小川村・李平(すももだいら)1015-1105主稜線-1110蕎麦粒山山頂1145-1235李平
道形もあまりはっきりしないヤブ山にはやや季節は下りすぎているかもしれないが、今日は曇天で気温はやや低めなのが救い。長野から鬼無里を経て白馬を結ぶ国道406号線は急カーブと急坂が続くが、白馬村に出る前に一瞬、小川村の一角をよぎっているという認識がなかった。ちなみにこの山の山頂は小川村・大町市の境界上にある。鬼無里を過ぎ、「小川村」の標識を見てすぐ左に入る林道へ。切通し状の峠に至れば、そこは廃村となった李平集落への入口。細道を下れば数戸の廃屋がある。
(左)李平の廃村 (右)四等三角点しかない山頂
標識の類は一切ない山なので、とりつきが分かりにくいが、最初の家屋の横から右に進み、畑地に至る直前で左の山腹を水平に進む踏み跡に入る。やがて崩壊地に行きあたるが、そのまま斜面を5mほどもよじ登れば、杉林の中によい道が続いている。この先、道は稜上にしっかり続き、迷うところはない。周囲は杉林からカラマツや新緑が美しい雑木となっていく。小さなピークを3つ4つ越えていくが、上り下りはけっこう厳しい。
最後は山腹をトラバースするようになるが、そのあたりの道形が崩れていてわかりにくい。しかし、水平に斜面をたどっていけば主稜線の鞍部に到達する。ここから右へ、やや笹薮がうるさい稜上の急登をこなせば四等三角点だけが静かにたたずむ山頂に到着。細長く狭い山頂は木々に囲まれて展望ははかばかしくない。木の間越しに残雪の北アルプスがかすかに見える程度の新緑に囲まれた山頂。下山は往路を戻る。
2009年05月30日
2009年05月09日
地附山(長野市)
霊山寺955-1010物見岩-1025大峰山分岐-1035地附山山頂(一帯散策)1125-1150霊山寺
ずっと膝の調子が思わしくなくて自重していたが、少し良くなったので、軽い足慣らしとして久しぶりに長野市の裏山に出かけてみた。霊山寺の境内上部から山道にはいる。岩井堂観世音の大岩を回り込むように登っていけば物見岩。岩の傍らに立つと、眼下に善光寺や長野市街が見渡せる。御開帳の善光寺はさぞかし大混雑だろう。しばらく進めば、大峰山と地附山の鞍部のややなだらかな地形、アカマツと雑木の新緑が美しい。
(左)物見岩から見おろす長野市街 (右)地附山と大峰山の鞍部付近
右に標識のない道が分岐しているが、これを進みすぐに右に直角に折れて、しばしの登りとなる。登りが緩むと目の前に錆びついた地附山スキー場のロープトウの残骸があらわれ、すぐに山頂広場に。
この山頂広場にかつては雲上殿(善光寺裏手)からロープウェイが通じ、動物園などの施設があって、子どもの頃に何回も遊びに来た記憶がある。ロープウェイの山頂駅の痕跡も残っている。その後、ロープウェイや一帯の施設は廃止され、1985年には大規模な地すべりが発生し、地附山の山頂一帯はあまり人の訪れない場所になってしまったようだ。岐路は往路を戻った。
(左)山頂広場 (右)ロープウェイ山頂駅の痕跡
ずっと膝の調子が思わしくなくて自重していたが、少し良くなったので、軽い足慣らしとして久しぶりに長野市の裏山に出かけてみた。霊山寺の境内上部から山道にはいる。岩井堂観世音の大岩を回り込むように登っていけば物見岩。岩の傍らに立つと、眼下に善光寺や長野市街が見渡せる。御開帳の善光寺はさぞかし大混雑だろう。しばらく進めば、大峰山と地附山の鞍部のややなだらかな地形、アカマツと雑木の新緑が美しい。
(左)物見岩から見おろす長野市街 (右)地附山と大峰山の鞍部付近
右に標識のない道が分岐しているが、これを進みすぐに右に直角に折れて、しばしの登りとなる。登りが緩むと目の前に錆びついた地附山スキー場のロープトウの残骸があらわれ、すぐに山頂広場に。
この山頂広場にかつては雲上殿(善光寺裏手)からロープウェイが通じ、動物園などの施設があって、子どもの頃に何回も遊びに来た記憶がある。ロープウェイの山頂駅の痕跡も残っている。その後、ロープウェイや一帯の施設は廃止され、1985年には大規模な地すべりが発生し、地附山の山頂一帯はあまり人の訪れない場所になってしまったようだ。岐路は往路を戻った。
(左)山頂広場 (右)ロープウェイ山頂駅の痕跡
2008年12月20日
茶臼山(長野市)
にごり池・駐車場所1020-1050一本松峠1055-1120茶臼山1125-1135四阿-1150展望台1220-1235一本松峠-1250駐車場所
今年は暖かい日が続き、近場のスキー場にはほとんど雪がないので、里山歩きに出かける。茶臼山といえば、長野市民にとって恐竜公園と動植物園のある山として知られている。国道19号の村山から標高を上げて夜交の集落へ。山裾近くにある少し大きめのため池にごり池の縁に駐車。
簡易舗装の車道を進めば、遠く後立山連峰の雪景色が美しい。イノシシ牧場の左脇を抜けて、足元にクマザサと雑木にアカマツの混ざる道を登れば一本松峠。右に進む道は稜線の右下につけられ、葉を落とした雑木林の中、アップダウンの少ない道が続いている。落葉を踏みながら、木の間越しに北アルプスを見ながら歩くのは楽しい。
山頂への標識に沿って左にゆるやかに上れば、杉林に囲まれた山頂。展望はない。山頂分岐から少し一本松峠方向に進んだ所に「展望台」を示す標識。それに従って西に進めば、正面に北アルプスを見る絶好の展望台。左から蓮華・爺ヶ岳・鹿島槍・五竜・唐松・白馬三山、その右にスカイラインを区切るのは虫倉山。
今年は暖かい日が続き、近場のスキー場にはほとんど雪がないので、里山歩きに出かける。茶臼山といえば、長野市民にとって恐竜公園と動植物園のある山として知られている。国道19号の村山から標高を上げて夜交の集落へ。山裾近くにある少し大きめのため池にごり池の縁に駐車。
簡易舗装の車道を進めば、遠く後立山連峰の雪景色が美しい。イノシシ牧場の左脇を抜けて、足元にクマザサと雑木にアカマツの混ざる道を登れば一本松峠。右に進む道は稜線の右下につけられ、葉を落とした雑木林の中、アップダウンの少ない道が続いている。落葉を踏みながら、木の間越しに北アルプスを見ながら歩くのは楽しい。
山頂への標識に沿って左にゆるやかに上れば、杉林に囲まれた山頂。展望はない。山頂分岐から少し一本松峠方向に進んだ所に「展望台」を示す標識。それに従って西に進めば、正面に北アルプスを見る絶好の展望台。左から蓮華・爺ヶ岳・鹿島槍・五竜・唐松・白馬三山、その右にスカイラインを区切るのは虫倉山。
ラベル:登山
2008年12月06日
高雄山(長野市)
かたくり群生地奥の林道脇(駐車場所)1239-1252林道終点-1305尾根-1315高雄山1330-1338稜線を離れる-1350駐車場所
長野市南西部の奥地にあり、手軽に登れそうな高雄山へ。この季節には関係ないが、かたくり群生地としての売出し中。その林道の奥まで車で入り、周回コースの下山地点と思われる沢沿いに駐車。そこから、林道をさらに歩くと、杉林の中の登山道になる。尾根上に出て左折し、ゆるやかなアカマツの尾根を登っていくと、ほどななく山頂に到着。里山らしい小広い苑地を期待したが、道の真ん中に三角点があり、脇に木製のベンチが置かれただけの場所。樹木に囲まれて展望は皆無。
下山はそのまま東に進み、左に折れ北尾根をくだる。階段状の急な下りが一段落すると杉林の穏やかな尾根道。さらに左に階段状の道をくだる。最後は沢に沿った雰囲気のよい道を辿れば、あっけなく駐車場所に到着。
長野市南西部の奥地にあり、手軽に登れそうな高雄山へ。この季節には関係ないが、かたくり群生地としての売出し中。その林道の奥まで車で入り、周回コースの下山地点と思われる沢沿いに駐車。そこから、林道をさらに歩くと、杉林の中の登山道になる。尾根上に出て左折し、ゆるやかなアカマツの尾根を登っていくと、ほどななく山頂に到着。里山らしい小広い苑地を期待したが、道の真ん中に三角点があり、脇に木製のベンチが置かれただけの場所。樹木に囲まれて展望は皆無。
下山はそのまま東に進み、左に折れ北尾根をくだる。階段状の急な下りが一段落すると杉林の穏やかな尾根道。さらに左に階段状の道をくだる。最後は沢に沿った雰囲気のよい道を辿れば、あっけなく駐車場所に到着。
ラベル:登山