途中にこれといったポイントもない。ただ、横岳稜線に早く到達できるので利用価値はあるのでないか。天気予報は日本海側は悪かったが、八ヶ岳周辺はまずまず。しかし結局、2日間、悪天候の中を歩くこととなった。

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(左)登山口。前方右手に登山者用駐車場がある。(右)杣添尾根は苔むす針葉樹林帯の登りが続く。

南牧村の別荘地「海の口自然郷」の最奥部に登山口があり、近くに10台分の登山者用駐車場(無料)がある。先着は3台。最初は別荘地を30分ほど歩く。途中、林道に出て四阿のある貯水池から本格的な登山道に。すぐ沢を渡り、針葉樹の美林を見て急登が始まる。道が尾根の少し左下を行くようになると、一本調子の登りがやや緩む。標高2240mで道の真ん中に大きな倒木があり、その先も苔むす針葉樹林の緩急の登りが続く。

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(左)ダケカンバの木々。(右)ハイマツ帯に出るともうすぐ主稜線へ。

樹木になぜか温度計が掛けられた小広場を過ぎ、標高2530mでは左手一面の倒木帯。シャクナゲなど低木が多くなり、標高2570mからは尾根の右下を巻き気味に登る。根元から曲がったダケカンバの大木が目立つようになり、左上の尾根上に復せば、標高2730mほどで森林限界。周囲は霧に覆われ展望は叶わない。ハイマツ帯を登れば意外とあっけなく主稜線(三叉峰)に登りつく。

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(左)岩稜帯の岩陰に花も。(右)赤岳への登り。

ここからは横岳の岩稜帯の南半分をたどる。岩峰を登り降り、あるいは左右を巻いていく。梯子や鎖が随所に設置されている。岩場の陰をハクサンイチゲなどの花が彩る。西風が強く、二十三夜峰東側で小休止。赤岳展望荘を過ぎ、赤岳直下の急登にかかる。長い鎖場と急登の後、頂上山荘を過ぎて赤岳山頂へ。かなり長い時間、山頂で霧が晴れるのを待ったが展望が開けることはなかった。

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(左)赤岳頂上山荘から見た赤岳山頂。

赤岳頂上山荘に宿泊。宿泊者は20人ほど。翌朝は前日以上の荒天。からだが飛ばされそうな強風と横殴りの霧雨。2日目は権現岳から天女山・甲斐大泉に下るなど、別の方面を回ってから車を回収するプランだったが、しばらく待っても天候が好転する兆しはない。この天候で歩き回っても面白くなさそうなので、往路を下山した。

[参考] 赤岳頂上山荘 1泊2食 8,800円
posted by 急行野沢 at 23:34| Comment(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

八ヶ岳[舟山十字路・御小屋尾根から阿弥陀岳](原村/茅野市)

舟山十字路602-632林道終点-728御小屋山738-824不動清水830-942露岩(標高2625)-1022阿弥陀岳1112-1140露岩-1223不動清水1228-1307御小屋山1312-1353林道終点-1416舟山十字路

梅雨空のような天気が多く、晴天が続かない。天気予報を見て縦走登山計画を何回か繰り延べた。しかしぐずぐすしていても仕方ない。そこで、日帰りで御小屋尾根から阿弥陀岳を目指す。八ヶ岳美術館の北側交差点から東に入り、舗装道を道なりに進めば舟山十字路。ゲート前に10数台分の駐車スペースが用意されているが、先着は3台。ときどき日差しがあるが、雲が山並みの大方を覆っている。

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(左)舟山十字路。ゲート前に駐車スペースがある。(右)御小屋山山頂。手前に美濃戸への分岐と三角点がある。

ゲートから林道を歩く。周囲は唐松林。すぐの分岐で左に曲がり、あとは案内板に従えば30分ほどで林道終点。緩やかな道を進み、虎尾神社への尾根を右に見て左下をトラバース。その先は右手山腹に向けて、ときにジグザグに登る。直登や巻道が交錯するがどれを選んでも大差ない。だらだらとした登りが意外に長く感じられる頃、美濃戸への分岐があらわれ、その先に御小屋山の三角点と山名標。

御小屋山の前後はしっとりした苔と針葉樹の緩やかな道が続く。緩やかな小ピークを越えていったん下った後、針葉樹林の緩急の登りで不動清水への分岐へ。坂の途中に水場を示す案内板がある。ここまでは概ね歩きやすい道が続いたが、この先は足元がガラガラした急登の連続となる。林相の変化や右手の崩壊地などを見ながら、つらい登りを我慢する。

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(左)不動清水への分岐。この先急登。(右)森林限界を越えガレ場の登り。

標高2560付近で大岩を右手に巻くあたりから、樹林帯をぬけ視界が開けてくる。標高2625の露岩に立つと、目の前はハイマツ帯。斜面に咲く花(ミヤマダイコンソウ、オヤマリンドウ)に気を紛らせ、ガレ場をジグザグに登る。ロープも頼りに登れば、右手から中央稜ルートが合流し山頂稜線に躍り出る。目の前に岩峰が2つ。1つめは右を簡単に巻き、2つめはロープ・梯子・鎖を使って慎重に上を越える。

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(左)花を見ながらロープを頼りに登る。(右)山頂稜線に出ると岩峰が2つ。右奥が阿弥陀岳山頂。

その後は緩やかにハイマツの中を進んで阿弥陀岳の山頂に到着。標柱や石祠・石仏などで賑やかな山頂。霧が流れるのを待つと、その晴れ間に赤岳の姿は望めるものの、他の方向は雲に覆われて展望はない。こんな天気の平日なのに、夏休み中なので山頂には20人近い登山者がいた。ただ、御小屋尾根からの登山者はほんの数人。

下山は往路を戻った。北陸・東北が梅雨明けしたという。明日あたりからは天気が良くなるのかもしれない。

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(左)阿弥陀岳山頂から赤岳を望む。今日の天気ではこの程度の展望。
posted by 急行野沢 at 22:33| Comment(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする

2016年07月31日

八ヶ岳[権現岳~三ツ頭](富士見町/山梨県北杜市)

観音平駐車場624-709雲海-745押手川-900青年小屋910-1028権現岳1115-1157三ツ頭1202-1250木戸口-1413八ヶ岳横断道路-1453観音平

八ヶ岳のおもなピークのうち、登り残している権現岳への日帰りプラン。観音平の駐車場到着は朝6時過ぎ。まだ若干の空きはあった。

編笠山への道は低い笹の樹林帯を登る。ベンチのある雲海では右手の展望が開ける。緩やかな唐松林の道は、勾配を増して針葉樹林帯に入る。大岩があらわれ足元も岩がゴロゴロ。針葉樹林の中の押手川からは青年小屋への巻道を進む。穏やかな巻道と思ったのは最初だけで、断続的に岩の急登となる。木の間越しに富士山が眺められる。やや下った後は、左に折れて溝状の登りで青年小屋へ。

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(左)編笠山を望む青年小屋。(右)のろし場から望むギボシと権現岳山頂。

権現岳への登りはまずは樹林の中を進み、岩場の急登でのろし場へ。前方に権現岳・ギボシの姿、左手に阿弥陀岳を望む。西ギボシへの岩場の登りは急勾配。さらに右へ鎖場でトラバース。その先の斜面は一面の花畑。東ギボシは鎖場で右を大きく巻いていく。ヤセ尾根を渡るようにして権現小屋の前に出て、わずかに登れば権現岳の下に出る。狭い岩の上が山頂で長居はできない。少し南に降りた広い場所で休憩する。

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(左)ギボシへの岩場の登り。(右)権現岳の山頂は狭い岩場。剣が差してある。

山頂右手に赤岳が見える。いままで歩いてきた尾根とこれから下る三ツ頭方面。その向こうに甲斐駒など南アルプスとその左に富士山が浮かぶ。さらに左には奥秩父の山並み。岩場の急降下からわずかに登り返して三ツ頭。ここも展望がよい。振り返ると赤岳・権現・ギボシなどのピークが並ぶ。

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(左)権現岳山頂南側から眼下に三ツ頭。遠く富士山、南アルプスが霞む。(右)三ツ頭で振り返ると右に赤岳、左に権現岳。

三ツ頭からの下山路は最初、急なくだりだが、その後は概ね歩きやすい道が続く。途中、カンバ類の枯れ木が目立つ尾根上からは展望が開け、その先に木戸口公園の標識。薄暗い樹林帯から、足元に笹の茂る唐松の林、広葉樹林の中をおだやかに下る。右に「飲用不可」と標識がある延命水を見送れば、10分余りで八ヶ岳横断歩道に降り立つ。ここからは山麓を巻く道をたどって観音平へ戻る。水平路だと思っていたが最後に登りがあったのには参った。

天候に恵まれて、山頂部からの展望はまずまず。数多くの花を見こともできた。ギボシの岩場も鎖が設けられ緊張を強いるほどではなかった。日帰りとしては充実した山行となった。キレット経由赤岳への稜線は次回の宿題に。

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(左)下山途中の木戸口公園。周囲は苑地風な雰囲気も。
posted by 急行野沢 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする

2016年07月01日

八ヶ岳[南沢から阿弥陀岳](茅野市/原村)

美濃戸(赤岳山荘・駐車場)735-(南沢)-933行者小屋944-1041中岳のコル1050-1118阿弥陀岳1157-1216中岳のコル1226-1309行者小屋1315-1345赤岳鉱泉1357-(北沢)-1453堰堤広場1457-1533美濃戸

八ヶ岳のおもなピークの中で登ってないのは阿弥陀岳と権現岳。というわけで、梅雨の晴れ間を狙って阿弥陀岳に登りに出かける。赤岳のついでに登られることが多いと思うが、今回は阿弥陀岳だけを目的地とする。

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(左)行者小屋から見た中岳[左]と阿弥陀岳[右]。 (右)行者小屋。背後は大同心・小同心と硫黄岳。

美濃戸口から未舗装路を走り、美濃戸の赤岳山荘の駐車場まで車を入れる(駐車料金1,000円)。平日なので駐車場には十分な余裕があった。歩きはじめてすぐの美濃戸山荘前から、右手の南沢沿いの道に入る。針葉樹林の中、足元は石がゴロゴロした八ヶ岳らしい道。沢沿いに進んでは少し登って、再び沢沿いに進む繰り返し。途中、大岩のある場所がほぼ中間点。沢の源頭を横切るように左に長いトラバースがあり、その先涸れ沢と樹林帯が交互にあらわれ、行者小屋にたどり着く。

小屋からは赤岳を中心に右に中岳・阿弥陀岳、左に横岳・硫黄岳などが眺められる。中岳のコルに向かって登っていく。針葉樹林の中をしばらく登った後、沢の源頭部に至り大きな斜上トラバースを繰り返す。展望が開け、八ヶ岳の各ピークが見渡せる。崩壊地の際をロープに頼って急登して回り込めば、すぐに中岳のコル。目の前に阿弥陀岳の岩稜がそそり立つ。

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(左)梯子・鎖もある阿弥陀岳への岩稜。中岳のコルから見上げる。(右)阿弥陀岳山頂から見た赤岳。

阿弥陀岳への道は梯子が1箇所、鎖が数箇所。手足を使って岩場を登っていく。振り向くと赤岳の姿が美しい。それを理由に休みながら登る。最後はハイマツがあらわれて阿弥陀岳山頂に飛び出す。多くの石仏などが立つ小広場の山頂からは360度の展望。主役はやはり赤岳。権現岳の左に富士山、右に甲斐駒が浮かぶ。横岳から硫黄岳・天狗岳・蓼科山へと見渡せる。ただ、それ以上遠くの山並みは雲に隠れている。山頂の登山者は5人程度。遠目に赤岳山頂には多くの登山者の姿が見える。

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(左)阿弥陀岳山頂からの権現岳。左に富士山が見える。(右)赤岳鉱泉。横岳から赤岳への稜線が屏風のよう。

時間的にこれから赤岳まで足をのばすのは厳しいけれど、このままでは少々あっけない。往路を行者小屋まで戻り、赤岳鉱泉経由、北沢をたどって美濃戸に戻った。赤岳鉱泉までは行者小屋から針葉樹林帯の中の道を30分ほど。北沢沿いの道は、沢に沿って橋や木道が整備され、沢の流れが美しく感じられた。堰堤広場からは淡々と林道をたどって美濃戸に戻った。

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(左)北沢沿いの道。
posted by 急行野沢 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする