登山口950-1016二合目-1034フクロウ岩(四合目)1041-1123七合目1128-1209小秀山山頂1256-1325七合目1330-1404フクロウ岩1409-1426二合目-1445登山口
(左)小秀山への王滝側登山口。林道沿いには「小秀山」という表記がない。(右)展望が開け少し傾斜が緩むとヒノキの高木がある二合目。
二百名山、そして信州百名山にも名を連ねる小秀山は、以前は岐阜県側からの登山道しかなかったが、少し前に長野県王滝側からの登山道が開かれた。長野県民としては、ぜひそちらから登りたいと以前から考えていたが、その機会がやってきた。
国道19号の元橋交差点から旧三岳村、そして王滝村の中心部を経て県道486を西へ、滝越集落の水公園で左折して白川林道を南下。道は舗装され普通車でも問題ない。国道19号からは1時間弱の所要時間。岐阜県境の白巣峠の900mほど手前が登山口となるが、登山口にわかりやすい案内板がなくてつい通り過ぎてしまった。王滝側からだと左手に5台ほどの駐車スペースがあり、右手にはっきりした道があるのがわかるが、「小秀山」と書かれた案内は少し登山道に入った場所にある。
(左)フクロウ岩(四合目)。(右)五合目付近から見上げた七合目付近。急登が続く。前方の小ピークのように見える七合目からは針葉樹林帯の中に入る。
登山道はヒノキ幼樹の植林帯の急登から始まる。道ははっきりしているが、ややヤブがかったところも一部に見られた。一合目ごとに案内があって目安になるが、案内掲示はラミネート加工だけなのでいつまでもつかわからない。少し傾斜が緩むと展望が開け、高い一本ヒノキの立つ二合目。二合目先の小ピークを越えていったんくだると、前方にこれから進む山並みが霧の中に見え隠れする。ヒノキの樹林帯を歩いた先の、フクロウ岩と呼ばれる巨岩が四合目。その先はすこしずつ傾斜が増し、笹原の中、低木が点在する開けた山腹を急登する。時折、小雨が落ちてくるような天気である。
急登が一段落した七合目からは、亜高山的な針葉樹林帯の中を行くようになる。八合目から九合目にかけてはうす暗い樹林帯の中、巨岩が点在している。九合目から右手にトラバース気味に進んだあと、左手に登れば小秀山の山頂に飛び出す。周囲は深い霧に覆われて展望は皆無。晴天の時に見える御嶽山の写真などが掲示されている。すぐ先には真新しく綺麗な避難小屋があって、バイオトイレも完備されていた。下山は往路を下った。
(左)八合目付近から樹林帯に巨岩が点在する風景に。(右)小秀山山頂。今日は展望皆無、晴れていれば素晴らしい展望らしい。左奥に避難小屋がある。
2015年09月13日
2015年04月26日
上松風越山(上松町)
林道吉野東野線登山口957-(Aコース)-1053カヤト境-1106カヤトの丘-1114風越の頭-1130風越山山頂-1137展望台1141-1148山頂-1200風越の頭-1205カヤトの丘1250-(Bコース)-1340登山口
(左)案内板のある登山口。(右)急登が一段落すると「カヤト境」。ここからカヤトの登りになる。
中間部にカヤトの原が広がると知って、気にかかっていた山。木曽路を南下して寝覚ノ床の少し南から東側に曲がり、滑川に沿う道から橋を渡り吉野集落に入る。舗装された林道吉野東野線を進めば、案内板と車4台ほどのスペースがある登山口へ。
登山口からすぐにA・Bコースの分岐。右にBコースを見送り、直登のAコースを選ぶ。覚悟していたが、急登が続く。赤松と雑木類が混在した登り。しっかり尾根に乗った感じになると、勾配がやや緩んで「カヤト境」という標識の箇所へ。ここからカヤトの中の登りがはじまって気が晴れてくる。振り返れば眼下に木曽川、遠く乗鞍・御嶽。ブルーシートで覆われた木材が積まれている「カヤトの丘」に至って、右手前方に風越山の山頂が見えた。
(左)「カヤトの丘」から風越山山頂方向。(右)「カヤトの丘」から遠く御嶽山と眼下に木曽川。
カヤトの風景も「風越の頭」までで、その先は樹林帯に入る。道沿いにコバイケイソウの群落が続く。鬱蒼とした針葉樹林は中央アルプス前衛としての亜高山の雰囲気も感じさせる。風越山の山頂は道の真ん中に三角点と山名標があるだけのところ。その先、7~8分ほどで展望台に到着する。思ったほどの展望が開けているわけではなかったが、東側の切り開きから木曽駒ケ岳、宝剣岳、三ノ沢岳などが望めた。
(左)山頂らしくない風越山山頂。(右)山頂の先の展望台から。右は三ノ沢岳。中央奥が宝剣岳、木曽駒ケ岳。
「カヤトの丘」まで戻って、カヤトの中で展望を楽しみながら昼食。下山はBコースをとる。カヤトの丘の直下を左に入り、最初はカヤトの中、やがてカンバ類の多い尾根を下っていく。道はジグザグにつけられた箇所もあり、Aコースよりは歩きやすい気がする。御嶽方面の展望が開けるところが数か所。右に折れてあとはひたすら山腹をトラバースして下り、登山口にたどり着いた。最初の急登はたいへんだが、明るく開けたカヤト、樹林帯の雰囲気、御嶽や木曽駒の展望といくつもの楽しみを備えた山だった。
(左)案内板のある登山口。(右)急登が一段落すると「カヤト境」。ここからカヤトの登りになる。
中間部にカヤトの原が広がると知って、気にかかっていた山。木曽路を南下して寝覚ノ床の少し南から東側に曲がり、滑川に沿う道から橋を渡り吉野集落に入る。舗装された林道吉野東野線を進めば、案内板と車4台ほどのスペースがある登山口へ。
登山口からすぐにA・Bコースの分岐。右にBコースを見送り、直登のAコースを選ぶ。覚悟していたが、急登が続く。赤松と雑木類が混在した登り。しっかり尾根に乗った感じになると、勾配がやや緩んで「カヤト境」という標識の箇所へ。ここからカヤトの中の登りがはじまって気が晴れてくる。振り返れば眼下に木曽川、遠く乗鞍・御嶽。ブルーシートで覆われた木材が積まれている「カヤトの丘」に至って、右手前方に風越山の山頂が見えた。
(左)「カヤトの丘」から風越山山頂方向。(右)「カヤトの丘」から遠く御嶽山と眼下に木曽川。
カヤトの風景も「風越の頭」までで、その先は樹林帯に入る。道沿いにコバイケイソウの群落が続く。鬱蒼とした針葉樹林は中央アルプス前衛としての亜高山の雰囲気も感じさせる。風越山の山頂は道の真ん中に三角点と山名標があるだけのところ。その先、7~8分ほどで展望台に到着する。思ったほどの展望が開けているわけではなかったが、東側の切り開きから木曽駒ケ岳、宝剣岳、三ノ沢岳などが望めた。
(左)山頂らしくない風越山山頂。(右)山頂の先の展望台から。右は三ノ沢岳。中央奥が宝剣岳、木曽駒ケ岳。
「カヤトの丘」まで戻って、カヤトの中で展望を楽しみながら昼食。下山はBコースをとる。カヤトの丘の直下を左に入り、最初はカヤトの中、やがてカンバ類の多い尾根を下っていく。道はジグザグにつけられた箇所もあり、Aコースよりは歩きやすい気がする。御嶽方面の展望が開けるところが数か所。右に折れてあとはひたすら山腹をトラバースして下り、登山口にたどり着いた。最初の急登はたいへんだが、明るく開けたカヤト、樹林帯の雰囲気、御嶽や木曽駒の展望といくつもの楽しみを備えた山だった。